僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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アットホーム2
昨日の続き。


君の家でそのまま一夜を過ごす事になった。
お互いの両親の許可も得た。
僕の方は連絡つかなかったんだけど、まぁ今更か。
幸い僕は君の両親には良く思われているようだった。
流石にそこまで悪評は届いていないってことかな。
しかし君の妹さんのオタク友達は帰る気配は全く無く
家は夜が更けてもラッシュ状態のままだった。
ハッキリ言えば寝る場所の確保すら難しかった。

「うちの妹ほんといつもあんな調子だから」と、君は肩を落とす。
普段は3つある個室の内1部屋は君が一人で使用し、
1部屋を次女と次男で使用、1部屋を末の妹達で使用していた。
しかし妹さんが友人を連れてくると
受験を控えた弟君は部屋を追い出され、
君の部屋に転がり込んで来るのが日常だと言っていた。

そんな訳でこの日は君の部屋に僕と君と君の弟君の
男3人で寝る事になった。
君は床に散らばる得体の知れない物体の数々を
雑誌を横に並べてブルドーザーのように扱い
端に寄せて居場所を作った。
そんな掃除方法、漫画の中だけかと思ってたよ僕は。

君の家には客布団は無く、君の部屋もベッドは一つ。
まさに川の字状態。幾ら大きめサイズのベッドでも
少々暑苦しいというか狭いというか、
相変わらず身動きが取れない。こんな体験初めてだった。

こんな状態が最近多いらしいので、君は卒業と同時に
家を出て独立するつもりがあると話した。
弟君は君にとても懐いているらしく
「兄ちゃんじゃなくてユキノが出て行けばいいのに」と
すかさず反論していた。それから暫く弟君の
姉に対する不満が続いた。まぁ、愚痴りたくなる気もわかる。

「あのオタク女、いつもオタク仲間集めて
 部屋でキモい漫画描いてるんだよ、マジうぜぇ。
 本棚だって俺の辞書とか参考書とか全部出して
 自分の漫画で占領しやがって、マジ信じらんねぇ。」

あぁ、やっぱり妹さん、オタクだったんだね。
本人はあまりそうは見えなかったんだけど、友達はモロだったし。
弟君は更に「女は皆そうなのか」と僕らに質問するので
君は「女の話はトヨに聞け」とさらりとかわす。
いや、僕に聞かれても困るんですけど。

薄い壁を挟んで、隣で女の子5人が相変わらず
キャピキャピしてる声が響いて、正直3人共
まともに眠れなかった。否がおうにも会話が弾んでしまう。
結局、男3人で布団に包まり寒さを凌ぎながらの
下世話な雑談が続く。ちょっとした合宿みたいだった。

とにかくこの家とこの家族、何か凄いパワーを感じる。
人がいっぱいいて、こんな夜を過ごすのは初めてだったから
とても楽しかった。僕の家には無い空気だ。

君の弟妹は皆、個性はあれど君にどこか雰囲気が似ていて
君がいっぱいいるみたいだった。
君のお母さんが特に君によく似ているから、
きっと皆母親から受け継がれたものなんだろう。
君のお母さんも凄くいい人だもんね。
我が家とは大違いで、素直に羨ましかった。
こう家族が多かったら、僕も今とは違う性格だったのかな。

この日の帰りに貰った君からのお守り。
とても嬉しかったんだけど、どうして交通安全なのか。
普通合格祈願じゃないか?試験前に事故るなってことかな。
それとも間違えたのかな?どっちでも嬉しいけどさ。

テーマ:同性愛・両性愛 - ジャンル:恋愛

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