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僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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紫煙
高校に入ってから間もなく、君は煙草を吸うようになった。
僕も影響されて同じ煙草を吸うようになった。
これならどちらかが空になっても共有出来ると笑い合っていた。

君の煙草を咥える仕草を初めて見た時
様になるな、と素直に思った。思わず見とれてしまうくらい似合ってた。
初めて出会った時から身長が追いつくことも無く、
君はそのまま成長していつの間にか僕より大人に見えた。
僕の身長も伸びてはいたが、やはり君には少し及びそうもない。

高校では部活に入らず、同じバイトをしようと約束した。
君からの提案だったことが、また更に僕の心を弾ませた。
中学の比較的交流のあった同級生達は卒業と同時に
皆散り散りになり、結局僕と君だけがいつまでも並んで座っていた。
二人で肩を並べ、授業を抜け出し煙草を吹かして
アルバイト雑誌を並べて他愛も無い話を繰り返す。
二人きりの時だけは、時間が止まっているような錯覚を覚えた。

逞しく成長していく君の隣で、僕もそれなりに大人に近づいていたと思う。
それと同時に僕の中の歪みもまた、
眩い君の成長を糧に、どんどん成長していった。
僕も知らないところで、何かが歪んだまま膨らんでいった。

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