FC2ブログ
僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

03 │2019/04│ 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TOP
美少年
親友と昼食をとっていた時のこと。

狭い店内で2つの空席を挟んだ距離に
目を見張る程の美少年が1人で座っていた。
座り位置は親友と同じ並び、僕の斜め向かい側。

好みのタイプだったわけでもないのに
あまりの端整過ぎる顔立ちに目が離せない、
狂いが1つも見当たらない、完璧なバランスを有した美しさ。
こんな顔滅多に見られるもんじゃない。

大きな目を縁取る長い睫毛、細いけどナチュラルな上がり眉、
くっきりだけど優しい二重に高くスッと伸びた鼻筋、
血色のいい白い肌、紅みが際立つ薄い唇、つんと尖った顎。
座って伸ばした足の長さから、身長も僕より高そうに見えた。

美意識は人間ならではの生まれ持った独自の感性、
僕は正直「人間美しく生まれたもん勝ち」ぐらいに
考えている。美しいというだけで人生勝ったも同然、
当然僕は負け組なわけで。

向かい合って座る僕の視線が偏っていることに
親友も気付き、チラッと僕の視線の先を追う。

「何見てんの?」
「いや、美形だなと思って。」

「好み?」
「違うけど。」

親友も僕の個性に慣れたということなんだろうか、
何の躊躇も無く男を相手に「好み?」と聞けるように
なったということは。まさかこんな会話、僕も
親友とするなんて予想もしてなかった。

「確かに美形だよな~あんな顔だったら
 絶対人生苦労しないよな。勝ち組の顔。」
「人間、美の女神に祝福されてナンボだな。」

「とよの台詞がたまに臭すぎてキモイ。」
「やかましい。」

そんな会話を周囲に聞かれないように
こしょこしょと交わす。下世話な内緒話。
美形にも美形の悩みはあるんだろうけど、
正直僕らには想像も出来ない未知の世界。

美少年の元に1人の女の子が駆け寄ってきた。
彼女かな、とても親しそうな雰囲気。
そりゃあんだけカッコ良かったら彼女くらい
いて当たり前だよね。

「ごめんね、結構待った?何か食べた?」
「ううん、私もさっき来たばっかりだよ。
 すぐ来ると思ったからまだ頼んでないの。」

ぶはっ!ごふっ!
僕は煙草の煙を喉と鼻に詰まらせ、
親友は頬張っていたハンバーガーのレタスを
咳き込みで僕の方に吹っ飛ばした。

「うっそ~マジで?早く頼もう!お腹空いた!」
「うん。」

噂の2人がレジへ注文しに立ち去ったのを見計らって、
僕ら2人は顔を見合わせアイコンタクト。
お互い何を言わんとしてるか流石に通じてる様子。

「女?」
「女?」

「女の声だったぞ?!」
「自分のこと“私”って言ってたよな?!」

「胸は?そっちからなら見えただろ。」
「いや、服の上からじゃ全然わかんねぇ。」

「着てる服も男物だよな。」
「背高そうだし、女物だとサイズが無いんじゃね?」

「確かに、トヨより背高そうだったよな。」
「うるせぇよ。」

美少年と思われた美少女?の2人組が席に戻ってきて
僕らもそ知らぬ顔で食事を続ける。
相変わらず間2つの空席には誰も来ないので
あちらの会話がこちらまでよく届く。

女2人の会話を黙って盗み聞きする男2人。
なかなかの悪趣味に興じる僕らの思惑を
知ってか知らずか、女2人は賑やかに会話を交わす。

話の内容じゃ、どうやら2人とも彼氏がいるらしい、
あんな美少年風な女の子の彼氏ってどんなんだろう?
彼氏もよっぽどイケメンじゃないと、隣に立つのも
自信が無くなりそうなんだけど。

いや、ああいう子にボーイッシュな子に限って
男臭いムサイ野郎が好みだったりすんのかな、
そこまで別の生き物になったら自信とか
どうでもよくなるとか?

いやいや、寧ろ逆にすげーしょぼくて
ヒョロヒョロのもやしっ子でクラスに1人はいそうな
生物係とか図書委員とか真面目にやっちゃいそうな
地味~なタイプだったりするとか?

そんな妄想を盗み聞きの中で僕ら2人で楽しんでいた。
お互い妄想の内容は喋らずとも、顔見たら何となく
わかっちゃうから長年の付き合いって恐ろしいね。

後で聞いた話じゃ、親友は美少年風の子が
Hの時どーなんのかとか軽く想像してたらしい。
更に自分の方面から後から来た友達の女の子が
よく見えて、あまり可愛くなくて残念だったとか。
大きなお世話極まりない妄想。

そんな下世話な初夏の昼。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

TOP
コメント閲覧
1週間ぶり~
待ってました。休憩時間に覗いてよかった~
笑えました。いてるよね~、中性的な人。男の子は最近髪長い子多いし、女の子はスポーツしてる子短髪多いし。来店される人で考える時あるよ。
若い人もだけどたまに、爺さんか婆さんか、おじさんかおばさんか分からない時ある。がたい良くて短髪の人が子連れで来た時、あ、お父さんと一緒と思ってたのに子供が「おかあさ~ん」て呼んでた。同僚と目を合わせてた。あ~おんなじこと考えてるなと
【2007/08/04 15:42】 URL | 愛貴 #- [ 編集]

お久しぶりですw
「人間、美の女神に祝福されてナンボだな。」
「とよの台詞がたまに臭すぎてキモイ。」
ってとこが笑えた(嬉)
「美の女神」に続く言葉が「ナンボ」って・・・キレイなのか下世話なのか?確かにキモイ!
突っ込んでくれてこっちまでスッキリしたょ☆
半年ぶり位にコメントしといて、こんなコメでごめんなさひー。美少年に全く触れてなぃ。ひぇ。
でも、こっそり全記事読んでました☆
これからも毎日読んでますので、彼氏ネタとか期待してます。悩みがあったら交際5年目突入の姉ぇさんに何でも聞いてちょw
【2007/08/05 03:01】 URL | ゆ~り #- [ 編集]

>愛貴さん
愛貴さんこんにちは。
一週間もサボってたのがバレてるみたいで
申し訳無いと思いました、すみません。
休憩時間万歳。
中性的な人は男女共にいますよね、若いと
目を奪われるようなルックスが多いけど年老いて
中性的になるとまた違った印象になりますが。

僕の高校は共学で、特にバレー部の女子は何故か全員
男子よりも短い短髪だったので制服着てないと
判別が難しい子も多くいました。
かく言う僕もどちらかと言えば長髪男子の部類なので
こう言うのも変ですが、最近の男の長髪流行は
いかがなものかと思います。なんか軟弱~
果てしなく自分棚上げしてます。
流石に女に間違えられたりはしませんけど。
【2007/08/05 12:09】 URL | toyo #- [ 編集]

>ゆ~りさん
ゆ~りさんこんにちは。
どうやら普段の僕は臭くてキモイようです。
臭くて結構キモくて上等です。
「ナンボ」というのは関西人でもないのに
僕の口癖になってるような気がします。
便利な言葉なんです、ナンボ。
今見ると「美の女神」という表現が不味かったのでは
ないかと僕は見たのですが…
ミューズやアフロディテやビーナスと言えば良かったのか、
親友相手じゃ意味が伝わらない気がしますが。
それとも「祝福」が不味かったんでしょうか?
でも本音では「アバタもエクボ」を「奥歯と歯茎」と
言い間違える奴にキモイと言われるのは心外でした。

とりあえず目下の悩みは彼氏と休みが合わないことです。
【2007/08/05 12:14】 URL | toyo #- [ 編集]

TOP

非公開コメントは受け付けておりませぬ















TOP

検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。