僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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花火
2人で花火大会を見に行った。


折角だからキメて行こうぜ!と言う
やたら乗り気の彼の意向で
彼が浴衣、僕は甚平でいざ出陣。

本当は浴衣を勧められたんだけどさ、
いや、なんかそれはキメ過ぎかなと思って。
似合うか自信も無かったし、甚平の方が抵抗少なくて。
浴衣は格好良すぎて恥ずかしかったもので。

僕の甚平は灰色と水色が混ざったような、いわゆる和色。
一目見て、日本の景色に溶け込める綺麗な色だと思った。
彼の浴衣は黒が強い灰色に、
白や紅の大胆な絵柄が施されていた。
ちょっと派手だけど悔しいぐらい似合ってた。

比較的近場で大きな花火が見れるけど
どうせなら夜店も嗜みたい。
ていうかお祭りデートしたいでしょ、
人混みに紛れてこっそり手繋ぐ気満々ですよ。
今の僕は2人でなら何でも出来ると思ってる。

というわけでバイクで移動することにしたのだが、
運転役の僕の甚平はいいとしてだ。
浴衣ってバイクの後ろ乗れんのか?

結果は思った通り、パンチラどころかパンモロ状態。
でもまぁ、男だしいっか!正面からは見えないし。
公然猥褻とかで捕まらないよね?
パンツなんて布です。

日も暮れぬ内から早くも人でごった返す夜店街道。
夏特有の熱気と活気に塗れた人々の表情は皆、
これから始まるイベントと、他にも何か楽しいことが
始まりそうな期待感が浮き出ているようだった。
多分僕らもそんな顔だっただろう、心が躍り逸ってる。

夏祭りの景観はいつの時代も変わらない。
店や品には多少時代の色や流行の反映も感じられるが
行き交う人々の賑わいも売り人のポップな胡散臭さも
僕が子供の頃に見たものとほぼ同じ。
噎せ返るようなノスタルジーが童心へと誘う。

そしてぼったくり価格とわかっていても、
決して衛生的とは言えないと知っていても、
ついつい食べ物に手が伸びてしまう。
僕はいいとして、潔癖の気が強い彼でも
この時ばかりは衛生なんて忘れていた。

そう言えば小学生か中学生の時だったかな、
地元のお祭りでサトルに会ったことあったな。
僕はタクと一緒に来てて、サトルは誰と来てたんだろう?
1人ではなかった気がするな。

偶然会って「おぉー」なんて挨拶して、
行き交う人と肩がぶつかったサトルがうっかり
僕の手にあったあんず飴を落としちゃって、
サトルが買い直してくれた、ということがあった。
考えてみればこいつ、この頃から律儀だったのか。

今でもその時のこと、憶えてる?

「あぁ、憶えてるよ。」

そっか、なんかちょっと嬉しい。
へぇ~お姉さんと一緒に来てたんだ、
意外に仲良いんだね、姉弟で。
てかお姉さんが、お前のこと可愛がってる気がするな。

祭メニュー、僕の好物はあんず飴で彼の好物は串焼系。
串焼きはどれもビールと合うもんね、ってもう呑んでるし。
人混みを避けて道の端へ行こう、完食してから歩こう。

そうこうしてる内に日が暮れ1発目の花火が打ち上がる。
知らせは無く、空からの弾ける轟音が遅い合図だった。
僕らのいた場所からは花火がよく見えなかった。

どうしても、ちゃんとこの目で2人で見たい。
そのチャンスは今日でなくてもまだあるだろう、
でもこの時の僕は“今”に拘っていた。
どうしても今がいい、今じゃなかったら後悔する。

僕の拘りを知らないのんびりなサトルを急かして
花火の音を頼りに場所を変えた。
変えて変えて、辿り着いた先は
バイクを停めた場所をもとっくに越えていた。

視界に広がる川原、人も疎ら。
花火が少し小さく見える代わりに全貌が拝める。
本当はもっと近くで大きな花火を見たかったけど
人混みと轟音を差し引けばこっちの方がいいかも。

2人で並んで、何も語らずただボーッと
空に弾ける光の粒を見つめていた。
とても綺麗だった。

夜店街の暖色系ノスタルジーから一転して
漆黒の中で跳ねる色とりどりの空の粒。
現実を忘れさせてくれるコントラストだった。

まるで夢現の中にいるようで、自分の意識が
ひっそりと内側に仕舞われていった。
お手軽なプチトリップ。
でも隣の彼の存在は常に感じながら。

月並みだけど、花火の美しさと儚さに影響されてか
僕の内側も次第に感傷的になっていった。
今がとても幸せで、ずっと欲しかったものが
全て手の届く所にあって、それを与えてくれたのが彼で、
この瞬間、彼のことを胸が痛むぐらい大好きだと感じてる。

異性だったら絶対プロポーズしちゃってたなー
ってぐらいの勢いで、感情が激流の如く内側で大暴れ。
熱気に中てられてしまったのか、少し浮かれてる。

ずっと一緒にいたいな、いれたらいいな。
その為に出来ることなら何でもしよう、労力は惜しまない。
2人の未来図が漠然と見えている。
それは僕だけかもしれない、そんな不安も感じない。
きっと彼も僕と同じことを考えてると思う、そう信じてる。

これが愛情ってヤツなんですかねぇ、恋の先にあるアレだ。
理屈で自分を守らなければ何も信じられないこの僕が、
何の疑いもなく彼を信じちゃってんだもん、凄いことだよ。
しかも感情だの愛情だの、絶対目には見えないモノを。

これから先ずっと、出来れば死ぬまで。
同じ物を見て同じ物を食べて違うことを感じながら
2人で並んで歳をとっていくんです。
沢山喧嘩もするだろうけど、繋いだ手だけは離さない。
そういうの、悪くないと思いませんか?

ずっと一緒にいたい、が
ずっと一緒にいよう、に変わる。
後は君の意志を聞かせてもらうだけ。

世の男達は皆このタイミングでプロポーズしてんだろうなー
相手との結婚を意識する瞬間、みたいなさ。
言うのは後でも、いつか言おうと決意したりさ。
絶対そうだろ。

これでフラれたらマジ洒落になんねぇな。
感情の勢いがさ、強烈な激流並みだから
この勢いで奈落に落とされたら立ち直れねぇぞ。

なのに?でも?
つい口が滑ってしまうものなんだよ、ぽろっと。
浮かれと勢いのコンボは恐ろしい。

「ずっと一緒にいようね」って言っちゃった、
いや、言っちゃってた。花火見ながら。
手だっていつからなのか全くわからないけど
いつの間にか繋いでた。

小さな「うん」の後、僕の頭の中は浴衣H一色に。

テーマ:男同士の恋愛 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧
はじめまして
ずっとこのブログは拝見してましたが(かなり初期から見てました)、コメントを書くのは初めてです(;^_^A
素敵な夜を過ごせたみたいで、なんだかこっちまでほんわかした気分になりました。
花火って、やっぱり感情が高ぶりますね。
俺も学生の頃は花火大会デートとかして盛り上がってました笑
これからも色々なことを経験していかれると思いますが、「ずっと一緒にいようね」って言ったことが現実として2人の物語が綴られていくのを祈っています。
浴衣Hも期待しています笑
【2010/08/18 03:09】 URL | orange #9DD8ZWDM [ 編集]


ほのぼのしちゃった。

んで、浴衣ってなんでこう、そそられるんだろうね。。。あれやこれやしてみたくなる!
【2010/08/18 07:33】 URL | なよ #3SDog/2w [ 編集]


こんにちは。
バイク2ケツのパンモロ状態w
端から見たら、スゴイ光景ですね・・・いや、サトルくんの場合にはきっとサービスショットになってるでしょう(笑)

今年はお祭りにも行けなかったし花火が全然見れなかったので「イイなぁ~」と思いながら拝見してました。
確かにいつの時代にもお祭りの光景・雰囲気はあまり変わりませんね。
感傷的な気持ちになれるのも良いですよね、お祭りはとても大好きです!
来年こそは浴衣を買って祭りリベンジしてやるんだ!!

また来年もtoyoくんの「浮かれと勢いのコンボww」を期待してます(笑)


【2010/08/18 09:27】 URL | あくる #9L.cY0cg [ 編集]


あんまり間近で花火見るのはお勧めしないな。
迫力あるし見応え充分だけど、ものすごく首が痛くなって浴衣Hどころの騒ぎじゃなくなると思うし(笑)

【2010/08/18 13:40】 URL | 輝 #- [ 編集]


toyoさん、こんばんは。
イケメン2人の浴衣と甚平で花火大会、偶然でも見れた人はラッキーですね~。

昔のあんず飴のことを覚えていたのは、その頃からtoyoさんに(変な意味じゃなくて)近づきたい気持ちがあって、だから覚えていたのかな?と思いました。

気付いたら当たり前のように手を繋いでて、toyoさんから自然に口から素敵な出た言葉に感動!
なんかそういう雰囲気のある場所で、そういうこと言いそなのってサトルさんの方ってイメージだったから。
意外にも?小さな「うん」が、逆に嬉しの大きさと・2人の幸せが表れてるのかなぁって勝手に想像してしまいました。
すっとずっと一緒に、いれたらいいですね。
そんな幸せなお2人を見て(感じて)いたいです。
【2010/08/18 21:41】 URL | 有希 #mQop/nM. [ 編集]

ろまんちっく~
花火大会って、若い頃はそれなりに行った記憶がありますが、結局人混みが耐えきれずに途中退場。
主人も息子も興味ないので、すっかりご無沙汰。
でも長岡の花火大会でナイアガラを見たいなぁ。
できれば一緒に感動してくれる友達か母と行きたいわ~。

それにしてもtoyoくんたち、女性の私よりずっとロマンチックですね。
「ずっと一緒にいようね」なんていうのはフィクションの中のセリフだと思ってました。
ずっと一緒にいてね(*^_^*)
【2010/08/19 00:31】 URL | R #- [ 編集]

>orangeさん
orangeさん初めましてこんばんは。
初期から見てくれてた方が満を持してのコメント。
このパターンが何気に好きだったりします。
長くやってた甲斐があったなぁ~とか
あれからもう何年も経ってるのかぁ~とか
こちらとしてもなかなか感慨深いものがあるのです。

花火とか夏の夜とか本当にいいですね~
なんであんなに魔力的なんだろうか。
浴衣Hは正直ちょっと微妙でした。
すぐ脱げちゃって結局普通の裸じゃん、という意味で。
【2010/08/25 06:46】 URL | toyo #- [ 編集]

>なよさん
なよさんこんばんは。
浴衣は観賞用ですねぇ、だってすぐ脱げちゃうもん。
結局いつもの裸だもん。
【2010/08/25 06:47】 URL | toyo #- [ 編集]

>あくるさん
あくるさんこんばんは。
普通のボクサーパンツでは色気不足かもしれません。
お祭り花火夏の夜、大好きです!
盆踊りは踊りたいとは思いませんし
神輿も担ぎたいとは思わないけど、でも見るのは大好き。

浴衣、高校時代に一度買おうとしてちょっと高くて
買うのやめたことがあったんです。
それ以来浴衣=高級品なイメージがあったんですけど
最近は随分と買い易くなってませんかね?
一式揃えても1万円しないやつもあったりして。
甚平なんか5千円以下でしたよ~
柄もいいやつ多いし、良い時代になりましたなぁ
【2010/08/25 06:48】 URL | toyo #- [ 編集]

>輝さん
輝さんこんばんは。
花火を打ち上げる会場のすぐ傍で見たことがあります。
芝生に寝転んで見ていたので首は平気でしたが
音が…耳の鼓膜どころか心臓を貫くような爆音で
全身を押されてるような感じがしてね、
こりゃ年寄りの身体には良くないなぁと。
爆音で心臓止まっちゃいそうですね。
【2010/08/25 06:48】 URL | toyo #- [ 編集]

>有希さん
有希さんこんばんは。
残念ながら僕はイケメンではないのです。
伸び坊主に日焼け肌で最近ついたあだ名が
タイのキックボクサーなのです。

昔のあんず飴事件を憶えてくれてたのは
多分偶然だと思います。
他にも色んなこと憶えてるし、僕に無関係なことも。
元々記憶力がいいんじゃないでしょうか?
勉強は苦手みたいだけど頭はいい奴だと思います。

そう言えばそうですねー向こうの方がそういうこと
言いそうですね。あんまり何も言わなかったかも。
先のことはわかりませんけども、
この人となら何十年も一緒にいられるなぁって思える
相手ってのが、世の中にはいるものなんですねぇ
【2010/08/25 06:49】 URL | toyo #- [ 編集]

>Rさん
Rさんこんばんは。
人混みは凄かったですねー気分悪くなりますね。
しかも夏なんてさ、みんな汗かいちゃってるから
ベタベタしてて気持ち悪いしおっさんとか臭いし。
なんで女の人はあまり臭くならないんだろう?

長岡の花火大会、有名ですよね。
実は僕、それ見たことあります!
でも「新潟の若者は何気にイケメン多いのぅ」
的な記憶しか残りませんでした。

男の方がロマンチストだ、とかよく言いますよねー
でも女の子だってさー夜景好きだったり花好きだったり
大げさなプロポーズで喜んだりとか、するでしょ?
少女漫画の白馬の王子様とか好きでしょ?
それと似たようなもんじゃないかな~と。
【2010/08/25 06:49】 URL | toyo #- [ 編集]

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