僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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旅行1
約束の修学旅行。


高校の修学旅行には2人とも行けなかったから
2人だけで行っちゃおう、と同級生が本物の
修学旅行を満喫しているであろう時に
教室で補習を受けながら2人で決めた。

僕はその場限りの冗談だと思っていたけど、
君の性格を考えたら、最初から本気だったんだろう。
君は負けず嫌いだから、皆が経験してるのに
自分達だけ未経験じゃ癪に障るのだろう。

行き先は君の提案で何故か君のお母さんの故郷に。
真冬は豪雪地帯として有名で、綺麗な水が豊富な地。
高校の同級生達は確か沖縄だったはず。
全然違うけど、まぁいっか。

新幹線に2人で乗って、まず最初のイベント。
「新幹線の中で駅弁に舌鼓を打つ」
これは君からの熱烈リクエスト。
僕はそんなに腹は減ってなかったけれど、
折角なので、お付き合い。

それにしても新幹線ってね、高いね。
速いし快適だから妥当な金額かもしれないけどさ、
日本て意外と広いんだな~なんて
窓から流れる景色を眺めて得意の一人思案遊び。
君は近くに座ってた家族連れのちびっこに夢中。

駅に辿り着いて、君は誰かに電話を掛けた。
そして駅に親戚が迎えに来てくれてるらしい
という情報をゲット。

初めて会った君の親戚第1号さん。
君のお母さんの妹さん?らしいんだけど
おばあちゃんの家の近くに住んでるとのこと。

君も会うのは2度目らしく、しかも君は
その頃幼過ぎて全く覚えていなかったと。
あんまり君のお母さんに似てなかったね。

で、君のおばあちゃんの家に到着。
君の親戚第2号さん、おばあちゃんの登場。
ここでの呼び名はフミさんにしちゃおうかと。

フミさんは、僕の想像よりもずっとずっと
若かった。そしてとても元気で明るい人だった。
ほんとに君のお母さんそっくり。

僕が選んだ東京土産。
君に内緒でこっそり買って、こっそり渡した。
ちゃんと「お世話になります」って挨拶も。
フミさん、何故か大爆笑。

「笑ってごめんね。あまりにも話に聞いてた
 通りの子だったから、ちょーウケる。」
「誰にどんな話を聞いたんですか?」

「私の娘にね、タクのお母さんからね、電話で。
 タクと違って丁寧で行儀のいい
 お坊ちゃんよ~って聞いてたのよねぇ~」
「そうですか。」

僕が選んだ東京土産は某猫科の猛獣が
そのまま名前になった有名老舗和菓子屋の
羊羹2本入り。竹皮包と桐の箱に入ってた。
最初はびっくりされちゃった。僕もびっくり。

実は君に内緒で君のお母さんに連絡して、
フミさんの好みを聞いたんだ。
フミさんは和菓子が好きで、羊羹が好物だと聞いた。
そして羊羹ならこの店だろう、と別口で情報収集。

フミさん、とってもまったり喋る人。
なんだかとっても可愛い人。
ちょっと話しただけでも笑顔とか、話し方とかで
人柄に触れることが出来て和んじゃう。

僕のばあちゃんとは全然タイプも違うけど、
ばあちゃんの影が僕の脳裏にちらつく。
何とも言えない、心地良い胸の締め付け感。

ばあちゃんが生きてたら、こんな感じか。
もっと違うかな、どんな感じかな。
会いたいな。話したいな。
流石に「ちょーウケる」とは言わないだろうけど。

おじいちゃんは君が幼い頃に他界したんだとか。
だから今、この家でフミさんは独り暮らし。
でも家族も近所に住んでるし、都会で薄れた
近所付き合いも健在らしく、フミさんは楽しそう。

フミさんに晩御飯を作ってもらった。
フミさんは、とってもお料理上手。
これぞ日本の家庭の味!って料理が目白押し。

フミさんは昔、手作り弁当を作って売っていた
実績があるんだとか。
今はもう引退しちゃったみたいだけど、
その腕前は絶対衰えてないと思った。

この日は珍しく布団で就寝。
居間の隣に襖で仕切られた、仏間に並んだ
2つの客用布団。ちょっと照れ臭い。
仏壇から仄かに漂う線香の香も新鮮な気分。

こんなドタバタまったりな旅行1日目。

テーマ:男同士の恋愛 - ジャンル:恋愛

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