僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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羞恥1
始まりは、彼の一言。

以前彼が行為の後にこう言った。
「Hの時、人が変わるよね。」
主語は抜けていたが僕の話だ。
告げられた僕にその自覚は無い。

紆余曲折を経て詳細を訊ねれば
普段の僕というものはクールでストイック(←重要)
な雰囲気を纏わせており、
それが行為に及ぶと豹変するのだという。

一方僕はこんな評価を貰ったのは初めてで、
何のことやらさっぱりわからず。
とりあえず、普段がクールでストイックなのはわかった。
大事なことは何度でも言うべきだ。

豹変ってどういうことですか?と。
彼曰く「エロくなる」とのこと。いやん。
ついでに「身体もエロい」とのこと。うふん。
ぶっちゃけ体型はごく普通、より若干小柄な程度。

僕が独り考えあぐねていると
「そんなに気になるなら自分で見てみれば?」
と素っ頓狂な解決案を提示した。

何だそれは。デカい鏡の前でやれってか。
やってる最中に自分なんぞ視界に入ろうものなら
萎え一直線に決まってんだろバカじゃないの。
それともお前は鏡の前で己を見ながら出来る猛者なのか。

「やったことはないけど多分平気。」

何この流れ超怖い。
またもや僕は愛を試されているのだろうか?
いや、でも、無理だろ~絶対無理だろ~
タチでもネコでもソロでも自分は見たくないわー
最大限の譲歩で目隠しは絶対欲しいな、うん。

「俺は無理だよ?やんねぇよ?」
「鏡プレイ?別にいいよ、やんなくて。」

ですよねー!ふぅ、一安心。
この話はここで終わり、その後は
ごく普通よりちょっぴり甘めなHでその日は終わった。
と、思っていた僕が甘かった。

それから数日後、仕事帰りのサトルは
謎の小包を抱えて帰宅した。
おかえり、ただいま。
一瞬でピンと来た。コイツは何かを企んでいる。

僕も勘が鋭くなってきたのかな、野生の勘というか生存本能?
ただいまと言ったサトルの表情、特に目だ。
完全に悪いことを考えてる時のものだった。

自然と僕も身構える。相手に気取られないように。
一体何を企んでいるんだ、その小包はなんだ。
お前は一体何をする気なんだ。
僕から話を振るのは自殺行為?専守防衛?どっちだ。

「何買ってきたの?」
「前から欲しかったヤツ♪」

「お前、まさか、またバイブとかじゃねぇだろうなぁ~」
「あぁっ!しまった、そっち買うの忘れたぁ!」

ほらぁあああ!もぉおおお!うわああああああ
っざけんなフザケンナ!やっぱそういうことじゃんよぉおお
絶対やんないからな!俺は何にも!一切!全て!
断固拒否するからな!絶対だからな!
僕は全力で拒否の姿勢を見せた。

で、一体何よソレ。
そっち買うの忘れたってことはバイブじゃねぇんだろ。
それでローター出てきたらぶっ飛ばすぞ、
大して違わねぇじゃねぇか。

サトルは悪魔の笑みを浮かべながら
バリバリと包装を解いていく。
中から出てきたのは、掌に収まるサイズのデジカメ。
えっ、まさか、もしや、違うよね?

何食わぬ顔で「何撮るの?」と聞こうとしたが
もう長年の付き合いで思考が読めてしまうので、
問い掛けより先に思わずブフッと吹き出してしまった。
あぁ、あぁ、神様!どうか僕の予想が外れますように!

サトルは相変わらず、悪い顔してニヤニヤしてる。
僕はもう「何撮るの?」なんてカマトト質問、
馬鹿馬鹿しくて聞く気になれないぐらい呆れて
クスクス笑いも止まらない。
いや、マジ笑ってる場合じゃないんだけどさ。

「撮ろうぜ。」
「断る。」

「なんで!」
「こっちがなんでだよ!」

僕は新品のデジカメを奪い取り、両手にぐっと力を込めた。
こんなもの、捻り潰してやる!

「お前ふざけんな、壊したら殺すぞ。」

デジカメに手を伸ばしたサトルの瞳は
まごうことなき蛇だった。僕は蛙だった。
たったひと睨みで、僕は野生の掟に負けた。
ちくしょう、ちくしょう、弱肉強食なんて!

奪ったデジカメはまた奪われ、
悪魔の手の中に戻る。
そして悪魔は下卑た微笑を湛えながら言った。

「どうなるか、気になるんでしょ?」

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