僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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再会
彼氏の甥っ子。

彼氏のお姉さんとは最近も何度か会っていたけど
その一人息子に会うのは数年振りだった。
最後に会ったのは何年前だったかなー
まだ幼稚園か小学校低学年くらいだった気がする。
母親と叔父さんに似てどう見ても美少年だった。

その美少年甥っ子君がまさかこんなに、
たった数年で僕らと身長並ぶとは思わなかった。
えっ、今中1なの?うわ声低っ!声変り早っ!
しかし顔は当時の面影どころか順調に美少年。

「お久し振りです叔父さんとユータさん。」

何この子ー!中1なのにちゃんと敬語使えるー!
俺の名前ユータじゃねーけど美少年だから許す。
そりゃそうだよね、親族ならまだしも他人の俺なんか
普通覚えてないよね、まだ小さかったし。

「覚えてますよ、ぬいぐるみ買ってくれたり
 叔父さんよりいっぱい遊んでくれましたよね、
 凄く優しくしてくれた思い出があります。」

美少年の敬語ってなんでこんなに心に刺さるの、
もう普通に好き。俺明日からユータに改名する。
しっかし遺伝子って恐ろしいな、甥っ子君
お母さんにすっげぇ似てる。ほぼ同じ顔だよ?
サトルのお姉さん今幾つだ?まだすっげぇ美人。

因みにこの場はサトルの実家。
一緒にご飯食べよって誘われたんだけどさ、
だからサトルのお母さんもいる。
サトル、サトル姉、サトル母、サトル甥、全員美形。
俺だけ違うの肩身狭いのもう人種が違うの。

甥っ子君、中1のクセにもう彼女持ちですってー
小学校の同級生で学年で一番可愛かった子ですってー
ずっと両想いだったんだってーきゃー純愛ー
リア充街道まっしぐらじゃねーか。

そんな甥っ子君に彼氏は「もうヤった?」と
下衆い質問。大人の洗礼ですね、恥を知れよ。
「いや、まだ、ちょっと」と恥ずかしそうに
答える甥っ子君がピュア過ぎて眩しい。
青春してんなぁ、色んな意味で胸が痛くなるわ。

しかしこんな家族親族水入らずの場に
なんで俺まで呼ばれたの?場違いじゃね?
本当にこんなとこにいていいの?
それとも家族の一員として認めてくれてるって
解釈しても許されるの?

若干の居心地の悪さを感じつつも
それを悟られぬよう必死に気を張る。
アットホームな雰囲気に昔から強い憧れがあったけど
どこかで拗らせたのか、実は結構苦手だったり。
結局自分は入れないって感じてしまうから。

近況報告や世間話等、話題があっちこっちする中で
ふと甥っ子君がサトルに質問した。

「叔父さん達は結婚とかしないの?」

一瞬何のことかよくわからなかったけど
サトルはすぐに察したみたいで、
これでもかと言うほど言葉を濁して動揺を見せた。
あ、え?これ俺達って意味で言ってんの!?
サトルの様子を見てワンテンポ遅れて僕も動揺。

「なんでそんなこと聞くの?」
「もう十年くらい付き合ってるって聞いたから。」

え?もうそんななる?いやまだ十年は経ってない、
ていうか何年経ったか正確にわからないんだなー
別れてた時期もあったしさ。
でも付き合い始めたのは、四捨五入したら
十年くらい前にはなるかも。うわーもうそんな?

ていうかサトル母さんとサトル姉さんは
一体どんな説明してんの!?
この話の流れでお察しですけど。
どんだけ自由なんだよこの家族。

しかも甥っ子君も今思春期真っ只中じゃん?
なんでそれをサラッと受け入れちゃってんの?
美少年でリア充で敬語が堪能で器もデカイなんて
天はこの子に何物与えれば気が済むの?

今更だけど改めて第三者の視点から
自分達の関係を認識させられるって
目茶苦茶居た堪れない、逃げたい。
恥ずかしいっていうより照れ臭いんだけどね。
タクとメイサちゃんはもう身内だから何も思わん。

話を戻そう、結婚?女と?それとも俺達が?
あぁ俺達がってこと、デスヨネー
するわけないじゃん!そもそも出来ねーし。

「渋谷区で出来るようになったんじゃないの?」

あーアレか、役所のごっこ遊びのヤツ。
何の保証も効力も無いパートナー証明書だっけ?
アニメキャラの住民票みたいなもんでしょ、
あれなら身内だけで結婚式やる方が
まだマシなんじゃねーの、と僕が思ってるヤツね。

どうやら甥っ子君、サトルが手術した時に
僕が蚊帳の外状態だったことを聞いて
そんなことになるならちゃんと結婚しとけば
良かったのに、と思ったらしい。なるほどね。

サトル自身はふわっと理解しているけど
説明はそんなに得意ではないので
僕が説明してみた。今のこの国の法制度では
こんなもんだよーと手短にザックリと。

「酷い話ですね。」

まさかこんなことで同情?されるとは
思ってなかったんだけど、しかもこんな
自分の年齢の半分にも満たない若い子に。
本人そんなに気にしてないっていうか、
最初から諦めてたからね。

そりゃ病院で実際に蚊帳の外に出された時は
世知辛いなぁーなんて悲しくも虚しくも
なりましたけど、でもそんなの一時だけだし。
マイノリティなんてこんなもんでしょ、と
さっさと諦めた方が傷は浅く済むと思った。

あとは得意の必殺技、見て見ぬ振りだよね。
大人になって一番よく使う技だよ、効果も抜群。
その場さえ凌げれば案外どうとでもなるんだ、
自分の中で折り合いをつけて終われるものなら。

後にサトル姉さんから聞いたんだけど、
甥っ子君は叔父のサトルに会うより
僕に会えるってかなり楽しみにしてたんだって。
小さい頃の記憶で僕に対して物凄く優しいお兄さんの
イメージが残ってるらしくて。誰だよそいつ。

んーそんなに優しくしたっけ?
一時期頻繁に預かってた頃もあったから、
その時の印象が強く残ってるのかな。
とりあえず僕は超絶好印象だったらしい。
それなら会わない方が良かったんじゃないかな。

そういう気持ちで心配してくれてたわけか、なるほどね。
正直めちゃくちゃ嬉しいけどさ、いやいやいや、
子供に見せないリアルな僕は割とマジでクズ野郎
だという事実をどうやって隠蔽しようかな。
守りたいこの印象。

人並みに狡いし悪いし汚いし腹黒いし変態ですよ。


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