僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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老人1
あだ名が「おじいちゃん」の人。

うちの店のお客さんだったんだけど
見た目そのまま、どっから見てもおじいちゃん。
実年齢は80くらいと聞いた気がする
紛うことなきおじいちゃん。

奥さんとはかなり昔に離婚していて
その頃の子供もとっくに成人していて
気ままなシニアライフをエンジョイ中、
らしいのだが詳しいことはよく知らない。
興味が無いからさ。

そんなおじいちゃんがある日僕に
「手伝って欲しいことがある」と頼みごと。
なんですか?と聞いても

「あのーアレをどうにかーなんとかー
 最近のアレがようわからんもんでー」

ほぼノーヒントのままおじいちゃん宅に
お邪魔しました。
なんか本気で困ってそうだったし
おじいちゃんなんで酷い目にも遭わないだろうと。

家に行ったらすぐわかった。
真新しいパソコンとタブレットがあったから。
これを使えるようにしてくれってことね。
良かったよ僕に出来ることで。

おじいちゃん、今時の若者ならみんな当たり前に
出来るもんだと思って色んな人に頼んでダメだったらしく、
大喜びで寿司の出前までとってくれた。
ネット開通から初期設定、何から何までだと
出来ない人もいるかもね。

あとは簡単な操作手順とパスワードのメモを渡して
作業完了、仕事行かなくちゃーお邪魔しましたー
のタイミングでおじいちゃんが
お礼だと言って小遣いを渡そうとした。

いやいやいりませんて、簡単だったし
そんな大したことじゃ、って
い、1万円?が2枚!?多くね?
いやいやいや!そんな貰えませんて!

結局貰ってしまった。
だってすごい強引だったんだよ、
何度断っても諦めてくれなくてさ、
仕事遅刻しちゃうと思ったしさ。

しかしお年寄りって基本は年金と貯金の生活じゃん?
おじいちゃんの家はちょっと古いけど
小綺麗な持ち家って感じで家賃の心配は
いらなそうだったけどさ、あんまりお金取ったら
不味いだろうなと思ってたんだよ、この時までは。

それから暫くして、1ヶ月後くらいだったかな。
おじいちゃんがお店に客として来てくれて、
開店直後だったから他にお客さんもいなかった。
店には僕1人、つまり2人きり。

また頼みたいことがあるって話だった。
前回のこともあるので内容もろくに聞かずに
明日の出勤前ならいいですよって
気軽に答えてしまった。

それで昼過ぎにおじいちゃんの家に行ったら
早速お願いごとがきた。
「若い人の裸が見たい」

!?

今何と仰いました?
若い人?裸?若い人ってまさか、俺?
急な話で悪い意味でドキドキしてきた。
何これ、なんかヤバくない?

踵を返すように玄関を出ようとしたら
「小遣い出すけん!」と方言と共に
がっしり腕を掴まれた。
年寄りと思って甘く見てた、結構力強い。

「嫌ですよ!いりませんよ!」
「ええ!ええ!悪いようにはせん!」

「嫌です!俺そういう商売してる人じゃないんで!」
「わかっとる!じゃけん小遣い言うとるじゃろ。」

こんなやり取りが玄関で繰り広げられ
徐々に僕も落ち着きを取り戻す。
待て、落ち着け、いくら力が予想外に強くても
相手は老人、乱暴な扱いは出来ない。
うっかり死なせちゃったら大変なことになる。

なんとか話してわかってもらえないかと試みる。
僕はそんな仕事はやりませんよ、
僕じゃなくても、若い人でお金を払えば
そういうことしてくれる人は他に沢山いますよ、
言うのもアホらしいですが、僕は男ですよ?

「そんなことわかっとる、若い男の裸が見たい。」

あらーおじいちゃんそっちの人でしたかー
大先輩ってことですねー駄目だコイツ。
もしかして離婚の原因もこのあたりに
あったりするんですかねー
とは流石に言えなかったが遠い目で思った。

「なんもせん、ただ見るだけ。」
「お断りします。」

「ちゃんと小遣い渡すけん。」
「ちなみにおいくらで?」

「こんでええか?」

さっ、3万!?裸見せるだけでそんなにー!?
いやいやいや待て待て待て、落ち着けアホか俺。
3万なんて大金ですよ?おじいちゃん。
お金大丈夫なの?勿体無いですよ?

「金の心配はいらん。」

どうやらおじいちゃん、小金持ちらしいです。
でもだからって!駄目だよ絶対駄目だよ!
こんなんOKしたら俺は色んなものを失うぞ!

「なら、こんでええか?」

5万にアップしました。
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