僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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泥酔
新年会の夜。

珍しく泥酔した君を半ば背負いながら
僕の家に2人で帰宅。
疲労困憊、憂鬱な朝帰り。

僕より身体が大きい君を、肩と背中で支えながら、
自宅への道をフラフラと歩く。

君は始終ご機嫌な様子。
半分夢の中にいるような言動もちらほら。
歌を口ずさむ体力あるなら自力で歩け。

「トヨ~」
「ん?」

「気持ち悪い。」
「もうちょっとで家着くぞ。」

帰り道の途中から、君はずっとこんな調子だった。
沢山飲んでたもんね、そりゃ気分が悪くなっても
おかしくないね。もうちょっと我慢して。

「トヨ~」
「ん?」

「うんこっぽい。」
「もうちょっとだから我慢しろよ。」

いくら酔ってても流石に野糞はしないよね。
もうちょっとだから、我慢して。
僕もトイレ行きたいけど、先手は譲ってあげる。

「トヨ~」
「ん?」

「寒い~」
「だから言っただろ、そんな薄着で大丈夫か?って。」

家に着いたら君がトイレを使っている間に
珈琲を入れてあげよう。
酔い醒ましにも調度良さそうだ。

家の前の階段を、カツカツ乾いた音を
響かせて昇る。正直かなりの重労働。
きっとこれが不味かったんだろう、
僕の肘辺りが、君の腹を圧迫してしまったんだろう。

「トヨ、ヤバイ。」
「え、マジで?」

「吐く。吐きそう。」
「ま、待て!もう家のドアの前だから!」

「うぅ~」
「待て!あと一瞬我慢しろ!」

こういう時に限って、鍵がなかなか刺さらない。
狂う手元と背後の君と、ダブルの急かし攻撃で
ますます鍵穴が狭く感じる。

ここで焦ったのが運の尽き。
君を背負ったまま、君の腹に
まさかのうっかりエルボー。マジごめん。

うぇげぇ~

ぎゃあぁ~

自宅の玄関の前で、肩から吐瀉物の集中豪雨。
あ~あ、どうしよう。
ダウンジャケットってクリーニングかなぁ、
洗濯機で洗えないかなぁ、あ~あ。
しかも未だに鍵は開かない。

「ごめんトヨ~」
「いいって気にすんな、仕方ない。」

「トヨまだ~」
「暗くて鍵穴よく見えねぇんだよ。」

「早くうんこ~」
「頼むからそれだけは勘弁してくれ。」

君を背負ったままじゃ、余計に手元が狂うので
君を一旦ドアの前に座らせて再度挑戦。
君はもう、自力で立てない程ぐったりしてた。

「開いたぞ、早く入れ。」
「足動かね~」

「わかったわかった、ほら、掴まれ。」
「トヨの身体臭い~」

臭いのはお前のゲロのせいなんですけど。
しかしこの悪臭で、君は更にゲロを吐いた。
またもや吐瀉物集中豪雨。

2度目になると、流石にもうどうでもいい。
人間は慣れる生き物だからね。
驚く程気にならない自分も凄い。

2人でゲロ塗れになりながら、
どうにか君をまた背負って玄関の中に入り
そして扉を閉めて、やっと一安心。
君を背負ったままほっと一息、と思いきや

ぶっ

「トヨ臭い~」
「俺じゃねぇ!てめーだろ!」

「うんこどこ~」
「便所の場所ぐらい覚えてるだろ。」

君の汚れた上着を脱がせ、トイレの中に
君のでかい身体を放り込んだ。
そして洗濯機に僕と君の服を突っ込み台所へ。
これでやっと本当に一安心、と思いきや


「トヨ~」
「あぁ?」

「また気持ち悪い、けど今うんこ出てる。
 どうしよう。」

まさかのトイレ発信レスキュー要請。
しかも同時進行ですか、そりゃ大変だ。
えっと、ドア開けてもいいのかな?

「ほら、このバケツ持ちながらしろ。」
「うん。」

緊急事態とは言え、やっぱりその、ね。
トイレ中ってちょっと気まずい。
ていうか出来れば見たくないというか、
匂いとか知りたくないというか。

「トヨ~」
「今度は何だよ。」

「終わるまでそこにいて~」
「えぇ~!マジ寒いんだけど~」

お子ちゃまか、お前は。
もう、どんだけ酔ってんだよ~!
こういうのは、今年はもうこれっきりにしてくれよ。

薄いドアを挟んで、寒い廊下で君を待つ。
君は色んな音をさせて賑やかにトイレ中。
あぁ、もう、僕が女だったら
百年の恋も冷めそうな勢いだよ。

「トヨ~」
「何ですか。」

「寒い?」
「当たり前だろ!早くしろよ、風邪引く!」

「ごめんね。」
「謝る気持ちがあるなら早く出てこいよ。」

「ありがとね。お前やっぱ優しいね。」
「わかったわかった、早くして。」

何でいきなりしんみりしちゃってんのさ勝手に。
しかも上から下から色んなもん出しながらさぁ、
ほんとに変な奴だな、でも、ちょっと可愛い。

ドアの向こうで、君が冗談ぽく僕に言った。

「トヨ大好き。」
「うるせぇよ。」

酔った時にこういうこと言うのって最低だぞ?
しかもこんな状況で、全然嬉しくないぞ。
出来れば素面の時に言ってよ、そういうのは。

どうせ寝て起きたら、憶えてないんだろ?

テーマ:同性愛・両性愛 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧

ブハハッッ!!!!爆笑))タク超ウケるんだけど笑。トヨもいいお母さんしてんぢゃん♪吐物大丈夫だった??ちゃんと取れた??ついでに、タクはその出来事とか大好きーっての覚えてた??
【2007/01/05 23:43】 URL | 荘 #- [ 編集]


言葉は覚えてなくてもいいじゃん。とーくんは
覚えてるし、こういう状況で言われても嬉しく
ないんでしょ(にやり)。それにね、言葉は
忘れても優しくしてもらったコトは覚えてるよ。



【2007/01/06 01:33】 URL | ゆたか #- [ 編集]

小悪魔だなぁ
toyoさんこんばんは。

タクさんでも酔うときは酔うし、
吐くときは吐くし、
甘えるときは甘えまくるんですね。
片方が酔っ払ってるときは、
もう片方は酔わないようにしてるんですかね?
止める者のない大トラ状態の二人を
少し離れたところから見てみたい気もw

ところで三国志ごっこは披露しましたか?
どんなネタがウケたんでしょうか。
僕の場合、宴会じゃないけど日常で
唐突に使った「ヒソヒソ」が
三国志を知ってる友人のツボを刺激してしまったことがあったと思います。
結構真面目な話をしていた筈なんですが・・・。

ともかくお疲れ様でした、トヨお母さんw
【2007/01/06 19:15】 URL | まさみ #- [ 編集]

>荘さん
荘さんこんばんは。
案の定、彼はこの日のことを
後半丸ごと忘却していました。
吐物は…今クリーニング中です。
明日取りに行かなきゃ~
正月早々働き者なクリーニング屋さんに
大変感謝、大助かりでした。
【2007/01/07 01:05】 URL | toyo #- [ 編集]

>ゆたかさん
ゆたかさんこんばんは。
言葉どころか記事の件を全て忘れてました。
この日起きて最初の会話が
「俺、昨日どうやって帰った?」でした。
最悪です、だから彼は女にモテないんです。
優しい…うーん、自分では真逆人間だと
思うのですが、放置するわけにいかないでしょ?
【2007/01/07 01:05】 URL | toyo #- [ 編集]

>まさみさん
まさみさんこんばんは。
小悪魔だと思います、うんうん。
これに8年翻弄されてきたわけですね、
流石に9年目は翻弄されていないといいです。
この日のように、泥酔するのは珍しいです。
きっと嫌なことがあったからだと思います。
そして片方が酔ってる時はもう片方は…
というのは自然に上手く役割分担出来て
阿吽の呼吸のような気がします。
怒る時もそんな感じだったりします。
ていうか連れが先に泥酔しちゃうと
こっちは心配で安心して酔えないというか。
2人で泥酔したことも過去にありましたけど、
翌日家の掃除が大変でした。

この日は三国志物真似は披露しませんでしたが、
過去にウケたネタは「お前今から邢道栄ね」
という意味不明な無茶振りと、
自分の特技紹介を「飯を食いやがて死ぬでしょう」
というパクリネタと、
何かアクシデントが起きた時必ず言う
「孔明の罠だ!」という一言です。
何でも孔明のせいにしちゃいます。
【2007/01/07 01:06】 URL | toyo #- [ 編集]

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