僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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修学旅行の夜
君と出会ってから程なくして、僕らは友達になった。
君は僕に沢山の自分の友人を紹介してくれた。
正直僕は、君以外の人間はどうでも良かったけど、
君の面子を保つ為に愛想を振りまいていた。
この時の経験のお陰で、僕は今では少しだけ人付合いが出来るようになった。

6年生の夏、僕らは修学旅行へと行った。
僕と君と、君の友人2人と同じグループで行動を共にしていた。
昼間の集団行動は殆ど憶えていない。
旅館の部屋で過ごした夜が、あまりにも印象に強かったから。

僕らのグループと、他のグループから2人の男子の計6人部屋。
お約束のように下世話な「恋話」と「エロトーク」が盛り上がっていた。
僕は当然「好きな女子はいない」と答えた。勿論真実だった。
しかしその時の僕は何故か、『君の答え』に不安を募らせていた。
僕自身どういう回答を求めていたのか理解出来ず、
自問自答しながらただただ心配していた。

「いないよ」

そうハッキリ聞こえた時、不思議と胸が安堵感でいっぱいになった。
思わず溜息を漏らしそうだった。
君は嘘を言わない奴だと思い出し、尚更安堵した。
何故こんなにハラハラするのか、
当時はまだ“親友を独占したい”という欲の顕れだと思っていた。
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