僕を埋め尽くす秘密
バイでリバの♂が恋愛仕事人生等に悩みながらも真面目に生きてるよ

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独呑
ぶらり独り呑み。

人と一緒にワイワイやるのも楽しいけど
実は独りでこっそりしっぽり
酒を嗜むのが大好きで。酒には弱いけど。
それも家呑みはやらない、専ら外呑み派。

我ながら暗い趣味だなぁとは思うが
元々人付き合い苦手だし、
仕事で散々他人と話して絡んでんだから
プライベートでは孤独に癒されたい。

寂しくないよ?本当に癒されるんだよ?
友達いない可哀想な負け犬の遠吠えに非ず。
別に、そう思われたっていいけどさ。
どこでも独りで行っちゃうもん、お一人様最高。

それでふらっと飛び込んだ有り触れたバーで
カウンターの中に見覚えのある顔を見つけた。
あれ、見たことあるあの人、でも誰だっけ?
遠い記憶を手繰り寄せる。

カウンターに座ってテキトーに頼んで
あまり見つめては申し訳ないだろうと
遠巻きにチラチラ様子を伺う程度にしてたが
ダメだ、一向に思い出せない。

きっと会ったのも1~2回程度なんだろう、
その時挨拶したかな?会話は?
誰かに紹介された?きっとそれも無いだろう。
あればもっと記憶に残ってるはずだから。

「あの~」

僕より先にバーテンダーさんが思い出してくれた。
向こうは僕を見て一目で「あっ!」と
脳裏に蘇ったらしい。
自慢じゃないけど僕の顔はすぐ覚えられるから。
どうせ日本人とは違うんでしょ、はいはい。

サトルのお店で昔一緒に働いていて
当時指名本数No.1だった人、だって。
あぁ~!と僕の脳裏にも鮮明な電撃が走った。

えっと、確か、あれ、僕の記憶が確かならば
この人サトルとすげぇ険悪な仲だったんじゃ?
あ、でも今は職種も違うし仕事中だし
僕は客だし、関係無いってことなのかな?

「お久し振りです、今ハッキリ思い出しました。」
「こちらこそどうも、今日はお休みですか?」

「はい~」

超普通の会話が幕を開ける。
あっちは僕が同業者なの、知ってるのかな?
てかサトルとは親しくはなかっただろうから
どこまで知ってるんだろうか?
お互い探り探りなのがちょっとこそばゆい。

他にお客もいないようなので、
2人でぽつぽつと話し込んでしまった。
一応仮名で元ホスさんにしとこう、
由来は元ホストのバーテンダーだから。

元ホスさん、僕がサトルと付き合ってるのは
当時から知ってたらしい。
でも知ってたのは近場で働いてることまでで、
バーテンダーとまでは知らなかったそうで。

「今も続いてますか?」て聞かれちゃったしね、
「今日はお1人ですか?」とも聞かれたし。
やっぱサトルが来たら嫌なのかな?
と思ってつい聞いてしまったけど
意外にもそんなことは無いらしい。

「実は俺はそんなに嫌いじゃなかったんですよ、
 彼のことは。」
「そうだったんですか。」

聞けばこの元ホスさん、あまり人を嫌わないとか
すげぇ大らかな心の持ち主らしい。
サトルのことは嫌いじゃなかったし
普通に話したことも何度もあったし
寧ろ実力は大いに認めていたぐらいだと。

一方サトルは?実はこっちも元ホスさんのことは
そんなに嫌ってなかったはず。
元ホスさんの周りの奴らが大嫌いって言ってた。
一応そのことを伝えてみたら
元ホスさん頷きながらも大笑い。

当時サトルの店では「どっちをNo.1にするか」で
揉めてたらしい、それも何故か本人以外の人達が。
指名本数No.1 VS 売り上げNo.1 の構図で。

普通はどっちも1人で足りるもんらしいけど
元ホスさんとサトルの仕事のやり方?が
かなり極端に違っていて。
加えてぶっちゃけサトルもあまりやる気なくて。

その原因が実は僕だったりするので
若干気まずいというか申し訳なさを感じた。
仕事テキトーで恋愛に現を抜かしたいという
女子高生みたいな男なんです、あの人。

元ホスさんは客単価を負担にならない程度の
お手頃価格で抑えて数で勝負する堅実派で、
サトルは少しでも出勤日数減らしたくて
数人の極太客からがっつり出してもらう
量より質派?少数精鋭派?というのかな。

僕が客なら元ホスさんみたいなホストさん、
安心して遊べるから嬉しいけどなぁ~
見た目もさわやかだしいい人そうだし
実際本当にいい人っぽいし。

サトルなんか色気ありすぎて危なっかしいもん。
基本的に身勝手で我儘で悪知恵が働いて
人でなしのロクデナシで悪い奴なのは
今も昔もずっと変わってない。

パッと見には元ホスさんがNo.1でいいじゃんと
誰もが思ったし、サトルもそれを望んでた。
僕もその話はサトルから聞いてた。

でも店の偉い人と元ホスさん的には
サトルにもっと頑張ってもらって
売り上げ指名本数共にNo.1になってもらって
そのままサトルをNo.1で押し出したかったって。

お互い相手をリスペクトしてたってことなのかな、
譲り合いだったのか押し付け合いだったのか?
サトルの場合「面倒臭いの嫌」「気楽に稼ぎたい」
が一番だったかもしれない。

確かになぁ、ぶっちゃけ結局金額ですよね。
「一番金を作れる人間」が重用されるのは
商売なら当然ですよ。
そういう人にはオーラみたいなもんがあるし
そのオーラを看板にしたいってことだったのかな。

しかも売り上げの金額も、結構差があったらしくて。
サトルが絶好調で元ホスさんが不調だった月なんて
ダブルスコアも差をつけられたことがあったって。
やっぱアイツ凄いんだなぁ、と改めて思ったり。

これがきっかけで店内に
派閥なんぞが出来上がっちゃって
元ホスさんが辞めるまでは
それが続いてたって言うんだから。

早い話がアイツがサボらず頑張れば良かったんだ。
僕ももうちょっと気を遣うべきだったかも。
なんか迷惑なカップルですみませんでした。

少しサトルの近況なんかも話したりしたけど
この元ホスさん、男の僕から見ても
すげぇ性格良さそう、いやマジで。
友達になりたいタイプ。一緒に遊んだら楽しそう。
あれ、もしかしてちょっと、タクちゃん系?

サトルの対抗馬として担ぎ出されたのも
ちょっとわかる気がした。キャラが正反対だもの。
なんかこっちが正義の正統派って感じ。
サトルはなんか、魅惑の悪役って感じ。
うん、アイツは絶対悪役だ。悪魔だよ悪魔。

いくらサトルがモテると言っても
サトルのタイプが苦手って人も
沢山いるだろうし、そういう人が元ホスさん
好きになったりするんじゃなかろうか。

でも元ホスさんが言ってたのがさ、
サトルが気まぐれで本気出した月があって
その月は必ず売り上げも指名本数も
あっさり負けて、結構悔しかったとかなんとか。

それってさぁ、う~ん、サトルに悪気は無いだろうし
完全な実力社会だから仕方が無いとは思うけど
かなり嫌味だよね、そんな実力あんのに
のんびりしたくて敢えて2番に甘んじてさ、
なのにたまに気まぐれで本気出すのも余計に。

元ホスさん、僕らよりそこそこ年上なんだけど
当時は「やっぱコイツには敵わんわ」と思ったらしく。
辞めた今だからこうして言えるけど~
とか言ってたけど、それもまたカッコイイですよ。

「なんなんでしょうね、彼は。
 なんか変な魅力ありますよね。」
「あぁ、まぁ、そうっすねぇ~」

「可愛いような憎たらしいような。」
「あぁ、そんな感じっすね~」

「2人の時もそうなんですか?」
「8割方憎たらしいですよ。」

アハハウフフ、みたいな。
流石接客業で一旗揚げた人ですね、
サトルの魅力を端的に且つ的確に表現してる。
可愛いような憎たらしいような、まさにソレだ。

でも可愛さに気付けない人だと
ただの感じ悪い奴にしか見えないから
本人も本人で「俺に劣る奴が悪い」とか
平気で言っちゃう性格だからね。
お、ここでも同意見でしたか。

細かいことは上手く言えないんだけど
可愛さ余って憎さ百倍が一周回って
可愛くなっちゃうような感じですよね。
とりあえず憎めないっつーか許しちゃう感じ。

「男同士でも尻に敷かれたりとかあるんですねー」
なんて言われちゃったけどキニシナイ。
実際尻に敷かれてると思うもの。
慣れると意外にムカつかないもんなんですよ。
寧ろそれが可愛いくらいに思うこともあったり。

彼氏のお陰で話が弾んだけど、めっちゃいい人でした。

テーマ:日記 - ジャンル:恋愛

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コメント閲覧
ちょっと素敵な
サトルさんとは真逆な魅力のある人なんでしょうかね~?私なら絶対にまた行きそうな店です(笑)。
誠実な商売をするホストさんもいるんですか。正直びっくり。私は偏見持ってました…。
ただ、toyoさんに一生懸命になりすぎて、短時間で稼いじゃうサトルさん、恋人としてすっごく可愛いですね~。
【2011/07/02 12:17】 URL | まや #- [ 編集]


元ホスさんて大人ですなぁ…
私も一人でどこでも遊びにいくタイプなのですが、バーそのものにまだ行ったことがないんです。

地元の田舎の住宅地にぽつんと存在するバー。
toyoさんみたいにフラッと入ってみようかな?バーってそんなもんなんでしょうか。
【2011/07/02 13:18】 URL | 薫 #- [ 編集]


おひとり様が気兼ねなくて良いですよね♪
さすがにBARはチャレンジした事はありませんがww
とても素敵な出会い(再会)がありましたね☆
周りが作る派閥だったからこそ…両者には憎しみが無かったのかしらね。
好きな人の話題で楽しみながら呑めた夜。
おひとり様も悪くないと再認識しますね♪
サトルさんの可愛らしさも再認識ですねww
【2011/07/02 13:32】 URL | ぷら #- [ 編集]

はじめまして。
はじめまして。携帯いじってて、なぜかこちらのブログにたどり着き、5年半分を一気に読ませて頂きました。最初の頃の、タクさんに寄せる思いが、不倫してた時の事を思い起こされ、時に涙しながらハマってしまった感じです。(今は普通に主婦してます…)ホント小説を読んでいるかのようで、ドキドキしながら読み進んで、今がハッピーで良かったなぁ~と安心しました。この先も幸せが続く事を陰ながら祈ってます。

実は他のブログとか読まないし、コメントとかした事ないんですが、なんだかトヨさん&サトルさん&お仲間さんファンになっちゃいました。親近感っていうのか…勝手に親近感持ってスミマセン。


また寄らせてもらいますね~
【2011/07/03 00:03】 URL | はる #k9MHGdfk [ 編集]

はじめまして
ブログ読ませていただきました
長期に渡って書いてあったので
環境の変化や心理の変化していく
過程が面白くて半日かけて
読破すると共に自分自身の
過去も思い出しながら楽しませて
いただきました(^o^)
私自身芸歴?25年 同棲歴17年
レス歴10年で現在も進行形です
ここまできたら同じ墓に入るつもり
でいます
性欲の処理が今後の問題かと
思いますが
お二人の仲もできれば末長く続いて
欲しいと願っています
【2011/07/04 01:43】 URL | アール #- [ 編集]

>まやさん
まやさんこんにちは。
タクちゃんとちょっとキャラ被る人かな?と
思いました。人を嫌いにならない辺りが。
僕もホストさんの知り合い少ないので
全然詳しくないですが、サトルに聞くと
本当に人による、らしいですよ。
どういうやり方でスタンスで仕事するかは。

それでもやっぱり、数万円単位の遊びだし
良心的と言えども原価とか考えちゃうと
えげつない商売だなぁと思ってしまいますね、
水商売って。お前が言うなよって話ですけど。
【2011/07/06 02:10】 URL | toyo #- [ 編集]

>薫さん
薫さんこんにちは。
そうですよ大人ですよ~実際の歳も僕らより
5つか6つぐらい上だったと思うし。

しかし住宅街にポツンと佇むバーは…
確かに見かけるけどアレは勇気要る!
なんであんな所に店作っちゃうんだろう?
住宅街バーは僕独りで入れないっす。
繁華街の片隅ひっそりバーが好きです。

そですよ、バーはふらりと入るもんですよ。
癒しの空間なのに気負ってどうすんですか。
ウチのお客さんなんてふらり過ぎて
寝起きの寝巻きで来る人もいますよ。
【2011/07/06 02:10】 URL | toyo #- [ 編集]

>ぷらさん
ぷらさんこんにちは。
おや、意外といないもんなんですねぇ
独りバー呑み。もっと普通にいるかと思った。
やっぱ勇気が要るんですかね?
独り焼肉と独りカラオケよりよっぽど
ハードル低いと思うんですけど。

えとね、元ホスさんは大人で大らかな人
なんですよ。あまり人を嫌わないんだって。
対するサトルは極端に言えば
出来ない子(無能な人)が嫌いなだけで
出来る子(実力がある人、努力する人)は
嫌いにならないんですよ、逆に認めるんです。
そういう部分で他人に嫉妬もしない人です。
しかし不細工も無能の中に含める辺りが
残酷だなぁと思います。生まれつきなのに…

因みに僕のことは「賢い子」だと
思ってくれてるようです。エヘ
ただ大学に行けただけなんですけど。
【2011/07/06 02:11】 URL | toyo #- [ 編集]

>はるさん
はるさん初めましてこんにちは。
一体どこで不倫に通じたんだろうか…
ともあれ一気読みお疲れ様でした。
身体に障りますのでオススメはしません。

僕のファンとか言われても正直
「この人頭おかしいんじゃないか?」と
余計な心配をしてしまいますが
僕の仲間のファンだと言われると
素直にとても嬉しいものですね。
【2011/07/06 02:11】 URL | toyo #- [ 編集]

>アールさん
アールさん初めましてこんにちは。
読破お疲れ様でした。
身体に障りますのオススメはしません。

性欲があれば普通に相手とするかな、
その相手としたくないわけではなく
そういう気にならないだけなので
その気にさえなれれば。

コメント文の区切りが変則的なので
いわゆる”縦読み”なのかな?と
該当箇所を探したのですが…
力及ばず見つけられませんでした。
もし縦読みを仕込んでありましたら
申し訳ありません。
【2011/07/06 02:12】 URL | toyo #- [ 編集]

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