僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

08 │2017/09│ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

優誘
9月17日。

この日、店は臨時休業。
ビルの下水トラブルで工事が必要だったから。
肌寒く、雨がうるさい、そんな日だった。

臨時休業の話をサトルに伝えたら
仕事終わりに会いに来てくれた。
そして彼は僕の家に泊まると言った。
彼はまだ、優しい彼のままだった。

日付が変わって真夜中。
彼が僕を抱き締めて言った。

「最後にHしたのいつだったか、もう覚えてないね。」

今年は1度も無いんじゃないか?
僕もよく覚えていない。
えっ、するの?何の用意も心構えもしてない。

ベッドに寝かされマウントポジション。
跨がる彼は「寒い」と言いながら次々と服を脱ぐ。
急な展開にこれは現実なのかと心ここに在らずな僕に
「服を脱いで」と頭上から指令が出された。

言われた通りに従う。確かに少し寒い。
でもすぐに熱くなるのはわかってる。
今までのことは全て忘れて温まろう。
何の用意もしてないけど、本当にいいのか?

テレビだけが点いた暗い部屋。
青白い光に照らされる、見慣れたはずの相手の身体。
照れ臭いのか気まずいのか、まともに見られなかった。
相手の視線は痛いほどに感じられた。

あまりの寒さに毛布を被り、身体をぴたりと重ねたのに
キスはしなかった。
唇より先に乳首が吸われて妙に納得した。
これが今の正しい距離感なんだと。

「俺が下なの?」
「やだ?」

「嫌っていうか、事故りそうで恐い。」

暫く未使用ですからね、その上何の準備もしてない。
きっと失敗する。まともに挿入出来ないか、
えげつない痛みを伴うかのどちらかだ。
「ならこうして」と軽く足をクロスさせた。
素股でやるつもりらしい。

どうせもう使うことはないだろうと
余っていたローションをありったけ使い
ヌチャヌチャと卑猥な音をたてて彼が激しく動く。
正常位からバックに変えて、更に激しく音を鳴らす。

で、あっさり終了。
次はお前の番だと言い、彼はベッドに寝そべり
僕の腰に腕を伸ばす。
触れられた手はまだ少し指先が冷たかった。

同じようにすればいいかと、正常位のままで終わらせるつもりだった。
嫌な予感がしてたんだ、なかなかいけそうにない。
やっぱり僕もバックにしてもらおうかな。

急に雨足が強くなった。
屋根と雨樋がけたたましく雨に打たれ、雷鳴も轟く。
一瞬現実に引き戻され、自分が今何をしてるのか疑問に思う。
それもほんの一瞬、すぐに体温と快感で彼方に飛んだ。

大好物だったはずの尻もまともに見られなかった。
とにかくいくことに集中しよう、確実に終わらせよう、
その使命感から目を瞑っていた。
素股でフィニッシュなんて初めてかもしれない。

こんな感じて双方あっさり終了。
あれ?Hってこんなんだったっけ?
情緒も感慨も無い、排泄の言葉が相応しいくらいの
すっきりとあっさり。しかもスピーディー。

やっぱりもう、ここに愛は無いのかな、
悟ろうとしたその時、裸の彼が僕の肩を抱き寄せ
額をくっつけ耳元で囁いた。

「もっと楽に生きようよ。」
「何のこと?」

「心配してんでしょ?来年からの事とかさ。
 別に働かなくてもいいんじゃないの?」
「そんなわけにいかない。」

「俺が養ってやるよ。」

えっ、なにそれ、どういう意味?
頭真っ白になっちゃったけど
これは嬉しいこと?喜んでいいこと?なのか?
動悸だけは激しさを増す、外の雨音に轟雷に鼓動、
あらゆる音が鼓膜を揺さぶる。

「働かないで、俺何すんの?」
「家事やればいいじゃん、貯金はもう充分あるでしょ?
 俺は出来れば、トヨに働いて欲しくないと思ってるのね。」

それってつまり、それってつまり?
おぉ、雷すげぇ超光ってんじゃん。音やべぇ!
また水害?警報出ちゃうんじゃないのこれ。

「来年までまだ時間あるし、考えといて。」
「うん、ていうか雷凄くね?」

「てめぇ話聞けよ!」

ちゃんと聞いてますよ。
働いて欲しくない、の部分に物凄い愛情
感じてしまいましたよ。
あれ?働かせたくない、だったかな?
まぁいいやどっちでも。録音しておきたかったな。

あんなにさ、あっさりしたHの後で
こんな話されると誰が思うんだよ。
もう駄目かと思ったじゃん、キスもないし。
ていうか何故この流れでキスしないのかが不思議だよ。

でもなんかわかった。ひょっとして俺、
凄い愛されてるかもしれないってちょっと思った。
これ信じていいのかな、幻にならないかな、
何も信じたことがないから勇気が要る。
これだけは信じたい、今だけでもいいから。

更に不思議なのが「養ってあげる」より何故か
「働いて欲しくない」がグサッと突き刺さった。
何が違うんだろう、ずっと傍にいて欲しいって
独占したいって言われたような気がするからか。
自分の中の乙女が目覚めそうで恐ろしい。

あぁクソ、女に生まれたかったな。
TOP
コメント閲覧
初めまして
toyoさん、初めまして。
コレは紛れもないプロポーズじゃないですか!と興奮して、いつもは読ませていただくばかりなのですが思わずコメントさせていただきました。
私は30の3人子持ちの母をしております。
toyoさんのブログにたどり着いたのは3人目の妊娠でどうにも悪阻が酷く、検索しているときにメイサちゃんの記事と出会いました。
私自身、18のデキ婚なので若くしての結婚・出産はメイサちゃんと重なり、気が付けば読破しておりました。
今はブログ更新を楽しみにしています。
30のおばちゃんから見るtoyoさんはあの家庭環境でなぜこんなに素敵に育ったのだろうと思います。
いつも自己評価が低いのが心配ですが、叱られて育つと周りの反応が気になったり、顔色をうかがったり、自信が無かったりになっちゃいますよね。
でも、サトルさんには素直に身を任せて甘えて飛び込んで欲しいと思います。
最近、自分がバイなんだと気付き始めたおばちゃんの長文を読んでくれてありがとう。
応援しています!
【2015/11/06 12:22】 URL | りんご #- [ 編集]


やばいやばいやばい!
泣きそーだー!
サトルさんは戻ってくるて信じてたよー!

良かったですねtoyoさん!
ん?
でもこのプロポーズは9月??
今現在のお二人の関係がどうゆう感じになっているのか気になります。

しかし羨ましい~!私もそんなプロポーズされたかったです。


【2015/11/06 21:04】 URL | だら #- [ 編集]

よかったです!
toyoさん、こんばんはー!
ほんとですかー、おめでとう~!!!
頑張ってきた甲斐がありましたねっ(涙)!!
涙ぐましい努力が実を結んだんですから、今度こそサトルさんとの信頼関係とか、もう一歩進むといいですね。
あれこれ考えてみても、悩むことは次々出てくるでしょうけど、きりがないですから。
今度こそ失わないよう、前回の失敗した点に気をつけて、頑張ってください。

【2015/11/07 00:17】 URL | まや #- [ 編集]

幸せだ
toyoさんこんばんは。お久しぶりです(覚えてないとは思いますが…


プロポーズ、良かったですね。昔から声を大にして言いたかったのですが、toyoさんはサトルさんと一緒にいれば、確実に幸せになれると思うんです。
こんなに自分の事を、自分(toyoさん自身)よりも大事に考えて、慈しんでくれる人って、本当になかなか居ないと思うんですよ。

人生でたった一度くらい、ノーガードで人を信用してみるのも良いのでは無いですかな?などと偉そうな事を申してみます。だってインターネットだもの(笑)

今後の展開、良い意味で大変楽しみに致しております。
【2015/11/10 01:15】 URL | moz #ZuX4WpQ6 [ 編集]


はじめまして。
いつもこっそり読ませて頂いてます。が!あまりにも嬉しくて、キュンキュン、ウルウルしたのでコメントさせて下さい。
toyoさんの気持ちが届いてホントに良かった〜(涙)
【2015/11/11 02:15】 URL | sun #- [ 編集]

働かせたくない
王子の言葉はいつも本音ですね。

toyoくん、真面目なのか、責任感が強いのか、傍目には「すごくいい人」に写るのではないでしょうか。(このブログでは結構毒吐いてますが...。
お客様に対して平等にいい人なんですが、勘違いされる方多数。(同僚も?)
王子はそこら辺も嫌なのかな~と。

自分にだけ尽くしてくれればいいとか?
独占欲がすごいですよね。
でも、実際にtoyoくんのことをこれだけ真剣に考えていてくれるのも彼ですよね。

友に白髪の生えるまで、仲良くしてくださいませ。
【2015/11/15 00:00】 URL | R #- [ 編集]

>りんごさん
りんごさん初めましてこんばんは。
3人もお子さんいらっしゃるなんて羨ましい!
ママが出来る女性は素敵だと思います。
子育て頑張れなんて言われすぎてうんざりされていると
思われますので、いっぱい手を抜いてください。

まさか悪阻の検索でこんな所に辿り着くとは
思わなかったでしょうね、僕もびっくりですよ。
30でおばちゃんになると僕ももうすぐおじちゃんなので
認めるわけにはいきませんね。

素敵に育ったとは思えませんが、
子供の頃に褒められたことって多分一生残るんですよ、
たった1回でも1ヶ所でも。
僕は誰も褒めてくれなかったので自己評価が低いのでは
ないかと思うのですが、家庭で開けられた穴を
友達が埋めてくれたんじゃないでしょうか。
運が良かったんですね、じゃなかったらもっと簡単に
犯罪者になってたと思います。
参考になるかわかりませんが、褒められるって大きいです。
【2015/11/15 00:03】 URL | toyo #- [ 編集]

>だらさん
だらさんこんばんは。
今も仲はいいです、かなり。
でも別件で色々と忙しいのでやらしい感じに
なかなかならないんですよね。
一緒にはいてくれるんですけど。
【2015/11/15 00:07】 URL | toyo #- [ 編集]

>まやさん
まやさんこんばんは。
わーいやったー!
働かせたくないんだって主夫ウェーイ!
こんな感じでよろしいでしょうか。
信用とか信頼とかちょっとだけ理解出来たかもしれません。
この人は大丈夫なんだって割り切ってから
最近は色々と本音を言えるようになりました。
2日後のラインで。
【2015/11/15 00:12】 URL | toyo #- [ 編集]

>mozさん
mozさんお久しぶりですこんばんは。
案外覚えてるもんですよ、過去全員とは言いませんが
1度でもコメント戴けたなら
この名前見覚えあるなってなります。
そもそもそんなに多くないですし、
でもなんだかんだで結構年数経ってますからね…

ノーガードで信用しなきゃいけないんですよ!
それが今しかないんですよ!と思ってます。
今出来なかったらもう一生無理でしょう。
【2015/11/15 00:19】 URL | toyo #- [ 編集]

>sunさん
sunさん初めましてこんばんは。
いつもこっそり書いてますが
恋愛ブログのはずなのにキュンキュン要素が
全然なくてすみません。
【2015/11/15 00:21】 URL | toyo #- [ 編集]

>Rさん
Rさんこんばんは。
どう見られてるのか自分じゃわからないですよね、
でも真面目には見えて…るんだろうな多分。
責任感も…無責任には見られてはいないでしょう。
実際全然いい人ではありませんが
本性を隠すのは上手い方なんじゃないですかね。

僕が接客するの嫌がってますね、自分も一緒に
同じ場所で働いて見えるならいいけどって感じで。
多分そういう感情もあるんじゃないかなぁ、
独占欲かなり強いですね。
僕はそういうの、実は嫌いじゃないです。
【2015/11/15 00:32】 URL | toyo #- [ 編集]

TOP

非公開コメントは受け付けておりませぬ















TOP

検索