僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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極寒地獄4
前記事の続き。

バイクは翌日に持ち越して、とりあえず食事。
しかしこの食事が更に僕達を追い詰めて
真の地獄へと叩き落す布石となった。

何をしに駅まで行ったのかよくわからないまま
家に帰宅した頃には時刻は既に10時を回っていた。
さ~て2人でのんびりTVでも見るかー
その前に寒かったから風呂も入っちゃうかー

一緒にお風呂ってさ、楽しくてついつい長風呂になるよね。
1人ずつシャワー浴びる合計時間よりも倍ぐらいになる。
2人が風呂から上がった頃、時刻は既に
日付が変わるまで30分未満というところ。

寛ぎタイム突入でストーブのスイッチをピ。もう1つピポ。
toyo家は構造上、夏は天然の床暖房で熱せられ
冬は天然の床冷却により冷やされる素敵仕様。
灯油高いけどストーブ無かったらマジ死んじゃうの♪

ピーッ!ピーッ!ピーッ!

スイッチ押した途端、耳障りなけたたましい電子音。
おおっとこれはストーブの給油音じゃないか、
はぁ~今年に入ってから灯油の消耗が早いなぁ、
面倒臭いけど給油しなきゃ。

ピロリロリロリン♪ピロリロリン♪

うへ、こっちのストーブも給油かよ、もぉ~
2台纏めて入れちゃうぞ。さとぴぃちょっと待っててねー
電池式の灯油ポンプって便利ですね、スイッチポンで
ぎゅんぎゅんタンクの中の灯油を吸い上げ~

ぎゅぎゅ、ぎゅぎゅ、ぶぶぶぶぶぶ

この乾いたモーター音はもしや?!
先生大変です!灯油タンクの中身が空っぽです!!
いや待て、こんなこともあろうかと
我が家は常に2つのタンクを常備しているではないか。
こっちのタンクはこの前買った灯油がきっと満タンなはず。

うぅわすんげぇ軽ーい♪ってこっちも空かよ!

え、タンク2つも空なの?全滅なの?
ここら辺から僕の本能が「何かがヤバイぞ」という
警戒音をビシビシ脳内で奏で始める。
何か、何か嫌な予感がするぞ。

えーと、この時間灯油買えるガソスタっていうと?
いつも買ってるとこはもうダメだな、閉まってる。
やっぱあっちの、結構遠くの方まで行かなきゃダメか、
折角風呂で温まったのにまた寒い外行くのか、ヤダなぁ。
でも仕方ない、いつもみたいにちょっくらバイクでひとっ走り~

ってバイク無いじゃん!!

どーすんの灯油買いに行けねー!
ストーブ使えねぇ!すなわち死?!
世界有数の大都会、東京でまさかの凍死?
くそぅ、一番近いガソスタだったら歩いて行けたのに!

え、マジで?これって相当ヤバいんじゃないの?
僕この家に住んで数年経つけど真冬に
暖房無しで過ごしたこと、無いよ。外より寒いんだよ。
ていうか冷蔵庫の中で寝るに等しいよ、死ぬよ?
ちょ、サトル!オイ!俺らマジでヤバイぞ!

「え、マジヤバくない?それ。タクシーは?」
「タクシーダメだよ、灯油。」

「え、え、マジヤバくない?チャリ?」
「うちのチャリであのタンク運べると思うか?
 てかチャリで行ったら往復で1時間かかるぞ。」

「え、俺らマジヤバくない?この家夜超寒いじゃん。」
「うん、結構ヤバイんだよね、洒落になんないんだよね。」

サトルもやっと事の重大さに気付いたらしく
「マジヤバくない?」を連呼する。相当テンパってる。
僕も「やべぇどうしよ」を連呼してるので同じくテンパってる。
マジどうする?どうする?!無い知恵絞れ!絞るんだ!

とりあえずまだ身体が温かい内に
2人で毛布に包まってベッドを温めることにした。
寝室のドアを開けたらとても部屋の中とは思えない冷気。
そうなんだよ、家の中でも特に寝室が一番冷えるんだよ。

「とりあえずエアコンつけてみようよ。」
「だな!無いよりマシだな!」

エアコンのリコモンを半月振りにピ!
って、あれ、音しないんですけど。
いくらボタン押しても音しないよ?

リモコン、半月の放置によりまさかの電池切れ。
電池、電池どこだ、これ何、単4?うわぁストックゼロ!
じゃあTVのリモコンの電池を、ってこっち単3かよ!
うちのエアコン、リモコンじゃないと電源入れられないぞ。

「どうする?チャリで電池買いに行く?俺行こうか?」
「いや待て、そう言えば寝室のエアコン、調子悪かった。」

「そう言えば夏の間に修理するって言ってて、
 まさかしてないの?」
「うん、忘れてた。」

寝室のエアコン、冷房と暖房が使えなくて
送風と除湿しか出来ないっていう素敵仕様。
いくらなんでも四方八方塞がり過ぎだろ。
こんな極寒の室内で空気の流れだけを作ってどうする。

とりあえずありったけの毛布を寝室に運んで
ベッドの中に2人で包まってじっとしてみた。

「寒い!毛布冷たい!」
「ベッドも床から冷やされてるね、冷たいね。」

「寒いよ、風邪引くよ。」
「リビング行くか?」

「0度が1度になってもそんなに変わらないと思う。」
「まったくです。」

このクソ寒い時期にクソ寒い家で唯一の暖房器具が
ドライヤーっていう悲しい現実。
仕方が無いので無いよりマシと布団のかまくらの中に
ぼおおおと温風送り続けてみるけど、ダメだ全然寒い。

リビングのエアコンはまだ生きてるんだけどなぁ、
電池さえ買ってくれば使えるんだけど
エアコンのポテンシャルよりもリビングが広過ぎて
全然効かないんだよね、夏でも冬でも。

残りは台所のガスコンロの火と風呂の湯か。
ずっと風呂入り続けるのも無茶だし
一晩ガスの火使い続けるのもなぁ、
台所で立ちっぱなしも辛いぞ。
せめて湯たんぽとかカイロ的な物があれば。

僕がどうにかしなきゃと無い知恵絞っていたらば
サトルは暗闇の中でごそごそと僕の服を脱がそうとする。
え、ちょっとまさか、古典的な人肌作戦?

「意外とこういうのが効果あったりしない?」
「汗かいたらアウトだぞ、余計身体冷やすよ。」

暗闇で裸で抱き合って密着し続けて
何も起こらないワケがないだろ。
絶対やっちゃうだろ、汗かいちゃうだろ。
こんな極寒で短時間に何度もシャワーもヤバイって。

寝ても死にそうだがやったらもっと死ねるって、
こんな大都会のど真ん中で家も金もあるのに凍死とか
そんな間抜けな死に様、ご先祖様に申し訳なさすぎる。

そんなこんなで深夜2時。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

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