僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

03 │2017/04│ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

酔女1
当店毎月恒例行事、月末反省食事会。

今月も頑張りましたお疲れ様でした~
いぇ~いかんぱ~い☆
から2時間後、マリさんとギャルさんが
目視でわかる程のへべれけになっていた。

今日のお店は鉄板焼屋さんで
僕は関西出身でもないのに
何故かたこ焼きを作る係に任命され
黙々と美しい丸を仕上げていた。

一体何があった?2人とも酒は強い方だ。
たこ焼きくるくるするのに夢中になりすぎて
会話とか全く聞いてなかった。
ザイルさんどういうこと?
あれ、ザイルさんは酔ってないな。

へべれけの2人の会話から推察するに
どうやら愚痴オンパレードだったらしい。
ギャルさんがマリさんに語る感じで
どうも愚痴の対象は僕らしい、とのこと。

所謂ガールズトークの恋バナでもしてんのか、
と思いきや、内容はもっと具体的だった。

「toyoさんが私のこと避けてるんですよ!」

ぐはぁ!ちょっと待ってなんでそれ
今この場でマリさんに言うの?
直接俺に言えよ!チクりやめてよ!

それでまぁ、避けられる理由みたいな話もね、
色々喋ってくれたっぽいね、ふざけんな。
ザイルさんこっち見んなニヤニヤすんな。
あなた方にはデリカシーとか無いんですか?

まぁね、確かに避けてはいるんです。
仕事に必要な会話はするけど
世間話はなるべくしないようにしてるし
プライベートの誘いは全て断ってるし。

でも嫌いってわけじゃないからね、
意地悪でやってるつもりは無い。
その気は無いですってわかって欲しくて
やってるだけだから、露骨に嫌な感じでは
やってないはずなんだけど。

そんな話をへべれけ2人は
イカれた再生機の如くリピート。
人は酔うと何度も同じ話をするのは
全人類共通なのかな、しかも声でけぇし。

まさかこんな報復があろうとは、
わかっていたら避けてなかった。
ていうかズルくない?なんかズルくない?
よくわかんないけどなんとなく。

どんなに絡まれても我関せずの姿勢を崩さず
肉を焼き海鮮を焼き野菜を焼き、
たこ焼きお好み焼き焼きそばを焼き続けたら
いつの間にか静かになった。

ギャルさんは座敷でゴロ寝、
マリさんは鉄板を使っていない隣卓に
突っ伏して転た寝。
身内とはいえ酷い有り様だ。

自滅した女性陣はそっとしておいて
男2人で熱々の焼きそばを頬張りながら
真面目な話なんかもしてみた。

最近サトルに会ってます?とか
別れちゃったんですよね、とか。
なんで?って聞かれた時はちょっと困った。

なんでって、なんでだろうね。
お互い嫌いになったわけじゃないし
だからこそ未だに交流があるんだし。
僕に至っては寧ろ好きだし。

いつもの僕ならなんでかね~なんて
適当な返事で回答放棄してただろう、
でもこの日は違った。

自分の考えていることを言葉にして
人に伝える、それを会話で行う、
いい練習の機会だと思った。

「話すと長くなりますよ?」
「全然オッケーですよ。」

あぁそう?じゃあ話すよ。
僕は僕のことしかわからないから、
相手がどう思ってたかは、何もわからない。
あくまで僕個人の見解ってことでね。

まず結論から言ってね、しんどくなった。
人としての相性は悪くなかったし
価値観もそんなに違わなかった。
なのに何故か?

僕がさ、思ったことや言いたいことを
吐き出さずに溜め込む癖があるんだ。
自分では我慢出来るだろうと思って
飲み込むんだけど、実際は溜めるだけ溜めて
噴火させてしまう。

この溜め込みを僕自身がきちんと
コントロール出来てないんだよね、
どの程度まで我慢出来るかも把握せずに
とりあえず何でも全部溜める。

噴火と言ってもブチ切れるわけではなく
自分だけで勝手に結論を決めてしまうとか
話し合いに一切応じなくなるとかそんな感じ。
急に意固地になったりする。

サトルの考えでは、溜め込まずに
何でも話し合おうよって言うんだ。
違う人間同士、話さなきゃわからないんだから
お互い中身を出し合って擦り合わせようって。

これが僕は上手く出来なくて、駄目だった。
話し合いと言っても毎回そんな穏やかに
なるわけないじゃん?喧嘩になることもある。

喧嘩がどうしても嫌でさ、避けようとしてしまう。
喧嘩を回避するには僕が黙るのが手っ取り早い。
だから溜め込んでしまう。
この不毛なスパイラルがしんどい原因。

喧嘩が下手なんだと思うんだ、僕が。
一人っ子で育てられて物心ついた時から
友達なんて1人もいなくて、
喧嘩の練習が出来なかったのかな。
だから全力回避、そこが彼と合わなかった。

彼は自分を偽る、偽られることを嫌ってた。
所謂仮面を被った状態とでもいうのか
信用されてないみたいで嫌なんだって。
彼の意見は尤もだ。

僕が喧嘩を回避する為にとる行動全て
それは本心じゃないだろと一刀両断。
本心を出す術を持たない僕は
いつもどうすればいいかわからなかった。

欠陥は僕の方にあると思う。
彼の方が人間らしい、まともだ。
そこまでわかってるのに
出来なかったんだ、簡単には直らない。

それから先は擦れ違いと意地の張り合い。
お互い引き返せなくなった感がある。
なのでリセット済みの今は
寧ろ気楽に付き合える友人となった。
リセットってのが良かったのだろう。

「ヨリ戻さないんですか?」

そこまで正直に話す?
ま、いいか折角ここまで話したんだし今更か。
多少みっともないのは大目に見てください。

「俺は戻りたいと思ってますけど、
 でもすぐには無理じゃないかな。」

今すぐ戻ったって同じ原因ですぐ別れるよ、
僕の中身が変わらないと多分駄目なんだ。
それか、彼が僕に期待するのをやめるか。
なんだか他の相手を探した方が
早いんじゃないかって気がしないでもない。

食事会を終えて店の外に出て
泥酔した2人をどうするか考えた。
とりあえずタクシーは確定で、
乗せるだけ?それとも送る?

「あの2人、ちゃんと目的地言えますかね?」

言えなさそうだね。
まだ帰らない!飲む!て言ってるし
無理矢理乗せたら車内で暴れそうだね。
てことは送りか。どっちがどっちを送ります?

「俺マリさん送りますから
 toyoさんはギャルちゃん、」
「いやいやいやいや、」

言うと思いました。
そんなん許可出来るわけ無いでしょう、
アンタ絶対マリさんになんかするでしょ。
後で僕が滅茶苦茶怒られるじゃないですか。

そもそもザイルさん、マリさん家知らないでしょ。
僕はわかってますよ、ナビもバッチリ。
逆にギャルさん家を僕知らないんですよね、
ザイルさん行ったことあるんでしょ?
はい決まり。

「いやいやいやいや、なんもしねーし。」
「いやいやいやいや、家知らねーし。」

こんな会話を小一時間やってました。
お互い一歩も譲らない構え。
そりゃザイルさんはマリさんと
2人きりになりたいだろうけどさ、
こっちはなりたくないんだよ。

「じゃあtoyoさん、こうしません?」

えっ、取引?ていうかそこまでして
マリさん送りたいのかよ!やだこの人怖い。
大丈夫?ストカとかなったりしない?

で、提示された取引内容が
ザイルさんが聞いた、サトルの考えと気持ち。
だってよ!?な、ちょ、なんなんそれ!?

どうやらザイルさん、サトルとは
結構頻繁に連絡取ってるらしく、
さっき僕にした質問と同じ質問を
したことがあるそうで。

「多分ラインに残ってるんで
 今すぐ実物読めますよ。」

超知りてぇなにそれ。
えっ、でもさ、そういうの勝手に他人に見せて
いいもんなの?駄目でしょ、アイツも嫌がるよね。
でもそんなの関係ねぇ。

というわけで僕はギャルさん担当を快諾。
ごめんねマリさん、僕はナニモシナイと言った
仕事仲間を信じることにしました。
信頼関係って大事だよね、うん。

タクシーをほぼ同時に2台捕まえて2手に別れた。
お疲れ様また明日~でタクシーに乗り込み
ギャルさんに住所を聞いても教えてくれなかった。

「○○駅の方に行ってくださーい。」

最悪、それ俺ん家の最寄りじゃん。

TOP

検索