僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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事故
これはいわゆる事故なんです。

両刀を公言している当店の男性客、
黒色さん(仮名)30代独身。
仮名の由来は今の僕の思いつき。

ルックスは日本人そのものだけど
外国暮らしが長かったせいなのか(本人談)
感覚も考え方もセンスも少しずつ
どこか日本人離れしてるような人。

ある意味浮世離れしてるとも言える、
ちょっと不思議ちゃん?な雰囲気もある。
そこそこ長い付き合であるマスタ曰く、
「彼を理解するには100年かかる」らしい。

基本的には人畜無害な人だが
何故か異常なまでにモテる。
因みに男女問わず。しかも理解出来る。
見た目は本当に普通っぽいんだけど
なんだろう、あの垂れ流しのフェロモン。

そういう意味では僕の現恋人である
さとっぴぃに近い匂いを感じる。
ほんと簡単に一言で言っちゃえば
「(雰囲気的に)すぐやれそうな人」とも言える。

黒色さんはイベントにもよく参加してくれるので
僕もマスタもマリさんもメアドを交換してあった。
そしてある日突然、黒色さんからプライベートで
メールを貰うようになった。本当に突然だった。

聞けば元々メールが好きな人らしい。
他の常連客とも沢山メアド交換してたり
マリさんのとこにもメールが来ると聞いて
僕も細かいことは考えずにメル友に。

メールの内容もほぼ日常的なことばかりで
絵文字や顔文字も適度に散りばめられてる。
頻度としては週に何回か、て感じ。
その週によってもまちまち。

ここまでが前提。

ある日、黒色さんからプライベートで食事に誘われた。
前からずっと「飲み行きましょう」とは言ってたが
社会人の口約束はその場で終わることも多々ある。
ていうかそんなの日常茶飯事?最早挨拶レベル。

ところが黒色さんはそこんとこガチらしい。
近くに新しく出来たお店があるから
一緒に行ってみないか?という誘いで
僕も話に聞いていて興味があったので即OK。
因みにごく普通の、酒も出る飲食店。

それをきっかけに何度か2人で出掛けるように。
美味しいラーメン屋があるからと
黒色さんの車に乗せてもらったり
新しいスポットが近場に出来たと聞いては
ちょっと覗いてみましょうか、と話したりとか。

歳は10程離れてるけどまるで友達。
僕は一応敬語を使うしあちらも何かと
気を遣ってはくれていたけど
支払いは完全割り勘で、会話も世間話が中心。

そんな関係からある日、僕が珍しく飲み過ぎて
ぐでんぐでんに酔い潰れてしまった日があった。
因みにこれは僕にしてはかなり珍しいこと。

でも記憶も意識もそれなりに残っていた。
泥酔中に意識が朦朧としていたことや
正確な判断が出来なくなっていたことまで
しっかり憶えていたくらいには。

いくら後で憶えていても
その時にちゃんと正しい判断が出来なければ
何の意味も無いんですけども。
結論から言って、これが事故の元凶。

僕は夢を見ていた。内容もとてもよく憶えてる。
ディカプリ〇主演映画、ザ・ビーチのような
この世の楽園のような美しい南国の海で
ふわりふわりと漂っている夢。

でもただ美しいだけじゃない。
浮いた僕の周囲を無害な小魚達が遊び
そのうちの何匹かが股の間を突く遊びを始め
最終的にウツボか海蛇みたいなヤツに
ぱっくり咥えられてイヤンな感じの海の夢。

気が付いた時、僕はリアルに
「見知らぬ天井」を見た。
自宅の寝室じゃないな、とすぐに気付いた。
同時に夢の続きを匂わす感覚にも気付いた。

仰向けに寝る自分の下半身に視線を送れば
「あぁやっぱり」と心の中で呟いた光景。
黒色さんの見慣れた顔が、
何故僕の股間の位置にあるのかと。

こういう時、人って意外に驚かないもんだな。
一応驚いてはいるんだけど、妙に冷静だった。
寝起きでも大体の状況は把握出来ていて
至って普通のテンションで訊いていた。

「何してんすか?」
「うん。」

黒色さん、それ返事になってませんよー
しかも返事しながらもごもごって
口を離す気は無いんですか?無いんですね。
しかし僕もまだまだ冷静。
相手はお客さんだという意識が強く残る。

「ダメですよー、勝手にそういうことしたら。」
「でも嫌いじゃないでしょ~?」←深く咥え込む。

「嫌いじゃないけどダメですよ。」
「えぇ~」←先舐&手扱のコンボ。

「ダメです~」
「ケチ~」←また深く咥え込んでずぼずぼ。

会話そのものはまったりおっとりだが
やってることは紛れも無い性行為。
てか俺がやったら浮気じゃん!ヤバイじゃん!
黒色さん、そろそろマジでやめてくんないかな。

きっと寝起きだったのが良かったんだろう、
いつものように深く考え込むこともなく
どこかから勢いをつけて「はい、もうおしまい~」

さっさとズボンとパンツを一気に上げて
下半身をお片付け。
多少のベタベタはこの際気にしない。

それから頭をボリボリ掻いて眠い目を擦って
ベッドから起き上がってヨレヨレになった服を
気持ち整えて、軽やかに部屋を出た。

部屋を出る時も超自然に「お邪魔しました~」と
明るい声で挨拶。笑顔で手を振った。
まさに何事も無かったかのように。

家に帰る為に電車に乗った。
外はもうかなり明るかった。
日差しと街を闊歩する人々を見て察するに
朝と昼の間くらいだろうか。
頭に浮かぶは恋人の顔。

家に着いたら愛しのハニーは起きていた。
溜めていた録画を1人で見ていたらしい。
いつもの「おかえり」の声が少し胸に刺さった。
棘の正体は恐らく罪悪感。

「ただいま。あのね、」

よせばいいのに。
世の中言わんでいいこともあるだろうに。
頭ではわかっていたのに心の扉が全開で、
罪悪感と正義感のようなものに
突き動かされてぬるぬると口が動く。

先程僕の身に起きた出来事を、
彼に包み隠さず全て話した。
こんなことになっちゃってたんだけど、ゴメンねと。
後ろめたさや疚しさが少なかったからか。

全部言い終わった直後、腹を括った。
何処ぶん殴られるかなーやっぱ顔くるかなー
今回はちょっと死ぬかもしんないなー
肋骨の1~2本は覚悟しとこうかなー
それで済めば御の字デスヨネ!

ところがどれだけ腹を括ろうとも身構えようとも
あちらからは何の接触もナシ。あれ?おや?
しかもケラケラと笑ってるし。面白いの?

「怒らないの?」
「怒って欲しいの?」

まだケラケラと笑ってる。
どうやら本当に怒ってはいないらしい。
前はあんなにブチ切れしたクセに、
なんでだろう?

「何で怒らないの?」
「予想通りだから。」

WHY?

詳しく聞くと、サトルはかなり前から
黒色さんが僕を狙ってると思っていた、
というか気付いていたらしい。
ついでに言えば、僕が気付いていないことも。
マジか。

一方黒色さんも僕だけでなく色んな人に
満遍なく淡いアプローチをかましていたので
放置しておいても大したことには
ならないだろうなと考えていたそうで。

つまり、ここまではサトルの予想通りだと。
その流れからのこの終着点なので
華麗にフラれた黒色さんの心情を察すると
愉快極まりない、というのが今の彼の笑い。

「本当に怒ってないの?」
「ちゃんと断って来たんでしょ?自分の意思で。」

「うん。」
「ならよし。イイコイイコ。」

頭撫でられた。てへ

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧

こんにちは。お久しぶりです♪
完璧事故ですね・・・w
読みながら男友達もまったく同じことがあった話を少し前に聞いていたので、思わず笑ってしまいました。
酔っ払いは本当に注意ですよ!
今回は事故で済みましたが、事故じゃ済まなくなることもあるから・・・w
正直に話すトヨ君がお馬鹿だなぁとも思ってしまったのだけど・・・反面可愛いなぁとニヤリとしちゃいましたw
怒られずに済んでよかったですね^^;
意外と好きな人の事って見ちゃうから、本人が気づいてなくても結構しっかり見られてますよ~!
【2011/10/14 10:31】 URL | 美沙 #- [ 編集]

すごいなあ
サトルさん、怒らないんですね~。で、冷静に見抜いていたんですか~?
また修羅場!?と心配しましたが、やっぱ大人ですね。華麗にスルーされた黒色さん、さぞ悔しかったでしょうけど、本当に無事生還、おめでとうございます♪
レス気味というお話もあったけど、信頼度すごい高いですね。
【2011/10/14 21:16】 URL | まや #- [ 編集]


気にしてないようで…やはりサトルさんのが見てる部分が違いますねww
コレって職業柄なのかしらね!?
大らかに済んで良かったですねぇ♪

それにしても…アノ状況で冷静に断れちゃうモンなのですね。
断り方や素直に白状しちゃう所が(その後の展開も想像していた辺りもww)toyoさんらしくて笑っちゃいましたww

寝起きに勝手に口撃されていたら…普通は欲情するのかしら?
ちょっと気になりましたww
【2011/10/15 09:41】 URL | ぷら #- [ 編集]


やっと過去記事読み終わり・・・結果私は相当嫌われてる部類ですね(笑 うんコメ!
だったら書くな!も聞こえてきそうですが。
でも文体や文章もバランスよく、しかも面白かったんで読みきってしまいました(笑
コメは最後にいたしますのでご安心を。
【2011/10/19 23:42】 URL | 雫 #- [ 編集]

事故
こんにちは。
toyoくんの人生、事故がいっぱいで読者としては面白くて楽しいですね~。
以前、サトルくんたちと合コンカラオケみたいなのに行って、アニマル柄の彼女に同様のことをされたことを思い出しました。
あのとき、サトル君もかなりの被害にあってましたよね。
サトルくんにしてみれば、あの程度の範疇なのかなと....。
更に、toyoくん自身が泥酔していたにもかかわらず流されずに帰ってきたことでポイントアップ?

黒色さんの最終目的に気づいていながら、toyoくんのお出かけに何も言わなかったサトルくんはかなり達観の境地に達したのですかね~。

その割にはいまだにタクちゃんのことは邪険にするけど、これはもうお約束みたいなものなのでしょうか?
いずれにせよ、第二次大戦にならずにすんで何よりです。
坊主は、これから冬に向って辛いし...(>_<)
【2011/10/21 07:26】 URL | R #- [ 編集]

>美沙さん
美沙さんこんばんは。
おや、正直に話すのはやっぱり
ダメですか、ダメですよね。
実は本人、そんなに悪いことしてない
と思っていたので
「え、そんなにダメ?」てなもんです。
だからいつも怒られるのですね。

すっごい見られてるというか
多少語弊があるかもしれませんが
聡い人とそうでない人だと
同じものを見ていても
注目する部分が違ったり、
そもそも気付けない可能性高いでしょう。
だから彼は好き嫌い関係なく
人間観察においてとても聡い人
なのだろうと思われます。
それを抜きにしても僕のことを
よく見てよく理解してくれてると思うけど。
【2011/10/22 02:02】 URL | toyo #- [ 編集]

>まやさん
まやさんこんばんは。
スルーされた黒色さん、後日普通に
店に来てくれました、そして普通でした。
多分気にしてないんじゃないかと…
これは信頼度なのでしょうか?
だとしたらありがたいことでございます。
【2011/10/22 02:03】 URL | toyo #- [ 編集]

>ぷらさん
ぷらさんこんばんは。
職業柄…もあると思いますよ。
水商売、人間観察は基本中の基本かも。
でも彼は小学生くらいの頃から
こういうの鋭かったですよ。
学校の先生とか同級生のことで
何かドキッとさせられるような見解を
彼から聞いたような記憶が微かに。

ん~人によっては寝起きから欲情
出来る人もいるだろうとは思いますが…
僕はダメですねぇ、寝起きは特に
最悪に機嫌が悪いのです。

冷静に断った自分には僕もビックリです。
でも今思うと相当テンパってました。
【2011/10/22 02:04】 URL | toyo #- [ 編集]

>雫さん
雫さんこんばんは。
文章を褒めてもらえるのは
恐縮ですが嬉しいです。
俄かに信じ難い話ではありますが。
【2011/10/22 02:04】 URL | toyo #- [ 編集]

>Rさん
Rさんこんばんは。
あぁ、そうそう、あんな感じでした。
あの動物園みたいな誰得合コン。
彼の認識もきっとそれに近いと思う。
確かにああいうのは浮気とは呼べない、
事故として処理出来るものでしょう。
痴漢みたいなもんでしょう、ねぇ。

本当はこの後も少し続きがありまして、
そこらへんのことも含めると
達観とは少し違うかもしれません。
何故そこまで書かなかったのか?
寧ろ話のオチとしては
調度良いくらいだったのに?

僕がさっさと忘れたかったからです。
そのオチに当たる部分を。
でも今思い出しちゃったので
そのうち書いとこうかな、と思いました。
【2011/10/22 02:05】 URL | toyo #- [ 編集]


俄に信じがたい。
あの・・・どう言う意味でしょうか?

【2011/10/22 22:13】 URL | 雫 #- [ 編集]

>雫さん
雫さんこんばんは。
自分に対する賛辞は全て
嬉しくても信じられない人間なんです。
【2011/10/24 04:43】 URL | toyo #- [ 編集]

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