僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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独身
とんでもない風邪をひいた。

毎年インフルンザの予防注射を打ってるから
大丈夫だろうと油断していてこの様だ。
40度近い高熱、凄まじい悪寒、激しい嘔吐。
下痢がなかっただけマシと思うべきか。

止まらない嘔吐で胃はとっくに空だ。
なのにまだ吐き出そうと言うのか、
もう胃液も絞れない、カスも出ない。
誰が好き好んで自宅の便器を抱きしめるんだ。

家には誰もいない。
猫が細い目でこちらを見返す。
正直、この時はちょっとだけ
本当に死ぬかも、と思った。
しかもこんな、便器を抱きしめたままなんて。

悲しくなってちょっと泣いた。
俺なんでこんな辛いんだろう、
毎日真面目に生きてきただけなのに。
ちゃんと税金納めてるしさ、
ポイ捨てだってしないし飲酒運転もしないよ。

そうなんだ、独りってこういうことなんだよ、
独身てこういうことなんだよ。
死ぬ時誰も傍にいないってことで
死にそうな時も誰にも助けてもらえないってこと。

そうだ、人間は皆結婚するべきなんだ。
男も女も結婚するべきで子供を作るべきなんだ。
そうやって人は何万年の歴史を紡いできたんじゃないか、
その道から勝手に外れようとした僕は今
罰を受けてるんだ、きっとそうだ、うん。

そんな時に鳴り響くインターホン。
立ち上がる力もなく這いずって玄関へ
直接鍵を開けたらメイサちゃん登場。

「わぁ大丈夫?!風邪ひいたって聞いてさ。」

そう言えばさっき、大量に吐きながら
これはヤバイぞと直感で
メイサちゃんにメールしたんだ。
感染しちゃいけないと思ってさ、
風邪ひいたから遊びに来ちゃダメだよ的な。

そしたら偶然、その日はタクちゃんお休みだって。
だからタクがサリちゃんの面倒みるから
メイサちゃんが僕の看病してきなって
2人の意見が一致したそうで。

僕ちょっと泣きそうになりました。
毎日真面目に生きてきて良かった。
僕は独身だけど、きっとこれからも独身だけど
まだ本当の独りじゃなかった!

人の作ってくれたご飯がこんなに美味しいなんてね。
メイサちゃんが雑炊作ってくれたんだけどさ、
これがもう美味しくてさ、ていうか
作り方が僕とまるっきり一緒なんだよね。

メイサちゃんがつわりで苦しんでいた時
とにかく吐くのが楽なように、
でもそこそこ美味しいし栄養もあるよー
みたいなあっさり味の特製雑炊。
そのまんま同じもの作ってくれた。

「味どう?」
「うん、俺が作るのと完璧同じ。」

そう言ったらメイサちゃんすっごい喜んでた。
メイサちゃん的にはつわりが酷かった頃
美味しいと思ってても全部吐いちゃって
僕に申し訳なかったな、と思ってたんだって。

なので元気になった今、サリちゃんと2人で
よく朝食か昼食でこれ作って食べてるそうで。
サリちゃんも雑炊大好きなんだって。
因みにタクちゃんは飯食った気がしないから嫌だって。

この雑炊そもそもはさ、僕のばあちゃんが
よく作ってくれたやつなんだよね。
僕子供の頃ひ弱でよく病気してたから、
その度にこれが出てきたっていう感慨深い一品。
まさかこんな形で継承されるとは思わなかった。

しかし大の大人の男がだよ、
ここまでぐったりすることってなかなか無いよ。
本当に何の力も出ないし頭ぼーっとするし
布団に包まってもすっげー寒くて震えてるし。

メイサちゃん、気を利かせてくれて
わざわざ湯たんぽ買ってきてくれた。
押入れから使ってない布団も出してくれた。
それから薬も買ってきてくれて
氷枕と冷えピタと体温計とポカリとetc.

とにかくありとあらゆる風邪アイテムを揃えてくれた。
僕の意識は熱でぼんやりする中で、
すっかり子供の頃を思い出してた。
ばあちゃんと一緒だなぁ、みたいな。
ヤバいまた泣きそう。

ついでにメイサちゃん洗濯も掃除も皿洗いも
部屋の換気も猫の世話も、僕の日常生活の
何もかもをやってくれた。
結婚したばかりの頃から知ってるけどさ、
その頃より何倍も手際良くなってた。

解熱剤のお陰で少し意識が地についた時に
メイサちゃんに「手際がいいね」と
正直な感想を一言述べた。
今思えばこの一言は姑っぽい気がしてならない。
自分は一体何者なんだかわからなくなりそうだ。

「私がお腹大きかった時に
 全部してもらったことだからね~」

僕はまだ独りじゃないんだ。
また目頭が熱くなる。
高熱のせいで涙腺は多少バカになっている。
でもこの先は、独りになるんだ、怖い。

独りで生きていく覚悟、本当に出来るか?

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コメント閲覧
情けは人のためならず
すみません。
前回の名無しは私です。
(きっとtoyoくんは分かってらっしゃると思いますが)

メイサちゃん、ナイスですね。
大丈夫ですよ。
メイサちゃんは、toyoくんの姉か妹のようになってますよ。
サリちゃんは姪っ子のようだし。
一人じゃないですよ。

猛烈な吐き気というのは、ノロウイルスでしょうか。
去年、母がノロウイルスに感染し、toyoくんのように吐き切ったらしいです。
300メートルの距離が歩けず、タクシーで病院を往復したと言ってました。
老人なので「けいれん」まで起こしたとか。
母も一人暮らしなので、大変だったと思います。

私が2年前に強烈な目まいと吐き気に襲われた夜、主人に救急病院に連れて行ってもらいました。
あのときは有難かったですね。
いろいろ検査しましたが、原因が分からず、更年期の一症状だろうと....。
今では歩く更年期というくらい、脳のMRI撮ったり、ステロイドの注射したり、どこもかしこも不調です。

健康の素晴らしさを実感します。

toyoくんも、養生して下さいませ。

【2013/12/20 23:21】 URL | R #- [ 編集]

>Rさん
Rさんこんばんは。
確信には至りませんでしたが
きっとこの人だろうなぁ~と予想はしてました。
僕も最初はノロかな?と思いました。
だったらメイサちゃんもヤバイと思ったので。
それで病院に連れて行ってもらって
診断結果は感染性胃腸炎、と言われたと思います。
意識朦朧としてたけどノロじゃないのは覚えてます。
要するに胃の風邪ですねーとか言ってたかも。
あと、地域で流行ってるとかー
地域の小学校が学級閉鎖になってるとかー
お医者さん言ってたような気がします。
300メートルの距離歩けませんでしたね、
痙攣ていうかガタガタ震えてましたね、
あれお年寄り死んでもおかしくないですね。
だからメイサちゃんに肩借りてタクシーに
乗せてもらったりしてました。
メイサちゃんは手洗いうがい殺菌消毒を丁寧にやって
感染することもなく無事健康なままでした。
ノロじゃなくてよかったー

インフル注射したから大丈夫と油断してました。
【2013/12/29 04:31】 URL | toyo #- [ 編集]

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