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僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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瞳色
受験シーズンはまだ終わってない。

終わった奴もいるけど、そうでない奴もいる。
教室の中はまだ少しピリピリしていて居心地が悪い。
僕らが今唯一解放的になれる時間は放課後の下校中。

勉強のストレスを発散させているかのように、
受験のプレッシャーを吹き飛ばすように、
一種のナチュラルハイになる。

駅のホームで某芸人の振り付けを
どちらがよりキレがあるかを競う君と友人。
これだけなら迷惑行為には当たらないだろうけど、
騒がしいほどの笑い声が駅の中を駆け抜けていく。

電車に乗り込む時、ふっと君の背中に僕の肩が触れた。
少し見上げて、斜め後ろから見える君の横顔と、
そこから少し視線を落として、君の背中を見比べた。

僕よりずっと広くて大きい肩と背中。
胴の厚みもあって、逞しく見えた。
無性に抱きつきたくなった。
それが無理でも、背中に手を当てて撫でて
直に鼓動を感じてみたくなった。
出来れば生肌で、それが駄目なら服の上からでもいい。

無心に背中を見つめる僕の視線に
先に気付いたのは君で、
さりげなく僕の目を片手で覆い隠して
指の隙間を少し開けて、僕の視界を広げた。

「何見てんの?」と無邪気に笑う君の顔が、指の隙間から覗く。
瞬時に胸が高鳴って、咄嗟に上手く言葉が出なかった。
視界いっぱいに埋め尽くされた君の目から逃げられず、
僕はただされるが儘に立ち尽くしていた。

久々に君の瞳を真っ直ぐに見た。
君の黒目は茶色くて、とても綺麗な色をしていた。
僕好みの深い茶色で、これもとても好きだった。

「お前の黒目真っ黒だね、今気付いた」と顔を近づけて
君は僕の瞳を覗き込む。
「へぇ~」と言う友人の声で我に返って
僕の顔に被さる手を振り解いた。
君の手を自分の手で掴んでいることに
また少し胸が高鳴って、それを隠すように平静を装った。

次々と瞳を覗き込む友人達は
「ほんとだ、真っ黒」だとか
「中央の黒と境目が無い」などと批評する。
急に気恥ずかしさを感じて、僕は少し目を逸らした。

「で、何見てたの?」とさっきの質問に対する回答を
君は更に僕に求めた。
「ちょっとぼーっとしてた」と普通に答えた。

見つめられると照れ臭い。でも見つめて欲しい。
瞳の中に意識が吸い込まれそうな感覚は
甘酸っぱ過ぎて痒くなるけど、だけど好き。
君の真っ直ぐな瞳はとても好き。
元から嫌いな所なんて無いけど。

乙女チック過ぎて自分でも呆れる。
どんだけ乙女なんだよ。どんだけロマンチストなんだよ。
なんかそんな一日。

テーマ:同性愛・両性愛 - ジャンル:恋愛

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