僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

07 │2017/08│ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

別日2
前記事の続き。

どこぞの駐車場で人目を忍ぶように泣き過ごし、
冷静さを取り戻した後。
泣き疲れたせいか頭も身体も少しぼーっとしていた。

この熱っぽさは風邪の予兆かもしれない、
明日のことを考え早く家に帰って暖まらなくてはと
小走りで家路を急いだ。

家に着いたら玄関の鍵が開いていた。
家の中にいる居候2人の内どちらかが
閉め忘れたんだろう、これだけでイラッとしてしまった。

「おい!鍵閉め忘れてんじゃねぇか!」

僕にしては珍しく大声で怒鳴ってしまった。
僕の声を聞いて2人は「おかえり~」と
落ち着いた声で迎え入れてくれた。
でも僕の苛立ちはまだ治まってない。

「何回同じミスすんの?バカじゃねーのお前ら。」

「何?いきなり機嫌悪いの?」
「どした何かあった?」

「うるせぇよ!」

思いつく限りの罵倒を撒き散らし
理不尽な八つ当たりを当り散らして
ついには親友とサトルを寒空の下に
追い出してしまった。今思うとほんとに酷い。

独りになれた家の中で、ベッドに倒れ込んだ。
慣れ親しんだ自分の枕の感触と
お気に入りの柔らかい毛布の感触で
またじわりと涙が込み上げた。

さっきは怒りと悔しの涙だったけど、今度は
ひたすら悲哀によるネガティブな泣き方になった。
あ~俺ってほんとダメな奴、もう終わってる、
生きてる価値無いかもね、死にたくなるねどうしよう?

ぎゃーぎゃーわーわー枕を殴りごろごろ転がり、
独り相撲でやかましく大騒ぎしながら極限まで
鬱陶しく悲劇の主人公に浸りきってみた。

また泣き疲れて冷静さを取り戻して
改めて「もう終わったんだ」と再認識して、
静かに頬を伝う涙を流した。

今までの自分を振り返ってもみた。
僕だって過去に浮気したことあるじゃん、
自分がされてこんなに嫌なことを平気でやってきたんだ、
因果応報は当然。僕に泣く資格なんて無いはず。

僕に浮気された人が知ればざまぁ見ろと思うだろう。
ざまぁ見ろと思われても当然だね。
これで少しはチャラに近付いた。
あんたらを泣かせた俺は今、同じように泣いてます。

実際される前から、考えてたこともあった。
浮気されるかも、されそう、されないように努力しなきゃ、
ずっとこんなことばかり考えていた。

相手は年上なんだもん、遊ばれてもおかしくない。
ガキの僕に見抜けるわけがない。
正直自分の魅力に対する自信も全然無かった。
何もせずに心を繋ぎ止めておけるとは思えなかった。

だから浮気されても仕方がないのなら、
もしされた時は許そうとも考えていた。
考え方次第ではきっと許せないこともないだろうと
本当にされるまでは安易に考えていた。
それくらい別れるのが怖かった。

実際、許すなんて無理だよ。
されてみてよ~くわかった。嫌って程わかった。
まず相手の身体に触りたくなくなったもんね。
これが百年の恋も冷める瞬間てやつ?一瞬だったよ。

事実を知った瞬間、自分のものじゃないって思った。
そしたら他人の唾だか手垢がついたような
穢れのような、汚らしさすら感じて触りたくなくなった。
もう無理だと思った。冷めたってこういう気持ちなんだ。

許すも何も、無理だった。
それなら選択肢は1つしかないよね。

あれこれ考えて、何時間経ったのかもわからない。
ふと、八つ当たりで追い出してしまった2人の存在が
鮮明に頭を過ぎった。

しまった、あいつら風邪ひいちゃうよ!
風邪でもひかれたら看病する僕が大変だ。
機敏に飛び起き玄関に駆け寄って
裸足のままドアの外に出た。

近くにいなさそうだったら靴を履いて探しに行こう、
そう思って暗闇の中目を凝らし神経を張り巡らせて
2人の気配を捜した。

2人は家の前の階段の下にいた。
階段の一番下の段に2人で並んでちょこんと座って、
煙草の煙をまったりとくゆらせていた。

「2人ともごめん!」

夜に相応しくない勢いで階段をドタドタと駆け下りて
2人の前で勢いよく頭を下げた。

「寒いよ~!!」
「もう家入ってもいいんですかー?!」

「うん、ほんとごめん!これから飯作るから。」

2人とも鼻水垂らしながら、震えてた。
煙草を挟む指もプルプルしちゃって、吸い難そうだ。
う~ん、本当に申し訳無いことしたね。
すみませんでした。

でも、2人ともあまり深く追究しないでいてくれた。
僕も自分から話すのも嫌だったから、助かった。
多分わけわかんなさ過ぎて何て言っていいかも
わかんなかったんだろうけど。
何でもいいや、お前ら最高!大好き!

失恋した時一番頼れるのは友達だね。
深く追究しないでくれる友、察してそっとしといてくれる友、
かける声を選んでくれる友、心配してくれる友、
関係無いのに自分のことのように考え込んでくれる友、
気を利かせて冗談を投げつけてくれる友、等々。

何かにつけて「くれる」お前ら愛してるぞ、みたいな。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

TOP
コメント閲覧

浮気はね…。するならせめてゴムくらい付けとけよと…。
まぁ、しないのが一番なんだけど。基本的にゲイの人は寂しがりが多いんですかね。
やたら同棲したがったりとかする人多くないですか?

手垢云々の話は誰しも過去があることなので、浮気も過去の事として整理できるかどうかで感じ方も変わってくるかもしてませんね。
自分は別れて2~3週間後に新しい恋人を作った人を知ってますが、そっちの方が引きました。普段大好きだとか言ってたのにいざ別れたらもう次かよ!みたいな…。恋に恋するってこういうことかと思ったり…


しかし居候とはいえ突然寒空の下に追い出されてホントなら二人はキレててもおかしくは無いかもねー。
友達関係に凄く恵まれてますね。

それと文中で同じ文節が2回続けて出てきてますよ。
『でも、2人ともあまり深く追究しないでいてくれた~』のところです。
【2008/02/12 15:15】 URL | 輝 #- [ 編集]

>輝さん
輝さんこんばんは。
寂しがりとはまさに僕のことですね~
やたら同棲したいです。
多いかどうかはわかりませんが、とりあえず
ここに一匹いるのは確かです。
だから寂しがり屋の気持ちはよくわかります。

過去だったらいいんです、そこまでは気にしない。
でも自分と付き合ってる時に、だともう
我慢出来なかったみたいです、無視出来ない。
実際やられる前は許せるんじゃないかと
思ってたんですけどね、何気に。

別れてすぐに恋人は…ちょっと前まで好き好きと
言ってた人が自分から作っちゃう場合だと
僕もちょっとうへぇ~て思うかも。何て言うか…
その人の好きは軽いんだなぁ~て見えちゃう。
だから好きも信用出来ない。偏見ですが。
ただ、僕も恋に恋しないとは言い切れないので
そうなってもおかしくないです。
僕ならその自覚くらいはあるでしょうけど。

2人がキレなかったのは、恐らく僕の様子が
よっぽどおかしかったからだと思います。
キレたくてもキレられなかったぐらい。

指摘の件、修正しておきました。
ありがとうございました。
【2008/02/12 23:40】 URL | toyo #- [ 編集]

TOP

非公開コメントは受け付けておりませぬ















TOP

検索