僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

05 │2017/06│ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

夏日2
2人で海に行きました。


おにぎりとおかず少々を完食した僕らは
いよいよ海水に浸かることにした。
水の中に入っていればこの暑さの中でも
まだ耐えられるだろうと考えて。

「トヨこれ作って~」

差し出されたのは萎んだ浮き輪。
お値段100円、サイズは一応大人用。
これを僕に膨らませろと?この地獄の炎天下の中で?
僕の肺を潰す気ですか。

「お前が使うんだからお前がやれよ~」

さとぴぃ渋々ぷぅ~っと空気を吹き込もうとした。
が、しかし。何気なく観察していたものの
いつまで経っても浮き輪の形が整う気配ゼロ。

「できない。」

はい?お前、それわざとやってんの?
それともガチで不器用なの?下手なの?
ハイハイ、僕がやればいいんでしょ、やれば。
どうせこうなるなら最初からやれば良かったね。
ハイハイ、全部僕が悪いんですよね。

地獄の炎天下の中で行う肺活量のみ浮き輪膨らまし。
サトルが早くしろとやたらに急かすものだから
浮き輪の形が8割方整う頃に僕は軽い眩暈を覚えた。
次回は絶対ポンプ的なものを買おう、絶対に。

海水が膝の高さぐらいの場所でサトルがちゃぷちゃぷ。
しかし大人の男に浮き輪って物凄く似合わないね。
サトルのイケメンっぷりが更に輪をかけて似合わない。
女の子なら大人でも全然可愛らしく見えるんだけどなー

「トヨー魚いるよ魚!」
「ほんとだ。」

「捕って♥」
「無茶言うな。」

あんな小さな、メダカかドジョウぐらいの
大きさの小魚だよ?
水中で動きの鈍い人間が
素手で捕れると本気で思ってんのか。

「見て見て!これクラゲ?ねぇクラゲ?」
「うん。」

「このクラゲ生きてんの?」
「水の中で丸くなってるのは生きてる。
 平べったいのは多分死んでる。」

僕は海の生き物に詳しいわけではないので
この辺の説明は全部テキトーだったり。
こんないい加減な説明でもがっつり信じて
目キラキラさせて聞いちゃってくれてる彼が
なんとまぁ、可愛らしいことで。

「こいつ刺す?毒ある?」
「長い触手は見当たらないし、大丈夫だろ。」

「刺されたら痛い?死んじゃう?」
「カツオノエボシじゃあるまいし。」

僕が知ってるクラゲの名前なんて
コレとエチゼンクラゲぐらいなもんなんだけど
サトルは「トヨすげー!」と大絶賛。
チョロい、チョロ過ぎるよ、さとぴぃ。

人の少ない炎天下の浜辺でちゃぷちゃぷ。
たまにちょっといちゃいちゃ。
そろそろ安全な浜辺に飽きた頃、サトルが
「もっと奥まで行こう」と言い出した。

海水浴場ではないから砂浜からかなり近い距離に
移動制限区域を示すブイがある。
でもブイの近くはそれなりに深さがありそうだった。
海水の濁りのせいで底も全く見えないし。

サトルは浮き輪の中に入ったままで、
僕が泳いで後ろから押すようにブイまで到着。
よく見たらブイ、微妙に汚い。
色んな苔みたいな藻みたいなのがべっちゃり。

「うわ、深いねここ、足全然着かない。」
「潜ったらそうでもなさそうだけど。」

ここのブイは浜辺から10m強、といった程度。
普通の海水浴場の方がもっとずっと深いだろう、
でも泳げないって言ってたからな、怖いよね。

よし、そろそろ戻ろうか。
と僕が浜辺まで浮き輪を押して泳ごうとしたその時。

ぱしゃん!

すぐ近くでアジぐらいの大きさの魚が跳ねた。
ていうか僕達にぶつかった。
すげぇいてぇ、魚って案外固いし尖ってんだなぁ~
僕の肩にうっすらと見事な切り傷が。

ぽこぽこっ、ぽこぽこぽこっ

自分の傷を見て嫌な予感がして調べてみたら
案の定、最悪な状況を発見。
100円浮き輪にそれはもう鮮やかな切れ込み。
恐らく魚のヒレか何かで切れたんだろう、流石安物。

サトル気付いてないかな?
それならどうかそのまま気付かずにいてくれ!
ここでパニック起こされたらちょっとヤバイかも?

いや、相当ヤバイかもしれない。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

TOP

検索