僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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奇縁1
夏も終わりかけのある夜のこと。


いつものようにふらっと僕とサトルの2人で
コンビニに買い物に行ってみたら
たまたま偶然、コンビニでタクに会った。
実はこの3人が顔を揃えるのはアレ以来だったりする。

しかし今回はいつもと違う。
こちらは付き合い始めてから初の2ショットを目撃され、
あちらもあちらで初めての2ショットを披露。
早い話がカップル2組が偶然かち合った的な。

比較的ご近所さんなのにね、仕事時間が逆転してるせいか
家の近所じゃマジで全然顔を合わせないよね。
僕が1人の時にはたま~に見かけたり
偶然会えたりはあるんだけどなぁ、駅とか道端とか。
その時は大体あっちも1人なんだよね。

タクとサトルがほぼ同時期にうちの店に通ってくれてた時も
これまた来店時間が微妙にズレてて奇跡的に会ってない。
わぁ、あれ?ちょっと気まずい?一触即発?まさかなぁ、
もう随分時間も経ってるし。でも何だろ、この微妙な緊張感。

「おぅ」
「おぉ」

最初に相手に反応したのはやっぱり僕とタクだった。
サトルなんか振り向いて視界にタクが入った瞬間
プイッ!て顔振ってるから超ウケた。子供かお前。
その反応に「相変わらずだな」と言いたげな苦笑を浮かべるタク。
やっぱり彼は大人でした。

「何してんの~今日休み?」
「うん、小腹が空いて菓子的なものを探しに。」

僕とタクだけ、普通に喋ってる感じ。
タクの後ろでもぞもぞしてる女の子、まぁ彼女だろうとは
一目見てわかったけども、一応確認というか
間に入り辛そうだったんで声かけてみた。

「彼女?」
「うん。」

「初めまして。」
「はい!初めまして!」

彼女さん、なんでそんなに緊張してんの?てくらい
ガッチガチなんですけどなんでだ?
てか見方によっては怯えてるようにも見える勢い、なんで?
あれれ、挨拶終わった途端急に下向いちゃった。
声かけない方が良かったんだろうか?

こっそりタクにアイコンタクトと耳打ちで「どしたの?」と伺った。
タクはたった一言「大丈夫」とだけ返事をくれた。
多分後で聞いたら教えてくれるってことなんだろうな。

僕とタクカポーの3人が初顔合わせしてる間
僕の彼氏は何をしていたかと言うと、
菓子の棚を眺めながら地味に僕の爪先をずっと踏んでいた。
多分わざとじゃなくて素で気付いてなかったんだと思う。
「足踏んでますけど」と教えた時の反応が素だったから。可愛い。

「サトル君、挨拶しないのかい?」
「知らねぇ。」

幼稚園の頃から知ってる相手だろうが、なんつーか、
こういう時のサトルは幼過ぎてマヌケっていうか
ある意味天然なのかなぁコイツ。子供過ぎる。

ギャグみたいな拗ね方をするサトルに
何心が働いたのかわからんが
やっぱり大人なタクから歩み寄って声をかける。

「サトル~ずっと前のことだけどごめんね。」

一方サトルくん、またプイッ!でツーンでシカト決め込んだ。
僕はもう慣れちゃったからいいけどね、
タクもやっぱり慣れちゃってんだよね、
慣れた者同士2人で呆れて笑っちゃったよ盛大に。

タクいい奴じゃん、別に悪いことしてないのに謝ってくれてさ。
そこにさらっと乗っかって水に流しちゃえば楽なのにね。
僕も人のこと言えないけど、僕の彼氏も
かなりの不器用野郎なんだと再認識。

それよりも一番気の毒なのはタクの彼女さん。
男3人の関係も因縁もほぼ知らないであろう雰囲気で
彼女の視線は男達の顔を行ったり来たり彷徨う有様。

何が何だかわからないままこの気まずい空気の中に
ただ立たされてるんだもんな、気の毒な話だ。
極上の気まずさを醸し出してるのはサトルだけなのだが。
サトルくん、消え失せろオーラ出し過ぎですよ。

で、この偶然の顔合わせから数日後くらいに
タクと2人で話せる機会がありまして。
そこでその日の感想とか改めて喋ってみたんだけど
なんだろな、ちょっと複雑な心境に。

長いことずっとべったりだった友達と
自然に少し距離が出来て、少し離れた場所からお互いを見て
お互いの感想を教えあって、て感じの話になってたんだけどさ。

へぇ~そんなこと思うんだ、そんな風に考えるんだ、的な
新しい発見が何とも言えない複雑な心境の元なんだが
この時のタクの聞き方が微妙に変な感じでさ、
こっちが脱力気味に笑っちゃうような。

「前から気になっててずっと聞きたかったんだけどさ、」
「ん?」

「どうしてお前らがそんなことになったの?ってか、何きっかけ?」

そんなことって何だよ、普通に言えばいいのに。
デリケートゾーンに慎重に触れるような遠慮の仕方っていうか
歯切れの悪い聞き方って言うのか。

まぁね、そこんとこ気になるのも聞き難いのもわかるよ、
僕的にはそんな遠慮もいらないんだけどなぁ別に。
サトルと付き合ったお陰かな、僕は随分免疫が出来た気がするよ。

要するに僕とサトルの馴れ初めを聞きたいんでしょ?
でも聞きたいような聞きたくないような、て感じなんだろ。
あまり近しい人間のリアルな別の一面って
知るの微妙に怖いよね的な意味で。
でもそれ以上に気になっちゃうわけですよね。

ん~何きっかけだったっけ?なんだっけ?う~ん、ん~
改めて聞かれるとなぁ、イチから説明すんのも長いし
どこからきっかけってことにして話せばいいかわかんねぇ、
え~どこだ?あぁもうなんかよくわかんなくなってきた。

「人肌恋しさとか勢いとか。」

身も蓋も無い表現だけどまぁいいかこれで。
一気に面倒臭くなっちゃったんだね、説明すんのが。
よくあることです。

「酔ってたの?」
「う~ん、よくわからん、覚えてない。
 覚えてないってことは酔ってたかもね。」

折角答えたのにずっと気になっててやっと聞けたことだけど
聞いたら聞いたで聞かなきゃ良かったとほんのり思ったとか
タクにボヤかれました。我儘な奴だ。
いいじゃんただヤリたかったってシンプルでわかりやすいじゃん。

実際も本当にあんまり覚えてなかったんですよ、僕は。
そりゃブログ見直せば思い出せるよ?簡単に。
でもそこまでする気にもなれないし
割とどうでもいいかなぁて感じになっちゃってる。
馴れ初めなんてねぇ、大事なのは今ですよ今。

とりあえずHに限れば僕から仕掛けたのは間違いないので
僕きっかけってことになるけど、これ流石に言いにくいだろ。
てかあっちもそこまで具体的には聞きたくないだろ。

僕らの馴れ初めを聞いてほんのり後悔したタクは
次に自分達の話を始めた。
4人がコンビニで会った日の夜、あの後に彼女と
大喧嘩したんだって。ほう、温厚の申し子のような君が怒鳴った?
それも僕らが原因?そんなこと言われても、何と言っていいのやら。

タクはずっと前から彼女さんに僕の話をしてくれてたらしく
彼女さんは僕に会うのを楽しみにしてたと。
そして実物の僕を見てカッコ良かったとの評価が。いぇい♪
それは全然、まだいいんだよね。一番の問題はそこじゃない。

タクの彼女さん、サトルがむちゃくちゃ好みのタイプだったらしく
そのせいでかなり緊張してしまい、ちゃんと挨拶出来なかったのが
彼女的に大きな後悔となり、コンビニで僕らと別れた後の帰り道。

ずぅうううううっとタクに「あの人ちょーカッコイイ♥」「また会えるかな?」と
サトルを褒め続けしまいにゃ「あの人どんな人?」としつこく聞かれ、
温厚なタクがいい加減イラついて喧嘩になったと。

うーん、そりゃキレるわ、てかなんつーアホな子?
相変わらず女見る目無いんだね、君。
てかさーてかさーその時本人には言わなかったけどさー
友人&男代表で言わせてもらえれば
そんなアホ女捨てちゃえば?みたいな。男舐め過ぎだろソレ。

タクの彼女さん、タクにくっついてきて上京してきてから
お水のバイトを始めてからたまに踊る方のクラブや
ホストクラブにも遊びに行くようになったらしくてね、
まぁ垢抜けちゃったんですねぇ、よくある話ですね。

ホスト系が好みならサトルなんてど真ん中もいいとこだろ。
でも残念でした~僕の彼氏ですぅ~いぇ~い♪
お前みたいな男舐め腐ってる小娘には勿体無い男ですよ~だ♪

とかいいつつ僕も密かに一抹の不安を覚えたりして。
まさかね、奪われたりしないよね?
あわよくば奪おうとか目論んでないだろうな?
ネガティブの世界へようこそ。

彼女さんの好みもタクはわかってるし昔は許せなかった
お水のバイトもホストクラブに遊びに行くのもクラブ遊びも
今は許せるようにもなったと言うので
タク的には腹は立ったがそこまで拘ってはいないだがしかし。

自分を前にして自分を差し置いてサトルを褒めちぎられたのが
も~イライライライラしてたまらんかったらしい。
その辺の愚痴を聞かされた時、僕は思わず笑ってしまったが
気持ちはわかる、わかるぞ、うんうん。

「タクに嫉妬して欲しかったとかじゃないの?」
「いや、そんな可愛いもんじゃねぇよ、
 ガチで言ってっからムカつくんだよ。」

「しかしいくら好みのタイプど真ん中だからってさー
 彼氏の前で他の男褒めちぎる女なんているか?」
「アイツそういうとこあるんだよ、ぶっちゃけ空気読めない子。」

毎度のことだけど、空気読めない女とかアホな女が好み
ではないんだよね?そうとしか思えないけど。

「褒めちぎった後にどうなるかなんて
 ちょっと考えりゃわかりそうなもんだけどなぁ。」
「うちは半分くらい終わってるから、お互い冷めちゃってますから。」

かなり前から、てかタクに彼女が出来た直後くらいから
その手の愚痴ずっと聞かされてるけどなぁ、
なんだかんだで別れてないんだから結局は
上手くいってるんだろうと解釈してるんだけど。

しかし前から不思議だったんだよね、パートナーの愚痴とか
悪口を沢山言ってる人に限ってさ、全然破局しないっての。
愚痴や悪口を人に言いたくなる気持ちはわからんでもないが
パートナーを全否定する勢いで言ってる人もいるじゃん?
褒め箇所が1つもなくて欠点しか言わないような。

僕だったら褒めたり愚痴ったり半々くらいにするんだけどな、せめて。
全否定出来るくらい嫌いなのに別れないのも不思議だし
好きな人を他人の前で全否定出来るのも理解不能だし、
そう思ってたけどまさか親友までが
そのケースに当て嵌まるとは思わなかった。

「タクはさぁ、彼女のどこらへん好きになったの?」
「顔。」

即答過ぎて吹いちゃったじゃないか。
顔かぁ、顔ねぇ、確かに可愛かったよね、うん。
ぶっちゃけ今までのタクの女遍歴の中で
1~2を争う可愛さだと思ったよ、普通に美形の部類に入る子だよ。
いや、僕から見ても相当可愛い子だとは思ったよ。

「それだけ?」
「うん。」

もし僕が彼女だったらきっと悲しいと思うな、コレ。
中身全く無視ですか、そうですか。
あぁ、無視してるわけじゃなく中身にいいとこが無い、と。
逆に中身気にしちゃったら絶対無理、と。

大きなお世話だが君に恋愛は10年早いのではなかろうか。
面食いなのは知ってたけど顔だけでよく好きになれたよな、
てかお前の「好き」って何よ?そこんとこ問い質したい。
色んな恋愛の仕方があるんだね、呆れる程に。

一通りタクカポーの不満や愚痴が出尽くしたところで
ふいに話をトヨカポーに戻された。

「そっちはどうなの?上手くいってんの?」
「うん、まぁまぁ。」

思いっきり謙遜ですけどね!まぁまぁどころか絶好調ですけどね!
それにしてもあぁどうしよう、気になるすっごく気になる。
なんでタクの彼女がサトルを気に入っちゃうんだよ!
てかさーお前彼氏いんだろが、他の男見てんじゃねぇよ、
特にこっち見んなボケ。

気になるすっごい気になる、ダメだ~悪いことばっか考える。
ストレスを溜め込むのもよろしくないので
恥を忍んで思い切って言ってみることにした。

「タクさん、頼みってか命令なんですが。」
「うん、大体わかってるけど一応聞く。」

「お前の彼女、アイツに近付けさせんなよ、ちゃんと見張っとけよ。」
「わかってる、俺だってそんなの望んでないから。」

「お前ぜってー止めろよ!絶対こっちこさせんなよ!」
「わかったって!」

陰でこんなしょっぱい条約取り付けてるなんて
絶対彼氏には知られたくないね~
てか友達にだって知られたくないよ出来れば。
どう見てもショボイじゃんカッコ悪いパターンじゃん。

自分でもちっちゃいなぁとか情けないとか思うよ?
でも僕なんてこんなもんなんですよ、ちっさい男なんですよ。
見栄張ってる余裕も無いくらい「横取りされてたまるか!」しか
考えられなかったんだもん。

ぶっちゃけ女とまともに勝負して勝てる気しないんですよ、
悔しいけど本当に自信無い、だから浮気はいつでも覚悟の上。
女相手の浮気ならどんな状況でも許すつもりでいる。
どう足掻いても男と女は違うから、努力では超えられない壁がある。
そうでもしなきゃやってられんよ。

しかしあんな可愛い子じゃ尚更心配になるんだよ、
サトルも相当面食いだから浮気じゃ済まないかもしんないし、
許す覚悟はしてるけど、どうぞOKって意味じゃないし。
好きな男は許すが言い寄る女は許しませんし。

もーやだ絶対怖ぇーよタクの彼女いやだー
てかコイツが連れてる女、毎回ロクなもんじゃねぇってどういうこと?
しかも毎度お約束のように何かしらの形で
俺に迷惑な女っていう、マジ何なの?嫌がらせ?

タクもタクでなーんも知らんと暢気に「上手くいってんでしょ?」とか
「今は女に興味無いんじゃね?」とかテキトーなこと
言ってくれちゃってさぁ~他人事だと思ってんだ。
いいのかよ自分の彼女寝取られちゃっても!

「あぁ、う~ん、ぶっちゃけますとね、もう浮気されたことあるし。」
「えぇ~」

「でもアイツ実家に帰ろうにも金かかるしさ、
 生活基盤も全部こっちになっちゃってるし今。」
「それで同居させてあげてんのか、あそこ会社の寮でしょ?」

「ん~俺もなんか、そういう喧嘩すんのも面倒臭くなっちゃって~
 ただでさえ毎日遅くまで仕事で疲れてんのにさぁ。」

あぁ、わかる。それわかるわ。なんかもう、本当に
グッダグダなんですねタクカポーの方は。
それに比べたらうちパワフルだなぁ、毎日遅くまで仕事しながら
2人で四六時中べたべたしながらしょっちゅう喧嘩したりHしたり。
同年のはずのタクが一気に老け込んだように感じた。

愛の形ってほんと色々なんだな。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

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