僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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君の部屋
君はいつも僕の部屋にいる。今では半分住人のような存在だ。

小学生の頃から続くこの慣習。
「たまにはそっちの家行こうよ」と言ってみても
「俺の部屋散らかってるし狭いよ」と断られる。
確かに君は面倒臭がりでちょっとズボラでいい加減でだらしないから
部屋の掃除はしてなさそうだと思ってた。

中学の頃、ダメ元で「部屋を見たい」と頼んでみたら
渋々承諾してくれたことがあった。
僕の家から更に少し帰路を行くと君の家が見えた。
至って普通の2階一戸建て。そこの2階が君の部屋だと聞いた。
どれだけ散らかってるのかとワクワクしながら
玄関横の階段を昇ってドアを開けてもらった。

部屋の中身は予想通りだが、僕の予想を遥かに超えていた。
あまりにも散らかりすぎて、床が見えない。

「うわ、これはひどい」
「だからやめとけって言ったのに」

僕はあまりにも壮絶な部屋の様子に腹を抱えて笑ってた。
笑う僕を横目に、照れくさそうに複雑な表情をする君。
徐に君は部屋の奥へと遠慮なく道なき道を突き進んでいく。

「まぁいいや、とりあえずこの辺で座って待ってて」
「座れってどこに?」
「自分で探して」

僕を部屋の前に残して君は下に降りていく。
僕は君が先程踏んだであろう、僅かな床部分を選んで奥に進んだ。
漫画や雑誌に埋もれたベッド。その中央の僅かなスペースに座り込み
じっと君を待つ間、部屋を観察していた。
このある意味男らしいまでの散らかり具合も、君らしくてとても
僕は居心地が良かった。他の生徒が知らない君の一面を
僕だけが独占してる気分に浸れた。

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