僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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密室
密室と欲と真夏のカオス。

この日は僕も貴方も丸一日自由という、珍しい日。
そんなわけで2人で海へドライブに!なんて話に。
勿論運転は貴方で、僕はマスコット的役割でしょうか。
貴方の車、高性能ナビついますからね。

そんなうきうきイベントのはずなのに、
僕は貴方に逢う寸前まで長時間バイトに勤しんで
クタクタに疲れてて、眠気もMAXに達してた。

助手席で下腹部に僅かの違和感、力の篭りを感じてた。
自覚が芽生えたら最後なんだろう、こういう反応は。
僕が気付いた少し後だろう、貴方も僕の異変に気付いてた。

極端に疲れてたり眠い時ってさ、
どうして勃っちゃうんだろうね?
何なんですか、この無駄な機能。

「どうしたの?」
「ちょっと眠いかも、さっきまでずっとバイトだったし。」

「着くまで寝てていいよ?」
「それが妙に目が冴えちゃって。」

目が冴えてたのも嘘じゃないんだけど、本当は
助手席じゃ眠れないんです。
貴方が運転してるのに、僕だけ楽して寝るなんて
どうしても出来ない、変に律儀な奴なんです。

「toyoちゃんていつも背もたれ使わないよね~
 もっと楽な姿勢になってもいいのに、気使ってるの?」
「そういうわけじゃないんですけど、なんでだろね。」

本当はそれと同じ理由で、僕は助手席で
背もたれにも寄れないんです。
どうしてもピシッとしてしまう、
貴方に運転させてるのに、自分だけ楽にはなれないのです。

眠気と猛りを覚ますためにひたすら煙草を吸いまくる、
そして灰皿に山が作られ、いつしかフィルターに燃え移り
化学物質が焦げる悪臭が鼻をつく。

さっきまでスムーズだった車の流れはいつの間にか滞る。
休日ならいざ知らず、平日の一般道でこれは予想外。
車道を走る車の面々は業務もプライベートも様々。
世間は夏休みなんだと忘れていた2人のミステイク。

渋滞の中、眠れず休めず猛りも治まらず悪臭とも格闘、
そして隣に貴方に目を向けたらまさかの事態。

「え、なんで?」
「退屈だからつられ勃起しちゃったみたい~」

つられ勃起という言葉を初めて聞いた気がします。
だけどよくわかりますその言葉。

暑い日差しの中、一般道の渋滞にハマり
窓の外は陽炎が立ち込める。
車内では貴方が愛する歌姫安室ちゃんが熱唱中。
窓を少し開け薄れていく悪臭と2人の男が勃起中。

街角にちょっとしたカオスが出現。
一体何故、僕はこんな空間にいるんだろう?
疲れた頭で朦朧と考えて僕は一人で呆れ笑い。
そして貴方はそんな僕を不気味に思う、より一層カオス。

ついに渋滞に飽きた貴方は僕にちょっかいを出し始める。
あーやめてやめて、そこは触らないで~
ほんとマジでほっといて!な場所ばかりピンポント攻撃。
外から丸見えじゃん!見られたらどうすんの!

「外から見えるから!」
「大丈夫だよ、そんなに見えないって~」

「窓にスモーク貼ってないじゃん!」
「後部座席以外は貼っちゃダメって決まりだもん♪」

あっそう、ふ~ん、じゃ僕もちょっかい出しますよ?
と言うが早いか2人でちょっかい合戦。
だけど貴方は「ボクは運転してるから!」を口実に
僕の攻撃を許さない。ずるい、そんなの屁理屈ですよ。

もうかれこれ1時間以上僕は猛りっぱなしで
腰から下が無駄に疲れてますますヘトヘトに。
ただでさえ疲れてるのに、放出の抑圧により体力消耗。
最初は性欲なんか微々たるもんだったのに、今じゃ生殺し。

だけど生殺しは貴方も同じこと。
僕はまだバイト疲れと寝不足疲れもあって緩いけど
貴方はしっかり元気勃ち。

動かせないハンドルに凭れ掛かりながら、
貴方はちらりと僕に目配せ。
そして退屈そうな唇から、新たなプランを提案する。

「どうする?海やめてホテル行く?」
「それならそれでこの渋滞から抜け出さないと。」

「ボクのナビそんなに新しくないからね~
 裏道情報信用出来ないのよね、これ。」
「俺もこの辺あんまり道知らないしなぁ~」

土地勘が無いせいで渋滞の抜け道もホテルの状況も
全くわからずナビも役に立たない。高性能だと思ってたのに。
最新の携帯を駆使して調べてみたけど
いまいち勝手がわからず途中で挫折。

「この辺のホテルわかる?どこか知ってる?」
「ううん、全然。とりあえず今携帯で調べてる。」

「空室でも入れるとは限らないもんね~」
「男同士だとね~」

どうにも八方塞。身動き取れない公開密室の悲劇。
海が見える前から無駄に疲れきる僕らを嘲笑うかのように
ハイテンション絶好調でノリノリな安室姫の歌声に
軽く苛立ちすら湧き上がる。

何が「考えてもわかんない時もあるって♪」やねん。
こっちは密室で寝不足で暑くて眩しくて退屈で
悶々しとるっちゅーねん。あぁ、腹まで減ってきちゃった。

睡眠欲と食欲と性欲は同時に出現しないとは言いますが
自分の中で目まぐるしい速さで欲が入れ替わり立ち代り。
あまりの欲の忙しさに気分が悪くなったのか、
何の因果か珍しく車酔いしてしまいました。

ラブラブ出来てる?

テーマ:男同士の恋愛 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧

助手席で寝るのは相手に悪いというのはよくわかります。
私もそう思うタイプです。

と同時に、寝顔見られるの恥ずかしいとか、寝言いったらどうしようとか考えちゃいます。

しかしながら、実は相手は寝顔見たいらしいです。
toyoさんも寝たフリをして彼の反応を伺うのはどうでしょうか?

あと、車って手を繋いでても前向いてれば周りからわからないからいいですよね♪

車は密室です。
思う存分ラブラブしてくださいねww

なんだかふたりは微笑ましい感じでいいなと思います。
十分ラブラブですよ♪

そのあとどうなったのか気になる私です(笑)
【2007/09/06 22:37】 URL | 一瀬七季 #3N4euOYI [ 編集]

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【2007/09/07 14:31】 | # [ 編集]

>一瀬七季さん
一瀬さんこんばんは。
あ~一緒ですね、僕もそうなんです。
車の中に3~4人いればもう少し気が楽なんですが
2人きりだと無理ですね、どうしても「悪いな」と
思ってしまって手放しでは寛げない損な性格です。
自分が運転してて相手は寛ぐ分には
全然構わないし寧ろそうして欲しいんですけども。
寝顔と寝言は僕は全然気にしてないですが。

寝顔、見たいと思われてるのかなぁ…
寝た振りで相手の動向を観察するのは
面白いなそれ、と思いました。やってみたい。

同性愛に車はいいですよ~!
人前じゃ手なんてなかなか繋げませんから、
外で気兼ね無く手を繋げる限られたエリアです!
オススメです、維持費を考えてもおつり出ますよ。

その後はまぁ、色々とアレでナニですよ。
これで察してください。
【2007/09/07 22:06】 URL | toyo #- [ 編集]

>匿名さん
匿名さんこんばんは。
楽しそうですか?えぇ~実際は結構くたびれたり
退屈だったり最後僕は気持ち悪くなったりで
散々だったんですが、でもこの散々も悪い思い出では
なくなってる辺り楽しいが大きかったのかもしれません。

移動中疲れてる時、本当は寝た方がいいって
わかっちゃいるけどもなかなか出来ません。
もう本当に自分でも面倒臭い性分だと思います。
そうなんですよね、無理して体調悪化させたら
もっと悲惨なんですよね、相手にも迷惑だし。
てか実際そうなっちゃったし。

首都圏の道路事情としましては
田舎方面に行くにしてもまず都会の中にある
主要道路を通らなければならず、今回もここで
渋滞に嵌ってしまいました。

変なホテルはそこかしこにありますよね~
特に郊外に変わったのが多いと思います。
でも安いんですよね、僕は安けりゃ幽霊なんか気にしません。
【2007/09/07 22:07】 URL | toyo #- [ 編集]

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