僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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異色
借りた物は出来ればきちんと返したい。
なるべく余裕のある時に、出来れば早めに。

以前ホストの手伝いで借りた2着のスーツ。
借りたのは僕らだから、出来れば僕らで
クリーニングもしたかったし、本人に手渡しで
「ありがとう」とも言いたかった。

しかし本人に手渡しとはいかない。
そもそも殆ど見ず知らずの人。勤務先もうろ覚え。
そしてこれは商売道具、出来ればあちらも
早めに手元に戻って来た方が安心するのでは?
そんな考えもあったから、畳むことしか出来なかった。

2着のスーツを持参して、サトルに会いに行った。
サトルに電話したら駅まで迎えに来てくれた。
それからサトルの家に招待された。

僕の家よりも高級感漂うデザイナーズマンション。
その角の1室がサトルの部屋だった。
広さはうちの方が広いけど、とにかく小綺麗。
しかしブランド物が少々溢れ気味。
いかにも男の部屋って感じ。

僕は少し緊張していた。
実は僕は、サトルと2人きりになったことが無い。
一度だけ、ちょっと羽目を外した過去記事の時だけ。
あれだって正確には2人きりじゃない。

話題に困るかな?なんて不安もあったけど、
そこはやっぱり相手が違った。
雰囲気作りは本職の彼に任せて、
僕は気楽に彼の空気に身を寄せた。

2人で過去の話も少しした。
勿論僕の過去の記事にも書いたこと。
でもこの話は短い思い出話に終わり、
互いの近況に話題は移り変わった。

サトルも今は、特定の相手はいないらしい。
望んでもいないらしい。
今は仕事で成績を出すことと、たまにするセックスが
一番気楽で楽しいと言っていた。

僕も様々なことを聞かれたけど、相変わらずの生返事。
かといって嘘も言ってない、核心を避けて
のらりくらりが僕の得意技。
あまり自分のことを話すのは得意じゃない。

話題が深まりネタも尽きてきた頃、
やはり君の話にもなった。
正直僕とサトルの共通項と言ったら
君のことしかない、この流れは予測も出来てた。

しかし流れの先は僕の予測を超えていた。
それまでの流れは忘れてしまったけど、
サトルは僕にこんなことを言い出した。

「お前もよく続くね、たまにキツくならない?」
「俺は別に、あっちは逆にキツイかもしれんけど。」

「いや~俺だったら無理だわ。タクとずっと一緒は。」

なんで?なんでそんなこというの?
あいつすっげーいい奴じゃん。お前も友達じゃん。
お前困ってるの助けてくれたじゃん!

そんな疑問を抱いて、少し悲しくなって言葉が詰まる。

「タクが悪いんじゃないよ?俺もあいつ嫌いじゃない。
 あいつはいい奴だし好きだけど、なんつーかぁ~」
「別に気にしないから言えよ、ハッキリ。」

「あいつといるとさ、たまに苦しくならない?
 あいつすげーいい奴じゃん、超性格いいし、
 友達も多いし明るいじゃん。それで自分で辛くならない?」

ここでサトルの言いたいこと、なんとなくわかった。

君は明るくて、綺麗で太陽みたいに輝いて見えるから、
サトルのような影を持つ人間は自分と比較して
自分の汚れや影が曝されて、辛くなってしまう。
そういうことか。

確かに君は悪くない。でも僕はそうは感じない。

「俺は別に平気だけど。」
「それが俺は不思議なんだよね、お前ら見てると。
 トヨなんかどっちかっつったら俺側の人間じゃん。」

「何だよそれ、そうか?」
「うん、同じ匂いするから俺はお前の方が落ち着く。
 正直タクよりトヨの方が腹割って話せるよ。」

こりゃ意外。僕にそんな姿勢で来る人がいるとは。
一般的には絶対君の方が人気もあるし、
親しみも感じやすいし、僕は間逆だと思ってたのに。

「マジで?」
「うん、なんかさ、タクって真面目じゃん。
 それで行儀良過ぎなんだよね、俺から見ると。
 生き方とか中身が純粋で綺麗でいい子過ぎる。」

「俺は全然違うみたいじゃねーか。」
「お前の方がふざけてんじゃん。俺と大して変わんなくね?
 だからさ、あいつと話しても、俺のこととか奥底まで
 理解はされねぇだろうなって思っちゃうんだよな~」

こんな彼の胸の内を黙々と、たまに相槌を入れて
聞き入った。とても興味深かった。
初めて聞いたもう一人の幼馴染の本音。

サトルは僕と、ずっと前から
もっと仲良くなりたいと思っていたらしい。
腹を割って話せる友人が欲しかったと言っていた。
しかし僕は君の傍から離れずに、君も離れない。
そして月日は今日まで流れた。

勿論こんな話をしても、彼は君を嫌っているわけじゃない。
好きは好き。しかし比べると、君より僕の方が好きらしい。
僕の方が波長が合う、それがサトルの感じ方。
確かに、君はサトルには綺麗過ぎるかもしれない。

自分の欲にどこまでも忠実で、貪欲な男。
見えない心より、触れる現物を求める男。
他人の気持を考えず、時には自分の気持も捨てる。
自己中に欲へとひた走れる野心と影を持つ美形の友人。

そんな彼から曖昧な誘いを受けた。

「連絡してよ、今度はお前から。」
「え~だってお前仕事忙しそうだし。」

「そしたら俺からかけ直すから。
 つーかてめぇも冷てぇな~!」
「お前に言われたくねぇよ。」

実は寂しがり屋なのかな、このイケメンさんは。
でもこいつプライド超高いから、それ言ったらキレそう。
だから黙っておいた。

俺に気遣わせんじゃねーよ、面倒臭い奴め。
寧ろお前が俺に気遣え、みたいな。
冗談だけど。

サトルは確かにイケメンだけど、正直ゲイ目線で見ても
こいつとはナイな、とか考えてたりして。
顔は結構好きなんだけどね、身体も悪くないんだけど、
この魅力を凌駕し有り余る性格の個性はちょっとナイ。

上手く言えないけど、すんごく変な奴。

テーマ:男同士の恋愛 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧
ごめんなさい
こんばんは。
昨日の書いたコメントは、毒を君にぶつけてしまった気がして、ごめんなさい、勝手に反省してます。
生き方とか中身が純粋で綺麗でいい子過ぎるか・・・
優しすぎて本心が見えないタイプ?タクさんて、んっ、・・・本当のところ、どうなんでしょうか?
でも、ちょっと苦手でも、いい友達?が近くに・・・
【2006/07/16 01:55】 URL | 天色 #- [ 編集]

こんばんは~
>君は明るくて、綺麗で太陽みたいに輝いて見える
なんてピュアでストレートな称賛!!あーtoyoさんは称賛なんて思ってないんでしょうね。真正直にタクさんを表現しただけ、ってとこですか(笑

明るくて人気者で友達たくさん。人としても尊敬できる、めっちゃいい奴。その上美人でスタイル抜群!!
そんな友人がいたら嬉しい反面、やっぱちょっと卑屈になっちゃうかな...辛いかもしれない。

男前ですんごく変な奴、らしいサトルくんに興味津々です。なんだか魅力的...

「男のつる肌」好きだけどね、“毛”嫌いじゃないのよんwヒゲとか好きだし。しかし大サーカスのクロちゃんの背中はちょっと...

【2006/07/16 02:07】 URL | ゆき #- [ 編集]


天色さんこんばんは。
ん?そうですか?僕は何も気にならなかったですが。
なので天色さんも気にしないでください。

そうですね~たまにあまり彼の本質を
素直に真っ直ぐ信じようとしないで、
斜めから彼を見ようとする人は
「いい人ぶってる」とか「八方美人」とか
言われることもあるみたいです。
僕も人から聞いたことがあるし。
あいつ本当はそんな考えじゃないだろ?
皆に好かれようとしてるだろ?とかね。
実際は僕は違うと思って、一言否定するだけで
他には何も言わないですけど。

実際は彼自身もいい人でありたい願望が
あるのかもしれません。それを目指して
今の形になったのかもしれない。
でもそれは嘘とは別の向上心からの姿だし、
自分に無理してたら辛いと思うんですよね。
それに元々人を憎む種が凄く少ないんだと思います。
これがあまり理解されない、のかもしれません。
普通はその種、皆沢山持ってるだろうから。
【2006/07/16 16:39】 URL | toyo #- [ 編集]

>ゆきさん
ゆきさんこんばんは。
自分が根暗なせいもあると思うんですけど
凄く明るく見えますね。
自分と比較しちゃってる部分もあると思うけど、
とにかく暗さが無いです、あんまり。
凄く落ち込んでる時でも僕みたいな
危ういダークなオーラとか漂わないですもん。
あと僕が卑屈に思わないのも、多分相性でしょうね。
たまたまの偶然だと思います。

因みに美人だと思っているのは僕だけらしいです。
この日サトルにそう言われました。むむむ。
サトルは自分が美形だって受け入れまくりな奴なので
かなり人のルックスには煩い奴です。
だから友達少ないんだと思います。
あとね、かなりサディストな一面もあるので
中途半端にカッコよさ意識してる人を見ると
その自信をへし折ってやりたくなるようです。
男女問わず。酷い奴ですよね。
【2006/07/16 16:39】 URL | toyo #- [ 編集]

こんばんわ~♪

サトルさんと私、ちょっと似てるかも。
特に目的の為なら手段選らばなそうなところ。

なるべく人に迷惑掛からないようにしてるつもりなんですけど
そう思ってるのは本人だけで、周りを巻き込んだりしてます。

だからサトルさんの気持ちも少し解る気がします。
タクさんと一緒に居ると辛くなるって気持ち。
私も、タクさんみたいな人が傍にいるときつくなるかも。
する必要の無い比較をしてしまって自分が嫌いになっちゃうかもね。

経験したことありますもん。
私も綺麗なままでいたかったな~。とかね。

でも、今の自分で後悔してません。
私は私ですもんねw

私にとってはtoyoさんも眩しい存在ですw

【2006/07/16 18:39】 URL | ゆずる #- [ 編集]

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【2006/07/16 18:54】 | # [ 編集]


自分に無いものを持っているという人は、
楽しい。
話題も動作も仕草も考え方も
気になるというか。
一緒にいて気になる存在。
自分に無いものをこの人から
少しでも分け与えられたらと考える。

自分と似た人というのは、
一緒にいると安心する。
ちょうど秘密を共有しているというか、
自分にとっての拠り所となる面も多い。

サトルさんにとってtoyoさんは
後者にあたるんですよね。

でも、嬉しいじゃないですか。
両方を得れるというか、
自分にとってどちらも必要な存在だと思います。

きっと何かの発見になると思いますよ。
大事にしてくれるといいなぁっと思います。
【2006/07/16 22:24】 URL | カズ #- [ 編集]

>ゆずるさん
ゆずるさんこんばんは。
ええ~ゆずるさんサトル系ですか?
それはあまりお薦め出来ません(笑)
僕もそうらしいんですけども…むむむ。

僕はその、誰かと比較して凹むっていう感覚が
あまり無いみたいです。
隣の芝がどんなに青くても気にならないタイプ。
そこが彼と違うんでしょうね。
なんで気にならないのかと聞かれると、
僕は他人に全く関心が無いからです。
ある意味自分さえ良ければそれでいいって考え方。
自分しか見てないんでしょうね。
こういう風に言っちゃうと凄く駄目な人みたい。

まぁ、充分駄目な人なんですけども。
グリーン隊員、任務遂行ご苦労様です。
ありがとね♪
【2006/07/17 20:26】 URL | toyo #- [ 編集]

>カズさん
カズさんこんばんは。
そうそう、自分に無いもの持ってる人って
その人の自分と違う部分、欲しくなりますよね。
自分はこうはなれないなぁ~と思ってても、
その人を傍に置いておきたいというか。
部位が駄目でもその人自身が欲しくなっちゃう。

で、自分と似てる人。
そっか、安心するんですね~なるほど。
僕は逆に似てる人はあまり近くに寄らない、
遠ざけてしまうタイプみたいです。
多分ね、自分のことがあまり好きじゃなから
似てる人を通して自分を改めて見たくないんだと
思います。僕みたいな人、少数派なのかな?

サトルの話は本当にびっくりしました。
僕にそういう感情抱いてくれる人って
この世にいないと思い込んでいたので…
人間どこが好かれるかわからんもんですね。
【2006/07/17 20:27】 URL | toyo #- [ 編集]

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