僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

10 │2017/11│ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TOP
修羅場1
箱根温泉旅行からおよそ2週間後のこと。


メイサちゃんから連絡があった。
日頃から頻繁にメールの応酬があるので
連絡自体は今更珍しくもないが、
この日は珍しく電話だった。

珍しいな、と思いながら出てみると
半泣き声のメイサちゃんが「あのね」と
話を切り出した。

またタクちゃんと喧嘩して、出て行けと
追い出されたらしい。
今回はメイサちゃんだけ、時刻は真夜中1時。

バカじゃねーの?と僕は呆れMAX限界突破。
深夜に喧嘩するなとは言わないが
こんな時間に若い女を外に出すって
非常識にも程がある上に
彼女はまだ手のかかる乳幼児の唯一無二の母親だ。

本当にもう、マジで馬鹿じゃねぇのアイツ。
明日からお前それで仕事行けんのかよ、
サリちゃんおんぶして仕事するつもりか?
僕も似たような経緯を経て現状に至ったわけだが
僕とメイサちゃんじゃ話が全然違う。

困ったメイサちゃんは以前なら
僕の家に逃げ込めたが
今はサトルしかいない為、流石にサトルには
頼りにくいという気持ちもあり、
とにかく僕にSOSの電話をしたのだという。

当然ですね、僕はメイサちゃんの友達だもの。
頼ってくれてありがとう、君の気持ちは無駄にしないよ。
この時僕はまだ仕事中だったので
店に来られるならすぐおいで、と呼んだ。

彼女はお金も何も持っていない、携帯しかない、
と言うので更に旦那に呆れ果てた。
あの野郎、喧嘩の原因はまだわからんが
夫婦喧嘩にもルールってもんがあるだろが。

「タクシー乗って店の前まで来て、金は俺が払うから。」
「うん、ありがとう。」

僕と彼女の仲も大分親密になってきた証だろう、
こういう時無駄な遠慮はしなくなった。
その分忘れた頃にひょっこり気遣いで
返してくれることも、僕は知ってる。
なかなか良好な関係なんじゃないの?

おおよそ予想通りの時間に店に来た
メイサちゃんを見てびっくり。
なんと腕にはサリちゃんの姿が。
「私の娘だから!」とバカ旦那をぶっ飛ばして
連れてきたらしい。懸命な判断だと思った。

メイサちゃんを店内の隅っこの席に座らせて、
適当な飲み物と軽いつまみを出して
僕の仕事が終わるのをそこで待ってもらった。

仕事が終わってからが大問題だ。
メイサちゃんを呼び寄せたはいいが、
どうすりゃいいんだ、なんてこった。
ちょ、待て、待てよ、えーっと、
落ち着けtoyo、必ず突破口はあるはずだ。

僕は現在実家に身を置いている。
昔と違って僕の両親は今、家に帰る日が増えている。
ていうか殆ど毎日ちゃんと帰って来ている。
2人とも仕事が順調だってことなのだろうか、
しかし今はそれを喜んでいる場合ではない。

このまま実家に連れてっちゃうか?
いや、でもうちの親になんて説明する?
絶対色々聞かれんだろ、それはもう確実だ。
ありのまま起こったことを説明するか?
両親がポルナレフになるな。

閉店後の店内で軽い作戦会議。
とりあえず僕の現状を説明するところから始めた。
メイサちゃんも納得してくれた上で、
じゃあどうしよう?と話が進む。

えーっと、多分2人ともだよね、
ちょっと思い付いてる案があるよね。
きっと同じ案だよね、いやもう間違いないだろ。
しかしその案はお互い口には出さない。

こんな深夜と明け方の間のような時間帯に
使える宿泊施設なんてさ、限られてるよね。
いくら男女とはいえ赤ちゃんいるしな~
明らかにおかしいだろそれは。
仮に入ったとしても、絶対何もしないけどさ。

だからってカプセルホテルとか漫喫とかも
無理だろ、今はサリちゃん寝てるけど
いつ起きるかわかんないし。
いっそ入店断られる可能性大じゃねぇか?

かくなる上は、と腹を括った僕は
再度タクシーを捕まえて
運転手に目的地を伝えた。

目指すはタク家だ。
TOP

検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。