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僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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極寒地獄1
事の発端はサトルの法律違反から。


仕事を休んで僕の家で悠々自適な新妻生活を
エンジョイしまくりの彼氏サトル(一応仮名)くん。
一応小学校から知ってる幼馴染だったりするけど
当時はそんなに接点も無く、親しくなったのは成人後。

彼に「いってらっしゃい、ちゅー♥」と送り出されて
「おかえり、ちゅー♥」で帰宅するまでの間
実は彼が何をしているのか殆ど知りませんでした。
無関心じゃないんだけど、そこまで気が回らなかったというか。

だからって特別信用しているわけでもないんだけどね、
もし何か盗まれてても勝手に売られてても
まぁいいやと思える程度の物しか持ってないし~
昔居候として同居してた頃は僕の財布から
しょっちゅう勝手に金抜いてたし?今更警戒しても遅い的な。

でも最近は凄いんだよ、僕の財布にこっそり
お小遣い入れといてくれてるっぽいんだよ。
金無いな~と思った翌日にはいつの間にか
知らない間に財布の中の金が、主に札が増えてる。

あっちが何も言わないので僕も敢えて何も言わない方が
いいのかな~?と思って黙ってこっそり感謝してるけども
こっちもたまに大量の小銭をサトルの財布に
無理矢理詰め込んだりしてね。
半分悪戯なんだけど、でもあっちも何も言わない。

どこで調達した金なのがが微妙に気になるところだけど
最近までバリバリ稼いでて貯金も沢山あるだろうから
そこからだろうなぁ、と勝手に思い込んで安心してた。

というわけで、彼のフリータイムに
あまり関心が無かったことは正直に認めよう。
これは僕の落ち度だと。

だからってまさか、勝手に僕のバイクに乗って外出してたとは。
いや、バイク拝借自体は別にいいよ?全然。
もう何年も乗り倒してるしそんなに大事にしてるわけでもないし。
よくみたらキズだらけだしね。

サトルくん、一応免許は持ってるんだっけ?
チッ、免許の写真でもまぁまぁイケメンじゃねぇか。
ところで僕のバイク、ビッグスクーターで250ccなの、わかる?
原チャリって50ccだよね、うん。
お前の免許、原チャリだけじゃね?そうだよね。

無免で人のバイク乗るんじゃねーよ!

てことで僕は怒ってるんです。
今年入って初ですね、盛大な説教をかましたんです。
したらこの悪ガキは屁理屈こねこねです。

「えぇ~普通に運転出来るよ?」
運転“出来る”と運転“していい”は別問題です。
250ccは中型持ってないと乗っちゃダメなの!

「俺がもし捕まっても、トヨは怒られないでしょ?」
無免と知ってて貸してたら怒られるんじゃないですか?
切符切られるか、まぁ罰金もありそうだな。
仮に飲酒運転でお前がとんでもない事故やらかした日には
それ以上もあるんじゃねぇの?こんなご時勢だしね。

「昔は貸してくれたのに。」
それ16とか18の頃だろ?
20歳過ぎてこんな下らないことで捕まったら
馬鹿馬鹿しいとは思わんのかね?
恥ずかしいとは思わんかね?まさに生き恥。

「大丈夫だよ、ちゃんとメットも被ってるし交通ルールも守ってるし。」
当たり前だ!

「そんな簡単に捕まらないでしょ。」
みんなそう思ってて捕まってるんだよ。

とにかくバイクは禁止!てことにしたんです。
以降は鍵も僕が常に持ち歩くようにしたんです。
僕も仕事ある日はバイク乗りませんからね、
いつも駅までチャリと電車です。仕事で酒呑みますので。

ところが。

サトルくん、流石悪知恵王子です。
僕が自宅で紛失したバイクのスペアキーを
掃除の最中にどこかで発見してたらしく、
今度は僕に内緒で勝手に乗り回していました。

その内緒が発覚したのが、つい最近のことでした。

サトルから仕事中に電話があったんです、僕の携帯に。
もう最初の一言でサトルが元気が無い上に
困って焦ってる感じがひしひしと伝わってくる声。
何かあったんだなぁと思いました。

「どうしよう、トヨ~」
「何?どしたの?」

「バイク盗まれました。」
「はっ?えぇっ?」

サトルの話を要約すると、彼は駅でお買い物がしたくて
「いってらっしゃ~い」と僕を送り出した後にバイクを拝借。
僕はこの時初めてスペアキーの存在を知りました。

そして駅に到着したものの、いつも愛用していた
バイク用駐輪場が満車だったので
レッカーされなさそうな人気の無い場所に路駐したと。
その時うっかり鍵を掛けっぱなしにしてしまったと。

うーん、何気に治安よろしくない駅で有名だからなぁ。
ホームレスも多いしアヤシゲな外国人も多いし
やんちゃなクソガキも多いしチンピラも多い地域です。

そんなエリアの人気無い場所に鍵掛けっぱのバイクとか
盗んでくださいと言ってるようなもんですよ。
いやぁ豪快にやっちまったなぁ!あはははは

これには流石のサトルも相当凹んだらしく
電話口でずっと「ごめんね、どうしよう」ばかり。
僕は「まさかこんなオチかよ」と一瞬眩暈を感じたものの
盗まれたもんはしょうがないと割り切って

「気にすんな、とりあえず早く家に帰りな、後で話そう。」

と告げて電話を切って仕事に戻った。
そして早速お客さんとのトークのネタにしてみたり。
警察行くの面倒だなーどうせ戻ってこないだろうしさ。
もう5~6年は乗ってるもんなぁ、しかも地味に事故車だし
売っても大した金にならんからどっかに乗り捨てられてそう。

さようなら僕のバイクちゃん。こんなのまだまだ地獄の序の口。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

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