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僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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恩人
大したことじゃないけど、命の話。

以前ここでも書いたことがある。
僕が自分で自分を切り刻んだ時のこと。
そして身も心も君に助けられたこと。
今でもよく反省と共に思い出す出来事の一つ。

僕は生まれた時から何故か母親に嫌われていた。
昔は物心ついた時からだと思っていたけど
本当は生まれる前かららしい。

母は仕事が好きだった。
そして恋人が好きで自分が好きで
好きな仕事をした後に恋人と2人で過ごす時間が
何よりも好きな人。

そんな夢のような一時を邪魔する存在が僕だった。
母は僕が出来たと知ったとき、僕を堕ろすと決めていた。
その決断を父に反対され、説得されて今僕がいる。

父も子供が特別欲しかったわけじゃない。
ただ最愛の女の身体を人工的に傷付けたくなかったらしい。
それでも僕が生まれたことに変わりは無い。
どんな理由にせよ、生まれたもん勝ちだ。

僕がまだ君に出会う前、祖母も亡くなり独りで暮らしてた頃。
僕は早朝から高熱を出したことがあった。
その日は母も珍しく家にいて僕の様子を知っていた。

母は仕事に向かう支度をしていて、
僕も学校に行く支度を止めなかった。
母の手を煩わせたくないと考えていた。

無理をして学校に行き、校舎に入ってすぐに倒れた。
保健室で意識が朦朧とする中で、迎えに来た母が見えた。
母は仕事を中断して僕を家に連れて帰り、
僕に聞き取れるか取れないかくらいの声で
愚痴を言いながら看病をしてくれた。

無理してこちらに迷惑をかけるのは止めろだとか、
あんたのせいで今日の予定が狂っただとか、
面倒かけさせてこっちの身にもなれだとか、色々。

その日は母が特別楽しみにしていた予定があったらしい。
きっと仕事が終わったら父とどこかに行く予定だったんだろう。
僕の無理のせいで狂わされたと、それだけはハッキリ聞こえた。

余程予定が楽しみだったのか、そして余程苛ついていたのか
「何で私が面倒見なきゃならないのよ」と独り言が聞こえた。
僕は「もう大丈夫だから、一人で出来るから」と言った。
「煩い、二度手間は御免だ」と一喝されてしまった。

その時に母の若い頃の話を聞いた。
僕が生まれる前までは2人でずっと一緒で楽しかったと。
父が反対しなかったら、本来なら生みたくなかったと。
昔から子供が嫌いだったと。

1人では何も出来ないし、役にも立たないし、
すぐに何かにつけて大人の邪魔をするからだと。
それは確かに間違ってはいないと僕も納得した。
その時の僕の状態が、まさにその通りだったから。

それに母は若い頃自分の容姿に自信を持っていて、
妊娠によって身体の線が崩されたのも
僕を遠ざける大きな要因だと言っていた。
今ではそれなりに年を重ねて産んだばかりの頃程
気にはならなくなったが、当時は相当根に持っていたらしい。

だから僕は母に嫌われているんだと、
その時初めて理解出来た。それまでは何故なのかと
ずっと疑問だったから、すっきり出来て良かったと思った。

仮にも我が子を目の前にしてこんな台詞を愚痴る母も
人としてどうかとも思うが、母の苛立つ気持ちもわかるし
母も一人の人間だから、仕方ないと思ってた。
母を否定しても、僕には何の足しにもならない。

この頃から何もかも諦める癖がついた。
自分がとても軽いものだと思って、自分を大事にしなくなった。
そして君に出会って、初めて友達が出来て、
人を好きになって、それでも自分はまだ好きにはなれなかった。

その結果、僕は自分で無意識の内に自分を斬った。
それまで自分自身にも関心が無かったから
そういう行動は取らずに済んでいた。
しかし自分に関心を持たざるを得なくなって、その結果だった。

そんな僕を君は必要だと言ってくれた。
初めて僕の為だけに泣いてくれた他人だった。
僕より僕を大事にしてくれて、必死で怒ってくれた。

それまで自分で自分を大事だなんて思いもしなかったのに、
君のお陰で少し大事にしようかと思えるようになれた。
僕の好きな人の大事なものなら、僕も大事にしなければ
僕の大事な人が悲しむと思った。

こんなことをするのは自分でもおかしいとわかってた。
自分が痛い奴だってことも全部わかってた。
だから今は自分でコントロール出来る。
きっと君がいなくなっても、それだけは守れる。
もう自分をどうでもいいとは思っていないから。

僕は特別不幸じゃないし、人に必要とされる術も知ってる。
そこそこに愛される術も知ってるし、
理由も無く死ぬ程安い存在じゃないことも知ってる。
誰の為でも無い、自分の為に生きられる。

きっかけはかなり歪んでるし、僕も歪んだままだけど
僕の命の重さは君が教えてくれた。

テーマ:男同士の恋愛 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧
重さ
確かに自分の命の重さって自分じゃわかりにくいものかも。
周りの人、大切な人がいて初めてわかるものですよね。
大事な人の大切なものは私も大切にしたいです。
自分の存在を、命を、誰かに尊いと思ってもらえるって幸せなことだなぁとか考えた、今日の記事でした。
【2006/03/18 22:12】 URL | 冬 #- [ 編集]


はじめまして。初めてコメントします。

私の母は、toyoさんとは正反対に過保護です。
20歳過ぎた私をいまだに「こども」扱いして、あれこれ世話を焼きたがる。
toyoさんのように突き放されていないし、愛されているのに、
私にとってはただ煩わしくて苛々するだけの存在。

うまくいかないものですね。
【2006/03/18 22:42】 URL | はる #- [ 編集]


こんばんは。


toyoさんが好きになった彼は、本当に素敵な人なんですね。
ありきたりな言い方だけど、自分のために泣いて、怒ってくれる人がいるというのは幸せなことだと思います。
誰かに必要とされることって、嬉しいですよね。
その彼のおかげで、自分を大事にしようという思いが芽生えたのなら、それは素晴らしいきっかけじゃないでしょうか。
偉そうにすみません・・・。
この話が昔のことを思い起こさせて、コメントしました。
【2006/03/18 23:11】 URL | ゆきとら #- [ 編集]

>冬さん
冬さんこんばんは。
自分で自分の体重感じないのと同じような
感覚なんでしょうかね。
自分のことは自分が一番わかるけど、
自分の価値は自分だけじゃ絶対わからないですね。
特に何かと比較するわけでなく、誰かがいて初めて
わかるもんだな~なんて僕も冬さんのコメントで
考えさせられました。
【2006/03/19 21:47】 URL | toyo #- [ 編集]

>はるさん
はるさん初めましてこんばんは。
僕も未だに両親から子供扱いされてますよ。
だから未だに嫌われてます。
実際まだ子供なので当然なんですけど。

きっとこれは親か自分が死ぬまで一生
変わらないだろうな、と思ってます。
親は幼いから子を子だと思うのではなく、
自分が産んで育てたからこその「子」だと。
今は苛々してても、その時が来たら絶対
寂しさを感じるし、その時も必ず来ます。
その時出来れば寂しさを、僕は人として感じたいなと。
親が死んで喜ぶような人間にはなりたくないと
思ってるのですが…上手くいくかどうか、ですね。
【2006/03/19 21:49】 URL | toyo #- [ 編集]

>ゆきとらさん
ゆきとらさん初めましてこんばんは。
はい、本当に素敵な奴です。
僕の持つ何よりも、自信をもって自慢出来ます。
だから僕自信のことじゃないですけど、
彼のことを認められるのが実は一番嬉しかったりします。
ありがとうございます。
こんな奴と仲良くなれたのは、もう人生最大の幸運ですね。
人の宝って人なんだなぁって、コメント読んでて
そう思っちゃいました。
どんな関係でも、どんな出会いでも形でも、人にとって
一番大事で必要なものって人なんですよね。
そして自分もその一人なわけで。
これからも大事にしないと。
昔のこと、辛い記憶だったら思い出させてごめんなさい。
【2006/03/19 21:50】 URL | toyo #- [ 編集]

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