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僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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波乱日3
3月5日の話その3。

君の質問は更に続いた。
何から何まで、あらゆる些細なことまで、
君は僕を理解しようとしてくれているみたいに。

「えーと、ぶっちゃけて聞きますが、トヨホモなの?」
「微妙。タクしか知らないし、自分でもわかんねぇ。」

「え、でもお前、女と付き合ってたことあったじゃん、アレは?」
「本気だったのなんか一人もいねぇ。でもやるなら女の方が
 いいから多分ホモっつーよりバイかも。でも好きにはならない。
 因みにホモじゃなくてゲイと言った方がいいらしい。」

「そなの?どう違うの?」
「気分の問題?意味は殆ど一緒なんだけど、ホモって差別されてる
 感じがするらしい。一般論で言うと。」

「そうなんだ、ごめんね。」
「いいよ別に。」

「どういう風に俺のこと好きなの?」
「聞かない方がいいぞ。」

「マジっすか。それって俺を女として見てるってこと?」
「それは無い。普通に男だと思う。寧ろ俺より男らしくねぇ?」

「だよなぁ、こんなゴツい女いたら気持ち悪いよなぁ。」

「気持ち悪い」でふと思い出した。僕が悩んでいた日々。
僕は今、君にどう見られてるんだろうか。
やっぱり気持ち悪いと思われているのかな。それも仕方無い。

「タク、本当にごめんね。俺のこと気持ち悪いって思ってくれて
 全然構わないから。迷惑だろうし、本当にごめん。
 だから逃げた。それも謝るよ、ごめん。」

急に現実が怖くなり、自分から予防線を張ってしまった。
君に言われるより先に、自分で言ってしまった方が楽だった。
それでもやっぱり、痛いものは痛い。

「ん?トヨのことは別に気持ち悪いとは思ってないよ、マジで。
 ただ、強いて言うなら夜な夜なオカズにされてるであろう
 自分の姿を想像するとそっちの方がキモい…」

不意打ちで笑いがこみ上げて、思い切り吹き出してしまった。
この日、初めて笑った瞬間。君はやっぱりいつものペースで
空気を明るく軽くしてくれる。僕の為に、自分の為でもあるけど、
これが君の優しさの上手さだと思う。

やっぱり君は優しい人。僕が傷つかないような言葉と流れを
ちゃんと選んでくれている。必要以上に遠回しに聞かれるのを
僕が嫌がるのもわかってくれてる。だから何でも率直になる。
もし僕が君の立場だったら、
きっともっと傷つくような返しをしてしまう気がする。

君の対応が僕の予想以上に優し過ぎて、感心してしまう。
こういうことが続く度、やっぱり好きになってしまう。
そしてどんどん深みにハマっていく。
忘れたいのに、忘れさせてくれない。
君は優しいのか残酷なのか、本当の所は僕にもよくわからない。

とりあえず質疑応答が一段落して、
次は2人で今後の話をすることになった。
僕はもう何も望んでいないから、君のしたいように
すればいいと、僕は君に全面的に合わせると伝えた。
すると君は僕に言い聞かせるように、ぽつぽつと本心を打ち明けた。

「トヨに俺がどう見えてるか知らないけど、実は俺も
 かなり人選ぶ質なんだよ。下手すりゃお前以上にね。
 人によって微妙に付き合い方変えたりしてんの。
 俺の中でランクがちゃんとあって、その中でも
 親友って一番大事なわけ。将来は俺の考えも
 変わるかもしれないけど、今の時点では女や金や仕事よりも
 ダチの方が全然大事なんだよ。俺にとってはね。
 そのダチの頂点にいるのがお前なんだよ。」

「うん。」

「だからお前がいなくなると困るんですよ。
 明日からどうしよう、みたいな。
 俺このままだと高卒だし、今から新しくダチ作ろうにも
 どうせバイトとか仕事で忙しくなりそうじゃん。
 正直、これから先お前より仲良くなれそうな奴
 見つけられる自信無い。だから縁切りだけは勘弁して欲しい。」

君の言葉の全てが嬉しくて、これだけでもう、充分満たされる。
そっか、君も僕のこと、結構あてにしてくれてたんだ。
僕の独りよがりの関係じゃなく、ちゃんと持ちつ持たれつだったんだ。

君に必要とされている自分が、急に愛しくなった。
また少し、自分に自信が持てた。
僕にそう思わせてくれる君のことを、また少し好きになれた。
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