僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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誰得2
前回までの誰得。

・バツ1 子有 39歳 オヤジ (飲食店店長)
・既婚 妻妊娠中 23歳 ノッポ (飲食店店員)
・独身 ゲイカポ 23歳 チビ (バーテンダー)
・独身 ゲイカポ 23歳 イケメン (ホスト)

 VS

・既婚 子有 35歳 茶髪 (主婦)
・既婚 子無 34歳 眼鏡 (主婦)
・バツ1 子有 35歳 厚化粧 (飲食店経営)
・バツ2 子有 32歳 金髪 (飲食店店員)

というかなり意味不明な合戦が幕を開けた。
果たしてこの戦いに勝者は生まれるのか?
一体誰がどうなれば勝利になるのか?
1組混じった謎のカップルの存在意義とは?

因みに男性陣のチーム23は全員
「独身、彼女無」という偽ステータスの
上書き義務が課せられている。

少し遅れて行った僕らが到着した頃には
もう全員半分ぐらいは出来上がっていた。
特に女性陣の盛り上がりたるや元気元気。
そんなに日々の生活に疲れてるの?
ちょっと心配になるくらいのはっちゃけっぷり。

この時既に女性陣のノリからほんのりと
嫌な予感はしていたが、この後の展開は
誰も予想出来ていなかった。

最初のルックス第一印象では
やっぱりサトルのダントツ人気で。
女性陣こぞってサトルに携帯を向け
やれ番号教えてだの写メ撮らせてだの。

しかしサトルは全てやんわり躱した。
こういう時の流し方、本当に上手いなぁ~
この面子だと客にする気にもならねぇか。
ていうかサトルに限れば殆ど僕に騙されて
無理矢理連れて来られたようなもんだし。

どうやらタクちゃんところの店長さん、
バツ2子有の金髪さんがお気に入り?
ずっと隣をキープしつつ腰に手を回し熱唱。
確かにこの中では一番まともというか、
普通っぽい感じではある。

バツ1子有の厚化粧さん、さらりと流す
サトルに負けじと徹底的に食い下がり、
僕とサトルの間に割り込みサトルの隣をゲット。
僕の見立てではこの中で最も
押しと性格がキツそうな人。さとぴご愁傷様。

タクちゃんの隣には既婚子無の眼鏡さん。
「角野卓〇じゃねぇよ!」と言って欲しくなる
黒髪眼鏡のポチャ系。胸が開いた服で
懸命に巨乳をアピールするも
それ以上にぶっとい二の腕が邪魔をする。

というわけで僕の隣が既婚子有の茶髪さん。
なんつーか、どっから見ても元ヤンキー。
ていうか豹柄シャツにゼブラショートパンツに
蛇柄ブーツて。この季節(初夏)でブーツて。
絶対僕より足臭いよねこの人。

お洒落初級者の僕でも色々と突っ込みたいぞ。
サトルに至っては後日大笑いしてたもんな、
「1人動物園!1人サバンナ!」とか
「豹と蛇に挟まれたゼブラが不憫」とか。
確実に食われちゃうね、ゼブラ。

そして宴も酣、僕はトイレに立ち一時退室。
早く終わらないかな~と用を足していた時に
突然トイレの扉が開いた。
扉から入ってきたのはヤンキーサバンナさん。
そりゃもう当たり前のように入ってきた。

「えっ?ここ男子トイレじゃないの?」

焦って周囲を注意深く観察すれば
男子用小便器が2つに個室が1つ。
男女兼用ならこの広さで個室1つは
無いよね?

正解は勿論男子トイレ。このカラオケ屋は
僕らの部屋がある階に女子トイレ、
その下の階に男子トイレと分かれていて
どうやっても間違えようが無いはずなのだが。

「ねぇ、舐めてあげよっか。」
「はぁっ?!」

え、何?この人酔ってんの?酔ってるか。
いやいや、正気か?舐めるって何だよ、
って考えなくてもわかりますけど
いきなり何言ってんの?マジなの?

一瞬、「エロ漫画の読み過ぎだろ俺」
と何事も無かったように己を窘めたが
どうやら幻覚、幻聴ではないらしい。

ゆっくりと、しかし確実に一歩一歩
距離を詰めてくるサバンナさん。
え、え?ちょっと待ってマジデスカ?
僕ロックオンされてますか?

「ねぇねぇ、舐めてあげる~」
「いいです大丈夫です。」

内心超ビビッてんのに断る口調が
すげぇクールな自分にビックリですよ。
だから二重人格とか言われてしまうのかな。

しかしサバンナさん、隙をついて
股間のファスナーに手をかざす。
いやいやいや、ちょっと待てって。
かざされた手を光の速さで取り押さえ
地味な手と手の攻防戦が繰り広げられる。

やっぱそっちか!
エロ漫画の読み過ぎじゃなかったか!
てゆかこの人、人妻でしょ?
旦那も子供もいるんでしょ?
今僕が理性を失ったら色々とアウトだ。

「一体何なんですか?」
「こんなのいつもやってるし~
 いつもこんな感じだし~」

世も末だな。
どうやら今回の女性陣にとっては
合コン=肉食獣の狩猟という位置付けらしい。
獲物は若い草食男子ってか。
僕、草食じゃないけど。

「とにかくいいですから、今いらないですから。」
「マジでぇ?ノリ悪っ!」

言うに事欠いて「ノリ悪い」ってオイ。
なんだよ、なんで俺が悪いみたいになっちゃうんだよ。
常識的に考えたら俺の方がまともだろ。
しかし手と手の攻防戦は止まらない。

こんなとこでモタモタしてたらそのうち誰か
人来ちゃったりして、そしたら最悪だ。
男子トイレに女がいるってだけでもおかしいのに
僕は今壁際に追い詰められてしまってる。
この光景、他にどう言い訳出来るの?

あんまり知らない人だし突き飛ばしたりしても
いいものかどうかよくわかんないしなぁ、
オタオタしてたらファスナー全開に下げられちゃったし。
必死でパンツのゴムを上に引っ張って阻止。
ちょ、横から出そうとしないでぇええ!

「やめて!やめて!マジやめて!」

ずっと小声で拒否してたつもりが
この時だけは必死さが全面に出て
ちょっと声が大きくなってしまった。
カラオケ店だから誰にも聞こえてないと思うけど。

「ちっ、マジ使えねぇ~」

僕をすげぇ睨んだ後、この台詞を吐き捨てて
立ち去ったサバンナさん。
助かった~と安堵の息を漏らした直後に
なんで俺が悪いみたいに言われなアカンの?と
行き場の無い怒りが沸々と込み上げた。

えっと、この後どうしよう?

テーマ:出会い - ジャンル:恋愛

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