僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

06 │2017/07│ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

新記事

全記事

全タイトルを表示

月別記事

両刀1
夜が寒くなってきた頃。

僕らの休日、たまたまバウとメールで
やりとりしてたら今漫喫で勉強中だって。
どうしてそんな所で?と聞いたらば

「家族に追い出された」

とのこと。何故?
詳しく事情を聞いたらば、思いの外切ない話で。
僕は思わず「じゃあうちおいでよ!」と
後先考えずご招待してしまった。

だってさ、バウの兄だか姉だか弟だか妹だかがいてさ、
その彼氏だか彼女だかを勝手に家に連れて来ちゃってさ、
バウが地味で暗くてキモイからって見られたくないからって
「部屋から出るな!」とか言われたんだってさ。
でも煩くて勉強出来ないから静かな漫喫に逃げたんだってさ。

バウは国家資格の為に勉強してるのにさ~酷いよもぅ。
どうして兄弟姉妹でそんなこと言うのかね?
一人っ子の僕にはわかりません。
僕ならもっと仲良く大事にするのに。

しかし呼んだはいいが僕の休日=サトルの休日
でもあるわけで。
事後承諾になっちゃったけど許してくれるだろうか?

「というワケでバウ呼んじゃったんだけど、いい?」
「いいよ。」

「ほんと?ありがとう!」
「泊まるの?」

「泊まりたいって言ったら泊めてあげようかなと。
 飯は一緒に食おうかなと思ってるけど。」
「俺も一緒にいていいの?」

いいに決まってるだろ。友達を家に泊める為に
彼氏追い出すバカがどこにいるんだよ。
でもちょっと嬉しかったんだよな~
お前もそんな風に考えてくれることもあるんだな、と。

事後承諾もあっさり完了、バウが我が家に到着。

「お邪魔します。」
「どうぞ~」

バウ、早速リビングから漏れる人の気配に気付く。

「誰かいる?」
「うん、サトルっていうのがいる。」

「一緒に住んでるの?」
「うん、同じ地元なの。」

バウ、リビングに向かい早速サトルに挨拶。
するとどこかで見た顔だと気付いて「あっ」と零す。
一方サトルはバウを見てもピンと来ない様子。

「よくtoyoのお店にいますよね」とバウが敬語。
すかさず横から「タメだよ」と耳打ち。
軽く挙動不審気味なバウを見てサトル、何故かニヤニヤ。
一体何を企んでるんだお前は。

とりあえずバウには勉強出来るスペースを用意し、
同時進行で「晩飯何にしようか」の作戦会議。
サトルが真っ先に「肉で!」と提案。
バウは何でも有難いと謙虚な姿勢。

じゃあ今夜はしゃぶしゃぶにしようかな?
困った時の鍋物ですよ。
さて、メニューが決まったところで次は
バウ1人を家に残し僕とサトルでお買い物。
留守番よろしく。

買い物中、意外にもサトルは
バウのことを1つも悪く言わなかった。
あれ、オタ系嫌いじゃなかったっけ?
それとも僕の友達だから許容してくれてるのか。

家に着いても食事の支度中でも食事中でも
サトルは至って普通、2人きりの時と殆ど変わらない態度。
バウを拒絶するでもなく、かと言って馴れ馴れしくするでもなく
いや、寧ろ気を遣ってる?妙に優しいぐらいだ。

一方バウは留守番中に思う存分勉強出来ると思ったら
我が家の愛猫があまりにも可愛過ぎたので
つい遊んでしまったらしい。
道理で手が引っかき傷だらけになってると思った。
暫く爪切りサボっててすみません。

「猫可愛いねぇ」
「猫好き?」

「うん、犬も好きだけど、どっちかと言えば猫。
 昔うちでも飼ってたんだよ~」
「へぇ~俺もどっちかと言えば猫だなぁ~」

これ全部、実はバウとサトルの会話なんですよ。
その後もサトルから人懐っこさ全開で
色々話しかけてあげたりしてて僕ビックリ。
一体どうしちゃったの?我が家はほのぼのムード一色。

「やっぱAKBとか好きなん?」
「う~ん、強いて推しメンを挙げるとすれば
 キタエリだけど~AKBよりスマイレージの方がぁ~」

キタエリって誰だよ、な僕とさとぴはアイコンタクト。
ちげぇよ、お前が考えてるのそれ、さしこだよ、
指原ナントカでしょ?違う子だよ。
あのブスな子?誰だよいっぱいい過ぎてわかんねぇよ。
多分ウナギ犬の子じゃないの?それか眉毛ボンの子。

以後、僕らの置いてけぼり感に気付かないバウは
延々とスマイレージの魅力を溢れんばかりに語り続ける。
名前言われても1人も顔がわからん。ハロプロ?
あぁモー娘の子分的なグループなの、へぇ。
また1つお勉強になったね!

本当にずっとこんな感じでまったりしてんだ、空気が。
なんかすごい、サトルがいい子に見えてきた。
そして食後のサトルのシャワー中に
バウにこっそり印象を聞いてみたらば。

「めちゃくちゃカッコイイのにイイ人だねー」

という信じられない好印象。
一体どういうことだ?彼に何があった?
それは一先ず置いといてだ、とにかくサトルには
ちゃんとありがとうって言わなきゃね。
なんだよぉ、アイツもなかなかいい奴なんじゃんよぉ。

いつ言おうかな、寝る前に言おうかな。
あ、そう言えばバウは今日どうする?
一応客用の簡易ベッドも布団もあるぞ。

「バウは今日どうする?どこで寝る?」

「泊まっていいの?泊まれるの?」
「布団も枕も全部ちゃんとあるよ。じゃあ、
 俺達は寝室で、バウは隣の和室でいい?」

「いいの?じゃそうする、ありがとう。」

いそいそと簡易ベッドの設置しながらわくわく。
いいねぇ家の中に人が沢山いるの、賑やかで。
1人でも辛くは無いけどさ、やっぱり賑やかな方がいい。
これは一人っ子の切ないサガですね。

浴室から出てきた濡れサトルと交代でバウ投入。
早速サトルにありがとうと言ってみる。
ついでにどうしてそんなに優しげなのかも聞いてみる。

「礼儀正しい奴は嫌いじゃない。」

どうやらバウの腰の低さと物腰の柔らかさが
サトルにとっては好印象だったらしい。
それに加えサトルもそこまで差別の鬼じゃなかったという
良き偶然のお陰もあるか。

てかね、僕は薄々気付いてたことなんだけども。
サトルってさ、小柄で可愛い系が好みとか言ってたけど
実は大人しいタイプ全般、まんざらでも無いんじゃね?
御しやすいとでも言うのかね。
逆に上から来るタイプは総じて嫌い、みたいな。

お前そういうとこあるだろ、絶対あるだろ。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

TOP

検索