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僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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奇跡
僕はずっと待ってた。


君からのメールを。
鳴らない電話を片手に携えて、
行く当ても無いのに夜独りで家を出た。

雨は止んだのに、急に独りが苦しくなって
悪いことを考えそうになってしまって、
たまに訪れるフラッシュバックのような感覚。

折角今いい時なのに、自分の気持ちに整理をつけようと
自分で妥協点を見つけて、折り合いをつけて、
自分で決めて、全部決まったことなのに、気分は最低。
これだから休日は嫌なんだ。

僕からメールは送ってない。
だから君は何も知らない。
それでもただ待っていたかった。

確率は五分だと思ってた。
根拠の無い自信だった。
それでもどうしても、君からメールが欲しかった。

僕が君を想ってしまう時、感情の方向は違っていても
君にも想ってて欲しいという、自分勝手な望みがあった。

望みが破られても腹は立たない。
君は何も知らないんだから、それは当然のことだから。

それでも僕は期待したかった。
今まで培ってきた繋がりが
奇跡を起こしてくれるんじゃないかと期待した。

人の気配が恋しくなって、理由も無いのに
夜中まで営業しているディスカウントショップに行った。
乱雑に並ぶ商品には目もくれず、ずっと携帯を気にしてた。

奇跡は予想外の形で起きた。
君のお母さんに会った。

ある意味こっちの方が凄い偶然だ。
今日は仕事が遅くなって、たまたまこんな時間に
立ち寄ったのだと聞いた。

君のお母さんからは君と同じ匂いがした。
話しているだけで安心するような、
人を和ませる、楽にさせてくれる空気を感じた。
そして君の存在を仄かに感じさせてくれる。

「いつも仲良くしてくれてありがとね」と言われた。
君の本名を人の口から聞けた、珍しい機会だった。
「僕の方こそいつも」と歯切れの悪い回答が精一杯だった。

立ち話の最中に君のお母さんの携帯が鳴り、
「ちょっとごめんなさいね」と丁寧に会釈して
電話を取った。

電話の相手は予想通り、君だった。
君のお母さんは「今○○でトヨ君に会ったよ」と
現状を伝えた。

短い通話を「今から帰るね」という言葉で終えて
君のお母さんは携帯を鞄の中にしまって、
「お待たせ」と僕に笑顔を向けた。

その直後僕に電話が掛かって来た。
着信画面は君を示していた。

「何してるの?」と訊ねられた。
その電話の最中、君のお母さんは小声と身振りで
「じゃあ、子供達待ってるみたいだからお先に」と
僕に笑顔で手を振ってくれた。

「うちこれから母ちゃん帰ってきてから飯なんだけど、
 お前も飯まだなら来る?」
「いや、俺もう食っちゃったよ。」

「なんだぁ、そっかぁ、でも来る?」
「いや、今日中に家でやることあるから遠慮しとく。」

「そっかぁ、わかった。」
「うん、ありがとう。」

無意味な外出にならなくて良かった。
奇跡は予想を上回るからこそ奇跡なんだと思った。
僕はもう、これだけで充分だ。

これからもずっとこうして、こんな風に
僕は君を待ってるんだろうな。
君の知らない所で、君をずっと待ってる僕がいる。
自分からは行けないからね。

僕はずっと待ってる。

テーマ:同性愛・両性愛 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧
願いごとw
なんでそんなに、感情押し殺せるんですか?
なんだか切なすぎて、やりきれないです。
なんだか、人間の自制心を超越してる気がして、
逆に、恐ろしいとさえ感じてしまいます。
もっと、なんといぅか、
トヨさんの好きなように、
よい意味での自分勝手ができる居場所を
ぜひとも大学では見つけてください!

あ、遅くなってしまいましたが、
合格おめでとうございますw
受験おつかれさまでしたw
【2006/02/27 01:17】 URL | 名前がありませ #- [ 編集]

ごめんなさい:
ひぃ~、上のコメントですが、
名前書き忘れちゃいました。
名無しで投稿して失礼しました。
修正の仕方がわからないので
もぅ1回書き込みします。
犯人は、ゆ~りでした。
【2006/02/27 01:21】 URL | ゆ~り #- [ 編集]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2006/02/27 11:14】 | # [ 編集]

>to.ゆ~りさん
ゆ~りさんこんばんは。
名無でもOKですが、一瞬びっくりしました。
まず受験についてはありがとうございます。
とりあえずは一安心です♪

えっと…何でそんなに、とのことですが
長くなりますが少し語らせてください。
先ず僕自身でも自覚してるのが、もう癖なんですね。
元から自分を抑える力は強い方だと思います。
というより、出し方を知らないとも言えます。

それと、以前戴いたコメントでも言ったのですが
僕自身が彼に拒絶されるのが怖いと思ってる節も
少なからずあります。
あと彼の立場を考えたら、これが一番大きな理由で
言えなくなります。

僕だけではなく男女問わず同性愛者の方は
異性愛者の方よりも告白出来ない人の方が
多いのでは?と予想してます。
事実は確認出来ませんが、相手によっては
告白した時点で相手の目線が180度変わります。
下手すれば全否定されてしまうこともありえます。
好きな人に全否定された挙句に拒絶されるのは怖いです。

僕の好きな人はそうならないかもしれません。
でも言えません。
彼とはずっと一緒にいたいからです。
ずっと縁が切れない為には友達関係が一番無難です。
同性同士では結婚出来ませんから、難しいです。
それだけ僕は彼と縁を切りたくないです。

一般的に一番強い愛情関係って“親子”だと僕は
思うのですが、親は子供の為に沢山の隠事を
しているはずです。言う必要の無いことも
あるだろうし、子供のことを思って敢えて言わない
選択をしたこともあると思います。
多分この辺の忍耐の感覚に似てるのかもしれません。

長々と語った割にはちっともまとまってないですね。
でも今言えて少しすっきりしました♪
だらだらとすみませんでした。ありがとう。
【2006/02/27 18:34】 URL | toyo #- [ 編集]

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