僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

07 │2017/08│ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

バイト
過去のバイトであったこと。


君と僕のバイト遍歴は今のところ全部一緒。
高校入ってすぐの頃にはバイトの王道とも言える
コンビニ店員からスタート。
「いらっしゃいませ」が何故か明るく言えなかった。

そして次は高1の夏、友人2人も含めて海の家。
日焼けと出逢いを兼ねた夢のような仕事に思えたが、
時給が価格破壊を起こしていた。
毎日君の半裸を拝めるだけでも良しとした。
この頃から夜遊びが盛んになった。

それからガソスタ。秋から始めたのは失敗だった。
でも16かそこらで選べるバイトも限られてるし、
その中でも時給がいいものは更に絞られてしまう。

そしてバイクの免許を取得してからデリバリー寿司屋。
ここはかなり面白かった。君は今でも続けてる。
店長がまずいい人で、ちょっと面白いおっちゃん。

ある日ここで事件が起きた。
シャリを握るシャリマシーン。
こいつが朝の開店と同時に故障した。
その日は休日で、予約注文もかなり入ってた。
バイトは僕と君だけであとは店長のみ。
1人急用で来られなくなった。

焦る従業員、迫る配達時間。今更キャンセルは不可能。
そこで店長は思い切った行動に出た。

「俺はネタ。トヨはシャリ。タクは盛り付け全部だ。」
「マジっすか店長!俺シャリなんか握れませんよ。
 あれって本当は何年も修行とかいるんでしょ?」

「俺が見たとこ器用なのはお前の方だ。
 料理作れるんだってな?おにぎり作れるよな?」
「おにぎりと一緒にされちゃ寿司職人に殺されますよ?」

店長、いくら何でもそれはちょっとありえない。
しかし選択の余地は無い。だからと言って、
そんな適当なもんを売り物にしていいのか?

「大丈夫、お前ならやれる。」
「そうだよ、トヨのおにぎり美味いよ、それしかないよ。」

店長とタクの超無責任な励ましを背に、
僕は人間シャリマシーンとして馬車馬のように
シャリをひたすら握り続けた。

宅配寿司だから高級寿司屋のものより少し大きめで
手の中にすっぽり収まるくらいのサイズを意識して、
見よう見まねで握り続けた。

なるべく硬くならないように、軽く握って
最初の何個かは崩れそうなものもあったけど
数をこなしていくうちにシャリマシーンのものと
見た目は変わらないレベルになっていた。

たまに店長に食感を確かめてもらって、
いい感じで作り続けて4時間。
予約のノルマをこなして確保分も数を揃えて
配達の峠も越えて一旦休憩。
しかしその休憩の間に君がまた余計な一言を。

「トヨならマシン直せるんじゃない?機械得意じゃん。」
「何?タクそれは本当か?!よし、直せそうなら直せ!」

お前はアホかと。こんな高度なマシン直せるわけねーじゃん。
素直に正直に「無理っすよ」と断った。
しかし君はあくまで僕のハードルを無邪気に上げていく。

「うちのビデオとコンポと掃除機直してくれたじゃん。
 お前んちのパソコンも自分で直せたじゃん。」
「おおーそれだけ出来れば大したもんだな、お前凄いなぁ。
 頼むトヨ、試しにやってみてくれない?」

一般家電と業務用マシンを一緒にするなっつの。
お前らどれだけ能天気なんだと。
店長に笑顔で渡されたシャリマシン取説の分厚いこと。
この日の僕に真の休憩は訪れることはなかった。

しかしこれが意外にも簡単に直ってしまった。
動かなくなっていた原因が、
中の電力配線が外れかけていただけだった。

電源を抜いて配線のチューブを少し切って
繋げただけで一応は直った。
導線が露出した部分に応急処置としてゴムテープを巻きつけ
その日一日は何とか乗り切った。

この一件以来、僕は店長に一種の尊敬の眼差しを向けられ
店長のプライベートな機器の故障にも駆出されるようになった。
酷い時は「携帯洗濯しちゃったんだけど直せない?」とか
そんなものまであった。直せるかそんなもん。

この店長と君はよく話が合うというか、似てるというか、
君がオヤジになったらこんな感じなのかなぁと
想像出来そうなくらい同じ雰囲気を持っていた。

とりあえず機械を壊す癖はそっくりだよ。
修理の頼み方も、どうにかなるという楽観的思考も。
本当に気さくで変なおっちゃんだった。
店長、元気かなぁ。

テーマ:同性愛・両性愛 - ジャンル:恋愛

TOP
コメント閲覧
働きマン!
けっこうバイトしてますねぇ。
それも全部タクさんと一緒なんて、ホント仲良いなぁー。
それにしても、タクさんってば、トヨさんのこと信じ切ってますね(笑;
楽観的ながらも、困ったときはトヨ!って感じで、
結構頼られてるぢゃないですかぁ。にや。
【2006/02/01 10:42】 URL | ゆ~り #- [ 編集]

>to.ゆ~りさん
ゆ~りさんこんばんは。
そうですか?バイト多いですか?
友人の中ではもっとアホみたいな数こなしてる奴がいるので少ない方かと思ってました。
タクは友達と一緒にバイトするのが夢だったようです。
あと一緒じゃないとやる気が出ないんだとか。
そんな調子なので一緒に面接行った所で「どちらか1人」と言われた所は全部断ってしまいました。
頼られてるんですかねぇ、嬉しいですけど。
お互い得意分野が見事に真逆なので僕も頼ってますよ。
ブックオフで高い棚の本取ってもらったりとか、家の切れた電灯交換してもらったりとか。
どうも僕の方が若干こき使われてるような気がしないでもないですけど…
【2006/02/01 18:52】 URL | toyo #- [ 編集]

TOP

非公開コメントは受け付けておりませぬ















TOP

検索